かぜかぜ

ママ・50代・千葉県、女の子14歳

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かぜかぜさんの声

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ふつうだと思う 生駒山から見た100年   投稿日:2025/06/07
100年見つめてきました
100年見つめてきました 著: 吉野 万理子 川上 和生
出版社: 講談社
生駒山の山頂遊園地に実在する大型遊具「飛行塔」が意識をもっていて見てきたことを語ったら、というお話です。

ほぼ百年、激動の関西を静かに見つめていた…。
百年前、同じ設計者の大型遊具が各地に建てられましたが、現存するのは生駒山の飛行塔のみ。
ほかは太平洋戦争時の金属拠出で解体されてしまいました。飛行塔は大阪湾から奈良盆地まで広範囲に見渡せるため監視塔として残されたのです。

一人の少年との対話、遠くの遊園施設からの鳥による伝言、ファンタジックな設定ですが、移動出来ない飛行塔にいろんなことを教えてくれます。

麓からのケーブルカーに乗って、訪ねてみたくなりました。
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ふつうだと思う ナチュラリストのまなざし   投稿日:2023/01/19
かわせみのマルタン
かわせみのマルタン 作: リダ・フォシェ
絵: フェードル・ロジャンコフスキー
訳: 石井 桃子

出版社: 童話館出版
ある田舎の小川に繰り広げられる様々な生き物たちの何年間もの生活が、カワセミを中心に描かれます。

語り手は住まいの近所の小川で、カワセミと出会います。マルタンと名付けたオスのカワセミは、魚を捕り、メスと巣を掘り、子どもを育てます。
やがて老いがマルタンに訪れます。

川の様子、魚たち、虫たち、植物。豊かな川が浮かびます。

石井桃子さんの訳はさすがですが「ご面相」「用足し」「一瞬間」などは日常でお目にかからない言葉になってきましたね。
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なかなかよいと思う いくらでも食べられる、お菓子の国へ!   投稿日:2023/01/12
わんぱくだんのおかしなおかしや
わんぱくだんのおかしなおかしや 作: ゆきの ゆみこ 上野 与志
絵: 末崎 茂樹

出版社: ひさかたチャイルド
わんぱくだんの3人が、公園でお腹が減った歌を歌って行進していると、見たこともないお菓子屋さんが現れた!

入るとどんなに食べてもいくらでも食べられるお菓子の国へ!
ケーキのなる木、ホットケーキの花、アメの雨…。

まさに子どもの夢!なんども読みました。
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なかなかよいと思う 空色のタクシーに乗って   投稿日:2023/01/11
車のいろは空のいろ(2) 春のお客さん
車のいろは空のいろ(2) 春のお客さん 作: あまん きみこ
絵: 北田卓史

出版社: ポプラ社
教科書にも載る「白いぼうし」の「車のいろは空のいろ」シリーズの2冊目は春、うららかな空気で始まります。

1巻は人間のふりをする動物を乗せる話が多いなぁと思っていたら、今回はちょっと違うお話もありました。

娘にブランコのこぎ方をうまく教えられなかった私としては、「草木もねむるうしみつどき」での松井さんの教え方に感心して読みました。

一つひとつは短いので、読み聞かせも出来そうです。
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なかなかよいと思う やさしい森のせんたくやさん   投稿日:2023/01/11
風の子のミトンとあなぐまモンタン
風の子のミトンとあなぐまモンタン 作: 茂市 久美子
絵: 中村 悦子

出版社: Gakken
中村悦子さんのオールカラーの挿し絵が入った、贅沢な本です。

森のせんたくやさんのモンタンのところに、「洗濯物の匂いに似てるから」とご近所さんから白いミトンがいくつも届けられます。でも、持ち主はやって来ません。
夜、同じミトンを「洗ってほしい」とやって来たのは…。

ご近所さんたちが「拾ったミトンをもし貰えたら、こんな風に使いたいな」、というのがかわいかったです。
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自信を持っておすすめしたい 文明は耕すことから始まる!   投稿日:2023/01/11
ウエズレーの国
ウエズレーの国 作: ポール・フライシュマン
絵: ケビン・ホークス
訳: 千葉 茂樹

出版社: あすなろ書房
みんな同じ格好、同じ形の家に暮らす町で、ちょっと「ういてる」ウエズレー。
夏休みの自由研究に、自分だけの作物を育てると決めると、庭を掘り返す。すると、見たこともない植物が生えてきた!

こんな便利な植物あるかい!と大人は突っ込んでしまいますが、ページをめくるごとにワクワクします。

ウエズレーがのびのび自由研究に打ち込めるのも、心配しながらも「みんなみたいにしなさい!」とか余計なことを言わない両親が結構重要だと思いました。
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自信を持っておすすめしたい ネイティブ・アメリカンの豊かな世界   投稿日:2023/01/09
コヨーテのおはなし
コヨーテのおはなし 作: リー・ペック
絵: ヴァージニア・リー・バートン
訳: あんどうのりこ

出版社: 長崎出版
『ちいさいおうち』のバージニア・リー・バートンが絵を描いているので手に取りました。

アメリカ大陸の野生生物の中では、いまいちイメージわかないコヨーテ。
オオカミほど恐ろしくないけど家畜を襲う困ったヤツですが、ネイティブ・アメリカンの昔話では人間が寒さに震えているのに同情して世界の果てから火を持って来てくれたり、大活躍です。

自然の中で暮らす人々は本当によく野生生物を観察していたのだな、と思います。

あんどうのりこさんの訳は読みやすかったです。
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