いくつのえほん2025版の公式ページ ママ・パパが選んだ親子で読みたい年齢別中心の今読みたい絵本143冊

「種類がたくさんありすぎてわからない」「どの年齢でどんな絵本を選べばいいのかわからない」と頭を悩ませたことはありませんか? そんな悩みに応えるべく2015年に生まれたのが、おすすめ絵本を年齢別に紹介する「いくつのえほん」です。

2025年より、0歳から4・5歳の年齢別に加えて、大人向けの絵本、季節の絵本をラインナップ。
全部で143冊のおすすめ絵本を掲載しています。

2025年8・9月のピックアップ絵本を更新しました。
次に読む絵本を見つけてくださいね。

101万人のメンバーがいる絵本ナビに投稿されたレビューをもとに、本当に読んでほしい絵本を年齢別に紹介しています。 現在、全国約1,000の書店で絵本ガイド冊子「いくつのえほん」2025年度版を無料配布しています。 長く読み継がれているロングセラーから、ここ数年で出版された話題の絵本まで、幅広い選書になっていますので、 お気に入りの一冊を見つけてくださいね!

プレスリリース


いくつのえほん 年齢別絵本一覧 2025/8/1更新

いくつのえほん 0歳

赤ちゃんは、形がはっきりした鮮やかな色合いの絵本や写実的な絵に興味を惹かれます。ぜひ赤ちゃんを膝の上にだっこして読んであげてください。赤ちゃんは、絵本の中身はもちろんのこと、読む人の声やふれあいに安らぎ、楽しい気持ちになります。

今月のPICKUP絵本

0さい(〜6ヵ月)

いないいないばああそび

いないいないばああそび

作・絵: きむら ゆういち 出版社: 偕成社

ISBN:9784031310208
税込価格:¥748

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みどころ

絵本を縦に開いて。
登場するのはこいぬコロ。
あれれ、おててで顔を隠してるよ。

「いない いない」

おててを下に開くと、コロが笑顔で……、

「ばあ〜」

ああ、これは楽しいしかけ。
お次はピイちゃん。ピイちゃんもおめめを隠して。
ねこのミケもおててで隠して。

「いない いない……ばあ!」

今度はかいじゅうさんも、ゆうちゃんも。
最後はママも!

赤ちゃんから小さな子どもたちまで、みんなが大好き“いないいないばあ”遊び。しかけをめくると次々に登場する明るい笑顔に、みんなが喜んでいる姿が目に浮かびます。ママのページは、目の部分に穴が開いているので、本当の目をあてて、お面の様にして遊んでくださいね。お子さんの名前を呼んであげれば、もっと嬉しいはず。親子の遊びの時間を楽しく演出してくれる、持っていれば頼もしい「あかちゃんのあそびえほん」シリーズなのです。

0歳(〜6ヵ月)の絵本一覧

0さい(6ヵ月〜)

おでかけ版ボードブック ごあいさつあそび

おでかけ版ボードブック ごあいさつあそび

作・絵: きむら ゆういち 出版社: 偕成社

ISBN:9784031241502
税込価格:¥858

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出版社からの内容紹介

おまたせしました! 大人気『ごあいさつあそび』がボードブックになりました。おでかけに便利な小型版。やぶけずじょうぶです。

0さい(6ヵ月〜)

おひさま あはは

おひさま あはは

作: 前川かずお 出版社: こぐま社

ISBN:9784772100953
税込価格:¥880

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みどころ

例えばママがね。
ちょっとだけ疲れていたり、何だか泣きたい気分になった時。
この絵本を親子で一緒に読んでみたらどうかな。

「おひさまが あはは」
「おおきな きが あはは」
「ことりが あはは」

みんな、それはそれは大きな口を開けて思いっきり笑っています。
さあ、一緒に声に出して笑ってみよう。

「おはなが あはは」
「こいぬが あはは」

なんだか元気が出てきたな。
でも…あれ?
今度は、ぼくだけしかめっつら?
どうしたの?

そうしたら、ほらママの出番!

黄色い表紙に元気いっぱいなおひさまの顔。
この絵本には、理屈抜きの笑顔とパワーがあふれています。
やっぱり思いっきり声を出すのって、気持ちがいいんです。
みんなで一緒に笑っちゃおう。

「あははあはは」!

0さい(6ヵ月〜)

だるまさんが

だるまさんが

作: かがくい ひろし 出版社: ブロンズ新社

  • ためしよみ

ISBN:9784893094315
税込価格:¥935

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みどころ

赤くて、ぷくーっと膨らんだように丸くて、小さな手足がちょこんとついていて、なんだかびっくりしたような顔をしてこちらを見ているのは…だれでしょう?

「だ る ま さ ん が」

ページをめくれば、そのまあるい体が、かけ声と共にゆらゆら揺れ出して……

「どてっ」

あ、ころんじゃった!!

「だ る ま さ ん が」

今度は……

「ぷしゅーっ」

あれ!? なんかぺっちゃんこになってる!!


0歳の赤ちゃんから大人まで笑ってしまうと、発売以来ずっと多くの読者を喜ばせ続けているこの絵本。柔らかそうな丸くて赤いかたまりが、伸びたり縮んだり、転んだり。目をつぶったり、開いたり、笑ったり。おまけに「ぷっ」とする。だるまさんっていう名前なんて知らない小さな子でも惹きつけられてしまっているのが、その反応を見ているだけでわかります。呼びかけるような言葉のリズムも声に出してみれば独特な「間」をつくってくれて、誰が読んだって笑っちゃうのです。

作者のかがくいひろしさんが絵本を作る時にこだわっていたのが「もの」「音」「うごき」「見立て」なのだそう。理屈がわからなくたって、見て、聞いているだけで楽しくなってくる。それがこの絵本の人気の秘密になっているのだということは、多くの読者からの感想を読んでいてもよくわかりますよね。

さらに、ユーモラスだけれど、どこまでも優しさを感じる表情。動きの愛らしさ。だるまさんが転ぶだけじゃない、という意外性。自然とスキンシップを取りながら読んでしまうこと。読んであげる大人の方が先に笑ってしまうこと。

…それらが全部、この絵本が愛される要素になっていることは言うまでもないですよね。

0さい(6ヵ月〜)

だるまさんの

だるまさんの

作: かがくい ひろし 出版社: ブロンズ新社

  • ためしよみ

ISBN:9784893094476
税込価格:¥935

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みどころ

「だるまさんが」で大笑いして喜んでいたら、何と第二弾が出るという!
その名も「だるまさんの」。
一体どんな内容なんでしょう。
だるまさんの「なに」を見せてくれるのでしょう。
期待に胸が膨らみます。

またまた登場、まんまる可愛いだるまさん。
今回は更にシンプルかもしれない。一つの絵に言葉がひとこと、のページ。
でも、ここがスゴイ!これだけで、何十回も子ども達が笑い転げちゃうんだから。
かがくいさんの、ストーリーのある絵本と同じ位、大人も子どもも喜ばせちゃうのも驚き。
根底に流れる温かいものを感じて、幸せな気分になっちゃいます。

0さい(6ヵ月〜)

だるまさんと

だるまさんと

作: かがくい ひろし 出版社: ブロンズ新社

  • ためしよみ

ISBN:9784893094520
税込価格:¥935

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みどころ

みんな大好き、だるまさん!
今度は何をしてくれるのかな。

ワクワクして待っていると、現れたのは……
だるまさん、じゃなくて、いちごさん!?

「い・ち・ご・さ・ん・と」

いちごさんと、なにをするの?
あらあら、今度は……

ばななさんに、めろんさんも。
だるまさん「と」一緒に、あんなことやこんなこと。
すごい、すごい!

赤ちゃんから大人まで大人気「だるまさん」シリーズの第3弾は、だるまさん一人じゃなくてお友だちと一緒。だけど、思いもよらない変な動き、そして体中の力が抜けるような言葉の響き。ページをめくればみんなが「ぷっ」と笑っちゃう。そんな作りはおんなじなのです。読んでいる人も、読んでもらう人も、どちらもほわんと幸せな気持ちになっちゃう「だるまさん」シリーズ。「3冊まとめて」おすすめしちゃいます。

0歳(6ヵ月〜)の絵本一覧

いくつのえほん 1歳

1歳を過ぎると、少しずつ身の回りのことに関心を持ち始めます。
身近なものが描かれていてわかりやすい文章の絵本を選びましょう。
また、徐々に言葉がでてくる頃ですので、リズムのある絵本もおすすめです。

今月のPICKUP絵本

わくわく でんしゃ しゅっぱつ

わくわく でんしゃ しゅっぱつ

作: 視覚デザイン研究所 絵: くにすえ たくし 出版社: 視覚デザイン研究所

  • ためしよみ

ISBN:9784881082164
税込価格:¥1,540

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出版社からの内容紹介

けんたとお母さんは電車に乗って山のおじさんのうちへ遊びに行きます。
踏切を越え、ターミナル駅でおやつを買って、連結したディーゼル機関車でトンネルを抜けると・・・
わくわくとページをめくる電車の旅の出発です。
きんぎょがにげた プラチナブック

きんぎょがにげた

作: 五味 太郎 出版社: 福音館書店

  • ためしよみ

ISBN:9784834008999
税込価格:¥1,100

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みどころ

金魚鉢にきんぎょがいっぴき。

…あ、きんぎょがにげた!

いったいどこに逃げたのでしょう。どうやら、お部屋のカーテンの模様に隠れているみたい!? 見つけたと思ったら、また逃げ出したよ。

今度は、植木鉢?キャンディーの瓶?盛り付けたイチゴの上?

きんぎょは見つけたそばから、部屋から部屋へ、自由に逃げていきます。それはそれは上手に隠れるのです。ちゃんと見つけられるかな?

そして、最後には…!?

小さな子どもたちから絶大な人気を誇るこの絵本。大好きな探し遊びであるのはもちろんのこと、カラフルなお部屋と愛らしい形をしたきんぎょ、そしてわかりやすい場面転換に引っ張っていってもらいながら、すっかり夢中になってしまうのです。嬉しそうに指をさす様子が目に浮かびますね。

0歳の頃から、何年も繰り返し読み続けている子が多いというこの作品『きんぎょがにげた』は、なんと発売から40年も経つ、五味太郎さんの代表作の一つ。大人になったって、ページを開く度にため息が出るような、決して飽きることのない美しい絵本なのです。
たまごのあかちゃん プラチナブック

たまごのあかちゃん

作: 神沢 利子 絵: 柳生 弦一郎 出版社: 福音館書店

ISBN:9784834011920
税込価格:¥1,100

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みどころ

あれあれ、白くてまあるいたまごが3つ。

「たまごのなかで かくれんぼしてる あかちゃんは だあれ?
 でておいでよ。」

ページをめくると……ぴっぴっぴ。
でてきた、でてきた!
小さな可愛いにわとりのあかちゃん。

「こんにちは」

今度は、小さ目のたまごが4つ。だあれかな?
よちよちよち、かめのあかちゃん、こんにちは。

たくさんのたまごからは、にょろにょろへびだ。ペンギンのあかちゃんも。最後、大きな大きなたまごから出てきたのは……なんとびっくり!?

次々に登場する赤ちゃんたち。みんなはたまごの中で「かくれんぼ」していたんだね。元気な鳴き声をあげて、読んでいるみんなに「こんにちは」。なんだか嬉しくなっちゃうね。

優しい問いかけと、声に出して楽しいあいさつのくりかえし。赤ちゃんが喜ぶ言葉を神沢利子さんが、見ているだけでワクワクする愛嬌たっぷりの絵を柳生弦一郎さんが。この最強タッグに赤ちゃんから小さな子どもたちまでノックダウン。たまごを見れば不思議そうな顔をして、動物たちが登場すれば手足をバタバタさせて喜んじゃう! 「いのちの誕生」には、 理屈を超えた幸せパワーがあるのかもしれませんよね。
ぽんちんぱん

ぽんちんぱん

作: 柿木原 政広 出版社: 福音館書店

  • ためしよみ

ISBN:9784834080926
税込価格:¥990

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出版社からの内容紹介

「ぱんぱん しょくぱん ぽんちんぱん」と、歌のようなリズミカルな言葉にあわせて、食パン、あんパンなど子どもたちが大好きなパンが登場! ユニークで楽しい写真絵本。

1歳の絵本一覧

いくつのえほん 2歳

2歳になる頃には、食べ物・のりもの・虫や生き物の絵本などを楽しめるようになります。
言葉や絵のひとつひとつが心に届くよう、じっくりと絵を見せながら読んであげましょう。

今月のPICKUP絵本

くだものさん プラチナブック

くだものさん

作: tupera tupera 出版社: Gakken

ISBN:9784052032974
税込価格:¥1,210

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出版社からの内容紹介

りんごやみかんなど、子どもの大好きなくだものがユーモアたっぷりにグラフィカルなイラストで暖かく描かれる。ダイナミックな楽しいしかけで次のページをめくるのが楽しみな、くだものが次々に現れるファーストブック。
おむつのなか、みせてみせて! プラチナブック

おむつのなか、みせてみせて!

文・絵: ヒド・ファン・ヘネヒテン 訳: 松永 りえ 出版社: パイ インターナショナル

  • ためしよみ
  • 全ページ

ISBN:9784756251060
税込価格:¥1,430

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みどころ

おおきなおむつをはいたネズミくん、彼はとっても知りたがり。
穴があればつっついてみるし、ビンがあればのぞいちゃう。

そんな彼が気になって仕様がないのは…なんとお友だちのおむつの中!?
「いったいどうなってるの?」
そうなってしまうと、あとは行動あるのみ。
ネズミくんはさっそく聞いてみます。

「おむつの なかを みても いい?」
「いいよ。さあみてみて!」

最初に見せてくれたのは、うさぎくん。
おむつをめくる形の仕掛けになって、そこを開くと出てきたのは…ころころうんち!!
次のやぎちゃんのおむつの中は、つぶつぶうんち。こいぬくんは、うずまきうんち。
じゃあ、うしちゃんは?うまくんは?こぶたくんは…?

なるほど、みんなのおむつの中にあるのは、みんなそれぞれ形の違ううんち。
これはネズミくんじゃなくなって、興味深々です。
次々に登場する個性的なうんちに、子どもたちも大笑い。
何回だって、おむつをめくっちゃいます。

じゃあ、ネズミくんのおむつの中にも…?
さて、どうなっているんでしょうね。それは読んでのお楽しみ。

とっても明快、愛らしくユーモラスなこの絵本。描いているのは、ヨーロッパで大人気の絵本作家ヒド・ファン・ヘネヒテンさん。こんなに沢山のうんちが出てくるのに、こんなにも可愛いなんて、さすがですよね。この絵本、世界20ヵ国以上で読まれているんですって。しかけ絵本ならではの楽しみ方だけど、きっとトイレトレーニングのスタートも手助けしてくれるはずですよ!
おやつトランポリン

おやつトランポリン

文: 大塚 健太 絵: 小池 壮太 出版社: 白泉社

ISBN:9784592762898
税込価格:¥1,320

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みどころ

次男が幼児の頃、親子体操の教室に通っていたのですが、なかでもお気に入りの種目がトランポリンでした。
当時私も一緒にしたのですが、飛び跳ねる快感は確かに魅力的。
この題名を見て、その感覚がよみがえってきました。

「おやつ」と「トランポリン」とは、不思議なコラボです。
確かに愛らしい食べものたちが飛び跳ねていますね。
いちごやチョコレートなどが、トランポリンの反動でスーパージャンプした先は、何と、和洋スイーツの数々!
ショートケーキやチョコレートパフェ、あんみつなどなど、まあまあ、なんて、お・い・し・そ・う。
しかもみんな、そのジャンプの華麗なこと!
一緒に飛び跳ねたくなりますね。
オリンピックのような実況中継風の文章も、臨場感たっぷり。
もちろん、愉快なオノマトペもBGMのように、ジャンプを盛り上げます。
バターさんは関西系のノリですが、ひねりの効いた着地はお見事です。
みんなそろってのフィナーレもほっこり素敵です。

『おにゃけ』、『フンころがさず』、『うごきません。』、『イカはイカってる』などのおはなしを手がける絵本作家、大塚健太さんの文章は、独特の世界観があります。
油彩画家などでも活躍されている小池壮太さんの絵は、光沢のある絵がとてもリアルで、それなのにキュートな表情がプラスされて、躍動感に見入ってしまいます。

おうち時間の手作りおやつ作業で、こんなオノマトペを添えれば、きっと親子で一緒に楽しめそうです。
おやすみやさい

おやすみやさい

作: わたなべ あや 出版社: ひかりのくに

ISBN:9784564010378
税込価格:¥1,045

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出版社からの内容紹介

いろんな野菜の兄弟が「おやすみやさーい」と促されてそれぞれの気持ちのいい布団に入って眠りにつきます。育児の悩みの一つ“ねかしつけ”にぴったりのかわいい絵本です。

2歳の絵本一覧

いくつのえほん 3歳

3 歳になると、短めのお話を理解し主人公の気持ちに共感できるようになります。
子どもがすんなりと絵本の世界に入れるよう、ゆっくりと語るように読み聞かせましょう。

今月のPICKUP絵本

ノンタンぶらんこのせて プラチナブック

ノンタンぶらんこのせて

作: キヨノ サチコ 出版社: 偕成社

  • ためしよみ

ISBN:9784032170108
税込価格:¥660

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みどころ

♪おまけの おまけの きしゃぽっぽ〜

これは魔法のおまじない。なんのおまじないかって? それはね。

ノンタンがブランコをひとりじめ。おともだちに「かわって」と言われても、なかなか順番をかわりません。だって、まだまだ楽しみたいノンタン。だけど、おともだちは「ずるいよ、ずるいよ」みんな怒ってしまいます。

「まってよ まってよ。
 10までかぞえたら、順番かわるよ。」

あわてて言ったノンタンですが、ノンタン、実は1・2・3までしか数えられなくて……。

続きは読んでのお楽しみ。最後にみんなが笑顔になっているのは、おまじないに秘密があるのかもしれません。これはさっそく真似してみなくっちゃ。

40年以上も前からずっと、子どもたちのおともだち「ノンタン」。人気の理由はたくさんあるのでしょう。でも大人になってわかるのは、ノンタンが子どもそのものってこと! 自分の感情に素直で、ちょっぴりわがままなところもあるけれど、喜んだり、泣いたり、恥ずかしがったり。まるで自分を見ているみたい。子どもたちはそんな風にハラハラしたり、共感しながらお話を楽しんでいるのでしょうね。

シリーズは全部で20冊以上。ノンタンが日常生活の色々な場面に登場してくれていますよ。好きなお話を見つけてくださいね。
わたしのワンピース プラチナブック

わたしのワンピース

絵・文: にしまき かやこ 出版社: こぐま社

  • ためしよみ

ISBN:9784772100182
税込価格:¥1,210

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みどころ

「まっしろなきれ
ふわふわって
そらから おちてきた」
野原で白いきれをひろったうさぎは、黒い足踏みミシンでワンピースを縫います。
「ミシン カタカタ
わたしの ワンピースを つくろうっと
ミシン カタカタ ミシン カタカタ」

目がさめるような色づかいと、ふんわりしてリズミカルな言葉が、あっというまに子どもの心をとらえます。
「ラララン ロロロン わたしににあうかしら」
お花畑をとおればまっしろなワンピースが花もようへ、雨がふってくればみずたまもようへ。
それだけではありません。草の実もようになった実を小鳥が食べにきて、小鳥もようのワンピースは空を飛んだりするんです! まるで夢のような「わたしのワンピース」!

最後はどんなもようのワンピースになったのでしょう。家族で「ラララン ロロロン」と楽しんでくださいね。
1969年の刊行当初から幼い子たちに圧倒的に支持され、今なお、輝きを放つロングセラーです。
もぐらけんせつ りすさんいっかの木のおうち

もぐらけんせつ りすさんいっかの木のおうち

作・絵: 長崎 真悟 出版社: 童心社

ISBN:9784494015887
税込価格:¥1,430

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みどころ

安全第一、町一番の工事の会社「もぐらけんせつ」の信条は、お客さまの心に寄りそうこと。今日は、りすさん一家が相談にやってきました。

「おうちが傾いてしまったので、直してもらいたいのです」

それは大変。早速もぐらの作業員たちは大きなのりものに乗って、現場に向かいます。まず登場したのは、ショベルカー。ガガガガガガガと、木の片側の土を掘っていきます。次はクレーン車が傾いた木のおうちをひっぱり、今度は傾かないようにダンプカーで土を流しこみ、ドドドドドドドーっとブルドーザーが岩や土をどかします。

作業員たちの素晴らしい手際と、重機たちの大活躍で、あっという間に地面は平らに、傾いていた木のおうちも元通りに。りすさん一家も嬉しそう。今度は、足場を組んで、さらに新しいお部屋をつくっていきます……。

多彩なきょうりゅうが登場する絵本『ぼくのきょうりゅうかんさつ日記』(徳間書店)の作者・長崎真悟さんが、本作では大迫力の「はたらくのりもの」を手がけます。見開きいっぱいに描かれたショベルカーは、キャタピラもアーム部分も運転席も細かく正確に描かれているのに、なぜだか魅力的な生き物のようにも見えてくるから不思議です。そして、のりものを操る小さなもぐらの作業員たちも個性的。よく見ると、親方風、職人気質風、ベテラン風、女性の作業員もいたりして、それぞれの持ち場で動きまわります。見返しには名前や工事の報告書も記されているので、それぞれの物語を追ってみても楽しめそうですよね。

目的を達成しながら、お客様の希望や困りごとまで解決していくその様子は、大人が見ていてもワクワクするもの。この絵本を読めば、工事現場やはたらくのりものが子ども達の心を捉えて離さない理由も、わかるような気がするのです。
もう ぬげない

もう ぬげない

作: ヨシタケシンスケ 出版社: ブロンズ新社

ISBN:9784893096098
税込価格:¥1,078

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みどころ

衝撃は絵本を開いた1ページ目から始まります。そこにいるのは、思いっきりお腹を出したまま立っている男の子。顔は何かで覆われていて見えません。

「ぼくのふくが ひっかかって ぬげなくなって、
 もう どのくらい たったのかしら。」

……なんと。
その瞬間に全てを悟った読者は、もう感情が爆発したまま止められません。だって、だって。こんなの可愛い、かわいそう、でも可笑しい!

この男の子の言い分も聞いてみましょう。きっかけはおかあさんのせい。自分でぬごうとしてたのに、おかあさんが途中で手を出すから。その結果、こうなってしまったのだ! 彼は途方に暮れて思うのです。

「ぼくは このまま おとなに なるのかな。」

うんうんわかる、この絶望感。ああ、なんとかしてあげたい……全ての大人がそう思った次の瞬間、また新たな衝撃が走ります。彼はいったん今の状況の全てを受け入れて、このまま生きていこうと決意をするのです。

えっ!それって、どういうこと!?

さあ、ここからがヨシタケシンスケ作品の醍醐味です。転んでもただでは起きません。思わぬ方向に走り出し、終わりそうで終わらない、さらに笑いの追い打ちをかけられて。(ここまでハードルを上げてしまっても、やっぱり笑ってしまうのでご安心を)要するに、子どもの「愛らしさ」と「たくましさ」と「ユニークさ」を改めて見せつけてくれるのです。

それにしても、子どもって本当に忙しい。改めて応援してあげたくなっちゃいますね。

3歳の絵本一覧

いくつのえほん 4・5歳〜

4・5 歳になる頃には、絵本からさまざまなことを学んだり、長めのお話を楽しんだりできるようになります。
一気に読み聞かせるのが難しい場合は、数日にかけて読んであげましょう。
ユーモアたっぷりの絵本や、少しこわい絵本もおすすめです。

今月のPICKUP絵本

フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし プラチナブック

フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし

作: レオ・レオニ 訳: 谷川 俊太郎 出版社: 好学社

ISBN:9784769020028
税込価格:¥1,650

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みどころ

小さな野ねずみたちが、とうもろこしや木の実、小麦やわらをせっせと集めて運んでいる。みんな昼も夜もはたらいている。

彼らの住んでいる家は牧場に沿った石垣の中。豊かだったその場所は、お百姓さんが引っ越してしまったので、納屋はかたむき、サイロはからっぽ。おまけに冬が近い。食べ物を蓄えなくてはならないのです。

ところが、フレデリックだけは別。
ひとりでじっとしています。

「フレデリック、どうして きみは はたらかないの?」

じっとして陽に当たり、牧場を見つめ、ほとんど半分寝ているみたい。だけど、彼のこたえはこう。

「こう見えたって、はたらいてるよ。」

寒くて暗い冬のために光をあつめ、色をあつめ、言葉をあつめているのだと言う。一体どういうことなのでしょう。

やがて冬がやってきて、楽しく過ごしていたのもつかの間、食べるものが尽き、からだは凍え、おしゃべりをする気にもならなくなった。その時、立ち上がったのはフレデリック。彼はみんなの前に立ち、口をひらき、話しだしたのは……。

レオ・レオ二の描く絵本の世界の住人たち、その多くは小さく愛らしいものたち。この名作『フレデリック』もそう。愛嬌だって抜群です。だけど立ち向かっている問題はいつも骨太、なかなか考えさせられるのです。

仲間たちで生きていこうとする時、目の前に立ちはだかった問題をどう解決していくのか。答えは一つのようで、一つではなく。思いもよらない方法があることを否定することなく。そこにこそ、芸術の可能性が秘められているのかもしれなくて……。

もちろん、そんな堅苦しいことを言わなくても。

「これは まほうかな?」

日本では谷川俊太郎さんの翻訳により、子どもたちが存分にその素晴らしい世界を味わえるようになっています。
おしいれのぼうけん プラチナブック

おしいれのぼうけん

作: ふるた たるひ たばた せいいち 出版社: 童心社

  • ためしよみ

ISBN:9784494006069
税込価格:¥1,540

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みどころ

さくら保育園にはこわいものが2つあります。ひとつはおしいれで、もうひとつはねずみばあさんです。
先生たちがやる人形劇に出てくるねずみばあさんは、とてもこわくて、子どもたちは「きゃーっ」といったり、耳をふさいだりします。でも子どもたちは人形劇が大好きです。
おしいれは、給食のときやお昼寝のときにさわいで言うことをきかない子が入れられるところです。まっくらでこわくて子どもたちは泣いてしまいます。「ごめんなさい」と言っておしいれから出てくるとき、出てきた子も、おしいれに入れた先生も、ほっとします。

ある日の昼寝の時間、着替えようとしたあきらのポケットから赤いミニカーが落ちました。さとしが「かして」と言い「だめだよ」と言うあきらととりあいになって、ふたりは昼寝している子どもたちの上を走り回りました。先生が「やめなさい」と言ってもやめません。ふんづけられた子どもたちが「いたい!」と悲鳴をあげ、怒った先生はあきらをおしいれの下の段に、さとしを上の段に入れてぴしゃっと戸をしめてしまいました。
最初は泣きべそをかき腹をたてたふたりですが、なかなか「ごめんなさい」を言いません。そろっておしいれの中から戸をけとばし、汗ぐっしょりで戸を押さえる先生たちも困ってしまいます。
とうとうあきらが「ぼく、もうだめだよ」とあきらめそうになりました。さとしとあきらは上の段と下の段で、汗でべとべとの手をにぎりあい、おしいれの冒険がはじまります・・・。

1974年に発売されて以来、子どもたちの圧倒的な支持を誇り、読み継がれる本になった『おしいれのぼうけん』。
作者の古田足日さんと田畑精一さんはじっさいに保育園で取材をし、話し合いを重ねて物語を作り上げたそうです。
ほぼ鉛筆一本で描かれた世界のなかに、ねずみばあさんの存在感と子どもたちの躍動感があふれ、物語にぐぐっとひきこまれていきます。発売から何十年たってもねずみばあさんがすぐそばにいるような、子どもたちの汗がにじんだ手のひらの熱さが伝わってくるような気がする読み物絵本です。
こんとあき プラチナブック

こんとあき

作: 林 明子 出版社: 福音館書店

  • ためしよみ

ISBN:9784834008302
税込価格:¥1,430

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みどころ

あきの誕生をじっと座って待っているこの子は、ぬいぐるみのこん。遠く離れた「さきゅうまち」に住むおばあちゃんに頼まれて、あきのお守りにやってきたのです。

赤ちゃんのあきの可愛さに胸がドキドキするこん、あきのお守り役、遊び相手として大活躍するこん。そのうちに、あきがこんの背を追い越し、古くなったこんの腕がほころびると、おばあちゃんに直してもらおうと、こんはあきを連れ、きしゃに乗って出かけます。

健気なこんは、なかなか頼もしい存在です。でも、小さなぬいぐるみのこんとの二人旅。何事もなく到着するわけもなく…次から次へとハプニングが起き、読んでいる方はハラハラ。当たり前ですよね、子どもたちには大冒険です。はぐれてしまったり、こんのほころびがひどくなったり。二人の心情が手に取るように伝わってきます。大丈夫かな、ちゃんとおばあちゃんのところにたどり着いたのかな。

読み終わってみれば、誰もが安堵と幸せな気持ちに包まれるこの絵本。「こんとあき」の世界にすっかり引きこまれていたことに、後から気付くのです。表情がないはずのこんから沢山の感情を感じとったり、守られているだけのはずだったあきちゃんの必死で踏ん張る姿を垣間みたり。二人の前に広がる砂丘の風景も忘れられません。そして全体を通して感じるのは、二人を取り巻く家族の大きな愛情です。作者の優しい眼差しです。なんて魅力的な絵本なのでしょう。

大人になっても忘れることのない「あの頃」の気持ち。絵本を開く度に思い出させてくれる1冊でもあります。
バムとケロのおかいもの

バムとケロのおかいもの

作: 島田 ゆか 出版社: 文溪堂

ISBN:9784894232105
税込価格:¥1,650

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みどころ

一週間の真ん中水曜日。おやおや、いつも朝寝坊のケロちゃんが早起きして張りきってますよ。なぜかって……今日は月に一度のお買い物の日だから! 友達のかいちゃんも一緒に、バムが運転する車に乗って市場へお出かけです。

市場はたくさんのお店が出ていて、今日もとってもにぎやか。最初に寄るのは生地屋さん。ケロちゃんの新しいチョッキをつくるのです。ケロちゃんが選んだ生地は……。さらに八百屋さんにドーナツ屋さん、ちょっとおかしなハムスターのお店にも寄って。お腹がすいたら、みんなでお昼ごはん。あれ、ケロちゃんがいない? 気が付くと、ケロちゃんは扉がいっぱいある不思議なお店に入っていくところで……。

ああ、おかいものって、なんて楽しいのでしょう! それぞれのお店には所狭しと可愛いものから珍しいものまで並んでいて、おいしそうな食べ物もたくさんあって、なかには使い道のわからないものまで。ケロちゃんの選んだその古いフライパン、底がぼこぼこね。

島田ゆかさんの大人気シリーズ「バムとケロ」の第4作目はおかいものに行くお話。もうこれはファンにはたまらない場面の目白押し、なにしろ島田さんの描く小物たちにはどれ一つもれることなく愛情がこもっていますから。絵本の隅の隅まで、いくら眺めていても飽きることはないのです。おまけにシリーズを通して密かに活躍し続ける「あの子」たちを探し出すのもたまらない時間です。

さて、おかいものから帰ってきて買ってきたもの全部を広げてしまうのも大きな楽しみの一つです。だけどさすがにみんなお疲れで、そのままスヤスヤ……。最後の最後は、ケロちゃんからのサプライズでしめくくり! だからケロちゃんって好き。今回も可愛いお話です。

4・5歳〜の絵本一覧

いくつのえほん 季節の絵本

春・夏・秋・冬、どの季節がお好きですか?

四季を巡る中で春夏秋冬に合わせた色んなイベントがあります。
本誌では、絵本の中での季節のイベントに特化した絵本をピックアップしてみました。
実際に過ごす季節に合わせながら、絵本の中の世界と一緒に四季折々の季節のイベントを一緒に楽しんでみませんか?

今月のPICKUP絵本

こぐまちゃんのみずあそび

こぐまちゃんのみずあそび

作: わかやま けん 出版社: こぐま社

  • ためしよみ

ISBN:9784772100274
税込価格:¥990

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みどころ

お花に水をあげるのは、こぐまちゃんの仕事です。じょうろに水がいっぱい、面白いね。きんぎょさんにも、ありさんにも。ほらほら、みんな驚いてるよ。

やってきたのは、しろくまちゃん。手に持っているのは、ホースです。これは大変、だってホースで水のかけあいっこしたら楽しいに決まってます。案の定、ふたりの遊びはどんどんエスカレート。とうとうどろんこに!

実際に目の前で起これば、大人は声をあげてしまいそうな出来事です。でも、次から次へ思いつくままに遊びが広がっていく快感は、小さい子どもたちにこそ体験させてあげたいもの。この絵本は、「もっとやりたい」「もっともっとやりたい」という気持ちを、大事に育ててくれるのです。「こぐまちゃんえほん」シリーズの中でも、子どもたちに大人気の1冊です。
おばけだじょ

おばけだじょ

作: tupera tupera 出版社: Gakken

ISBN:9784052042607
税込価格:¥1,540

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みどころ

「こわいじょ こわいじょ おばけだじょ」

大人気ユニットtuperatuperaさんの最新作はおばけ絵本。
意外なことに、おばけは初めて!
さてさて、どんなへんてこなおばけが登場するでしょうね。

不思議な模様の見返しにドキドキしながらめくると・・・でた。
「おばけだじょ」
まっくろな姿に目がふたつ。
「たべちゃうじょ」
口を開ければ、するどい歯が光ります。
「ばあっ!」
あ、今度は手がでてきた。
「つかまえちゃうじょ」
あれ?なんかへん?
「ぐわぁぁぁ」
やっぱりこわい!!・・・ような、こわくないような?
一体何が起きているのかは、読んでからのお楽しみ。

おばけのキュートさはもちろん、とにかく色味が美しいtuperatuperaさんの作品。
特に今回は、ぼんやり光っているような不思議な演出の背景。
これって、実は影絵を撮影しているんですって!!
考えもつかないアイデアとセンスにいつも脱帽してしまいます。

さあさあ、頭の中がおばけのことでいっぱいになっちゃっているチビっ子たち。
ちょっぴりコワイものを求めているあなた方。
まっくろなおばけちゃんが、今か今かとみんなが来るのを待ちかまえていますよ。

季節の絵本一覧

いくつのえほん 大人の絵本

お父さん、お母さんに限らず大人も楽しめる絵本

「絵本は子どもだけが読むもの」だと思っていませんか?
絵本は年齢問わずだれでも楽しめるコンテンツです。
子ども時代に戻してくれる懐かしい絵本、えっ?こんなテーマがあるんだ!と新しい驚きと感動をつれて来てくれる絵本。
ページを捲るだけでいろんな時や世界へ連れて行ってくれます。
どんな時もあなたに寄り添う、あなただけの絵本の時間をお楽しみください。

今月のPICK UP絵本

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