こねこちゃんのまあるい頭はどこかな?
「ここ、ここ!」
登場するのは、読んでいる子どもたちが叫んじゃうくらい可愛いこねこちゃん。ページをめくれば……ママかな? こねこちゃんの可愛い頭をなでなでなーで。だーいすき。
今度はこぐまちゃん。食べているお口はどこかな?
こぶたちゃんのまんまるお鼻は?
じゃあ、きりんちゃんのながーいお首は?
見つけた、見つけた。
さあ、みんなで「なでなでなーで」「だーいすき」!
最後はあかちゃん、あなたの番。可愛いお顔は……あれあれ、どうしたの?
とにかく我が子が可愛くて仕方ない……そう思っているならぴったりなこの絵本。読みながら「なでなでなーで」、そして声にだして「だーいすき」。この繰り返しが続くのですから。だけどやっぱり、子どもたちだってこれが好き。こねこさんや、きりんさんや、ぞうさんの真似っこをしてもらいながら、たくさんなでなでしてあげてくださいね。この言葉やスキンシップの積み重ねこそ、子どもたちにとって大切な時間であり、かけがえのない経験となっていくはずです。
そしてやっぱり……あかちゃんの泣いている顔はとっても可愛い!
「なでなでなーで」してあげなくちゃね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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