トイレや冷蔵庫が主人公の「あけてあけて」シリーズや、絵の具が「ばあ!」と飛び出す『いろいろばあ』など、子どもも大人もワクワクする、楽しい絵本のヒットメーカー・新井洋行さん。
新井さんが新たに手に取った題材は、私たちの身近にある「ピクトグラム」と呼ばれるマーク。
トイレの入り口にある赤と青の人型や、非常口のマークと言えば、ピンとくる人もいるのではないでしょうか?
でも、このマーク、ただ出てくるわけではありません。
トイレのマークは「いっち に いっち に」と足を踏ん張ったり、開いたり。
非常口のマークは「はしって〜 ぷりぷり」とおしりをプリプリ。
なんともヘンテコな動きをはじめるんです。
なぜかって? それは『へんてこたいそう』だから!
さあ、次はどんなマークが出てくるかな?
それは、どんな体操をするのかな?
想像しながら、どんどんページをめくっていきましょう。
マークたちのへんてこな動きを見ていると、だんだん「いっち に いっち に」と一緒に動きたくなってきて、気づくとみんなで「へんてこたいそう」!
体を動かしたら、外に出かけたくなって、町中を見ると、いろいろなマークがあることに気づくはず。
「あのマークはどんな、へんてこたいそうをするのかな?」
「このマークのへんてこたいそうは、きっとこんな動きだよ!」
そうやって、家族や友達と話をしながらお散歩するのも、楽しいですね。
読んで、動いて、探して、想像する。一冊で何通りもの遊び方を見つけ出せる絵本です。
(木村春子 絵本ナビ編集部)
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