新井洋行さんのしかけえほんシリーズ。
大人気の「あけてびっくり しかけえほん」の1作目『いっせーのばあ』、2作目『ふたをぱかっ』につづく、3作目です。
まっくろなねこが「いっしょに あそぼ」。
赤いべろをぺろりと出して……。
「べろべろ ばあ!」
つづいて登場は、だーれ?
「わんわん わんわん」と声が聞こえてくるけど……。
「だれかな だれかな
べろべろ……ばあ!」
しかけページを広げてびっくり。
見開きの2倍になる大きさいっぱいに犬の顔!
そして真っ赤な“べろ”!
ふっさふっさのたてがみのあの動物だって、ぴょーんぴょーんとはねる生き物だって……。
「ばあ!」とどアップで顔が広がるインパクトと来たら。
これは、子どもは笑っちゃいますね。
新井洋行さんは「あけて・あけてえほん」シリーズ(偕成社)をはじめ、“顔”が印象的なあかちゃん絵本を多数描いていますが、とにかくどの絵も“目”がかわいいのです。
いやいや、今回は“べろ”もかわいいですよ。ちょっと大きいけど!
とにかく動物たちの顔の迫力にびっくり。
大勢への読み聞かせでも、子どもたちにしっかりアピールできそうです。
「いないいないばあ」は、あかちゃんの脳の発達に効果的で、繰り返し楽しめる遊びです。
何度でもページを広げて「べろべろ……ばあ!」を楽しんでくださいね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
続きを読む