「ええてんきやなあ」
木陰でのんびりゴロンとお昼寝をしているのは、ゴリラのおとうちゃん。
こんな姿のおとうちゃん、よく見る、よく見る。
「なあ おとうちゃん あそんで〜や」
やってきたのは、かわいいゴリラの子。
おとうちゃんが気持ち良さそうなほど、子どもは遊んでほしくなるものです。
「しゃ〜ないな」
そう言いながらも、さすがゴリラのおとうちゃん。あっという間にゴリラの子をくるりんっ!
続いて“おとうちゃんすべりだい”“おとうちゃんひこうき”“おとうちゃんバイク”、ダイナミックな技がどんどん繰り広げられます。すごい、すごい。これなら自分も真似できそう!?そう思った世の中のおとうちゃんは挑戦すべき! 絵本を読んだ後、そのまま自分も一緒の遊びをしてもらえたら、子どもたちは絶対大喜びのはずです。
だけど・・・最後の“おとうちゃんたこやき”はさすがに難易度高め!ここはゴリラのおとうちゃんにお任せしてこう言いましょう。
「もうええやろ」
子育ての中から生まれた絵本が次々に大ヒット、人気の絵本作家三浦太郎さんの最新作はおとうちゃんならではの遊びが満載です。巻末に掲載されている実際にゴロンとして娘さんと遊んでいる写真も最高ですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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