新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

話題
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?

  • ためしよみ
絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  絵本紹介  >  雨が楽しくなる絵本(2025年5月 新刊&おすすめ絵本)

連載

2025年5月 新刊&おすすめ絵本

連載トップへ

絵本紹介

2025.05.14

  • twitter
  • Facebook
  • line

雨が楽しくなる絵本(2025年5月 新刊&おすすめ絵本)

目次

あぁー、今日は雨かぁ。窓の外を見てがっかり。お散歩やピクニックにレジャー、お楽しみはキャンセル。空をおおう雨雲を見上げてはやみそうもない雨にまた、ため息。あーぁ、雨の日なんてつまらない!
お天気ばかりはどうしたってコントロールできませんが、気は持ちようです。雨がテーマの楽しい絵本を開いてみたら……?

外は雨、退屈しているピートにお父さんが誘ったのはピザ作り。こねて、のばしている生地はピート?!『ピッツァぼうや』をまねて、誰かのピザを作ってみては!大きな水たまりをのぞいたら、大変、動物たちが落っこちてる!『みずたまり』はカラフルなイラスト、ウィットあふれる展開に釘付け。「あなにおちたよ あいたたた」谷川俊太郎さん、まどみちおさん、工藤直子さんなど57篇の詩のアンソロジー『しゃべる詩あそぶ詩きこえる詩』は声に出して読めば楽しさが増し増し!飯野 和好さんの絵も味わい深い一冊です。

同じく雨の日を過ごす登場人物たちに笑ったりキュンとしたり、ほっこりしたり、そうしている間に心はすっかり晴れ模様。雨降りだって悪くないものです、そう、楽しまなくっちゃ!

外は雨、退屈なピートにお父さんが誘ったのはピッツァ作り。こねて伸ばして具を載せる生地は……ピート?!『ピッツァぼうや』親子遊びにもぴったり

  • ピッツァぼうや

    出版社からの内容紹介

    そとは雨。ピートはたいくつで、つまりません。
    そこでおとうさんは、ピートでピッツァを作ることを思いつきました。
    ピートのピザ生地をこねて、のばして、ぐをのせて……。絵本を読んだら、すぐにこのピザあそびがやりたくなっちゃうことまちがいなし!

この書籍を作った人

ウィリアム・スタイグ

ウィリアム・スタイグ

1907年アメリカのニューヨーク市生まれ。ニューヨーク市立大学とニューヨーク・デザイン・アカデミーで学び、23歳のとき時事漫画家としてデビュー。28歳で子供向けの本に手を染めて以来、絵本作家・物語作家としても活躍。「ロバのシルベスターとまほうのこいし」(評論社)でコールデコット賞・ニューベリー賞、「アベルの島」(評論社)でニューベリー賞を受賞。

この書籍を作った人

木坂 涼

木坂 涼

埼玉県生まれ。詩人、絵本作家。詩集に『ひつじがいっぴき』(フレーベル館)、『五つのエラーをさがせ!』(大日本図書)。創作絵本に、『クリスマスべんとう』(教育画劇)、『なになになあに?』『はたらくんジャー』(フレーベル館)、『からだのなかでドゥンドゥンドゥン』(福音館書店)、『おっとっと』(講談社)。絵本の翻訳もてがけ、クリス・ホートン作『どうする ジョージ!』(BL出版)で第62回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞。『クマのパディントン』『ともだちからともだちへ』(理論社)、『ヨセフのだいじなコート』(フレーベル館)、『ピッツァぼうや』(らんか社)、『どんないえにすみたい?』(好学社)、『おなじそらのしたで』(ひさかたチャイルド)、『クレヨンからのおねがい!』(ほるぷ出版)他多数。

旅の約束をしていたのに雨。諦めるりすを、喜んで迎えに来たかえる。雨の中、船をこぎ出すと??日々の小さな幸せに気づく『りすとかえるのあめのたび』

  • りすとかえるのあめのたび

    出版社からの内容紹介

    りすとかえるは、旅をする約束をしていましたが、りすはこんな雨ふりじゃ旅にはいけないと思っていました。ところが…「雨の日って素敵だね! こんないい日に旅にいけるなんて!」とかえるがりすをよびにきたのです。…雨の中、舟を出すふたり。なにげない1日が愛おしくなる、りすとかえるの雨の日のおはなし。

カエルの絵本

この書籍を作った人

植田 真

植田 真

Makoto Ueda  1973年静岡生まれ。画家。『イラストレーション』誌「ザ・チョイス」1998年度・大賞受賞。『マーガレットとクリスマスのおくりもの』(あかね書房)で日本絵本賞を受賞。絵本、装画、挿絵、CDジャケット、広告の仕事など、幅広く活躍している。自作の絵本に『スケッチブック』(ゴブリン書房)』、『まじょのデイジー』(のら書店)、『おやすみのあお』(佼成出版社)、『ぼくはかわです』(WAVE出版)、挿絵に『雨ふりマウス』(竹下文子・文 アリス館)『絵描きの植田さん』(いしいしんじ・作 ポプラ社)『わたしのおじさん』(湯本香樹実・著 偕成社)『りゅうの目のなみだ』(浜田廣介・作 集英社)『トトンぎつね』(今江祥智・文 フェリシモ出版)、『えのないえほん』(作・斉藤倫 講談社)など。装画に『号泣する準備はできていた』(江國香織・著 新潮社)などがある。

雨が降って大喜びの池のマンションの仲間たち。みんなで出かけたサーカス小屋では出演する動物たちが雨にうんざりしていて……『あめふりサーカスざんざんざん』

  • あめふりサーカスざんざんざん

    出版社からの内容紹介

    雨が降る時季におすすめの絵本

    梅雨入りの知らせに、池のマンションの仲間たちは大喜び。

    雨が降りだして、池のマンションの仲間たちが水中から陸に上がってきました。
    雨で体が濡れている間は、どこへでも遊びに行けるのです。みんなが向かったのはサーカスのテント小屋でした。
    中をのぞくと、雨漏りで出演する動物たちがうんざり。
    そこで、池の仲間たちが代わりに出ることになりましたが…

    ざんざん降りのサーカスは、みんなの活躍で拍手喝采。
    雨はもうすぐやみそうです。

    雨の一日を軽快に描きだすキュートなイラストも魅力の、想像力がふくらむ絵本です。

大変、水の中に落っこちてる!水たまりに映る自分の姿に動物たちが大さわぎ『みずたまり』カラフルなイラストやウィットのきいた展開もみどころ

  • みずたまり

    みどころ

    スイス生まれの絵本作家、デュボアザン描く、カラフルな動物たちの姿が楽しい絵本です。

    ある日、一羽のめんどりが機嫌よく庭で餌をつついていると、ちょうど近くに大きなみずたまりが広がっていました。
    めんどりはみずたまりをのぞきこみ……「コケーッ! まあ、たいへん! かわいいめんどりが、みずのなかにおっこちてるわ!」
    あわてためんどりは、納屋のそばでとうもろこしを食べている七面鳥に知らせます。
    走って見に行った七面鳥は「ちがう! おっこちてるのは、かわいいめんどりなんかじゃない。おおきなりっぱなしちめんちょうだ!」

    さあ、今度は、七面鳥の話を聞いたぶたがよたよたやってきます。
    ぶたもまた、みずたまりをのぞきこみ……。
    だんだん動物は増えて、上を下への大騒ぎ。いったいどうなっちゃうの!?

    横長の画面(右片面)いっぱいに描かれた構図が魅力的。
    白い大きなみずたまりに次々動物たちが顔をのぞかせ、「たいへんだ!」「(自分とおなじ動物が)おっこちてる」「たすけてあげなきゃ!」と思い込みます。
    左から、右からと、それぞれやってきてのぞきこみ、その後の右往左往ぶり、大さわぎぶりといったら!
    解決してそれぞれに去っていく姿もチャーミングです。

    そしてまた動物たちのなきごえが楽しいこと!
    「コケーッ!」「クルクルッ」「フゴ、フゴ! ブヒ、ブヒ!」と声に出して読んでみれば、そのおもしろさがきっと子どもをとらえること間違いなし。
    (ちなみにわが家の3歳の男の子は「ブタがすき!」だそう)

    文を書いたのはアデレイド・ホール。原書が出版されたのは1965年だそうですが、じつに構成がたくみで、あざやか。
    おはなし会で重宝しそうな1冊です。
    絵を描いたデュボアザンの魅力もあいまって、のどかな農場の風景の中に、あかるい幸福感が感じられます。
    自然のふしぎさや、生きているおもしろさがさりげなく伝わってくるハッピーな世界観、子ども時代にぜひ味わってもらいたい一冊です。

この書籍を作った人

ロジャー・デュボアザン

ロジャー・デュボアザン

1904年スイス ジュネーヴ生まれ。1925年、アメリカに渡る。息子のために絵本を作ったことがきっかけとなり、絵本作家・イラストレーターとして活躍。1980年没。主な作品に『ロバのロバちゃん』(偕成社)、『しろいゆき あかるいゆき』(BL出版)、「ごきげんなライオン」シリーズ、「がちょうのペチューニア」シリーズなど多数。

この書籍を作った人

小宮 由

小宮 由

〈1974年-〉東京都生まれ。学生時代を熊本で過ごし、卒業後、児童書版元に入社。その後、留学などを経て、子どもの本の翻訳に携わる。東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。祖父はトルストイ文学の翻訳家、故・北御門二郎。

お庭で見つけたカタツムリ、一緒に見たいママは妹とお昼寝中。拗ねたまーくんを雨が包みこみ……揺れる子ども心に寄り添う絵本『まーくんのあめのひ』

  • まーくんのあめのひ

    みどころ

    お庭でかたつむりを見つけたまーくん。ママに見せようと思ったのに、ママは妹とお昼寝中。いくら呼んでも「うーん」と言ったきり。

    「ママなんか きらい」

    すねてしまったまーくんが一人でお庭にすわっていると、ぽつんぽつん、サァーと雨が降ってきた! まーくんはパパの大きな傘を持ってきて……。

    なんでもないような、でもまーくんにとっては長い午後。妹にかまってばかりで相手にしてくれないママ、大きな傘の下で一人雨の音を聞くまーくん、そのうちにザーザー降りになってくると、いつの間にか横にママ。天気の移り変わりと一緒にまーくんの気持ちも揺れ動きます。色鉛筆で丁寧に描かれたお庭の木々や花壇、雨に濡れてしっとりと輝き出すあじさいの花に小さなかたつむり。そんな風景が優しくまーくんを包み込みます。

    「ねえ、ママ」

    やがて雨もやんできて、二人ともにっこり。
    よかったね、まーくん。

あのねブックス

この書籍を作った人

みかみ えみ

みかみ えみ

神奈川県横浜市在住。子育てをしながら独学で絵本を描き始め、絵本ワークショップ「あとさき塾」にて学ぶ。本とうさぎが大好き。本書がはじめての絵本。

外は雨、バス停までお母さんを迎えに行くことにしたさあちゃんとゆうちゃん。雨の日のワクワクドキドキをかこさとしさんが描く『あめのひの おはなし』

「かこさとし お天気えほん」シリーズ

この書籍を作った人

かこ さとし

かこ さとし

加古里子1926(大正15)年福井県武生町(現・越前市)生まれ。1948年東京大学工学部卒業。工学博士。技術士。民間化学会社研究所に勤務しながら、セツルメント活動、児童文化活動に従事。1959年から出版活動にかかわり、1973年に勤務先を退社後、作家活動とともに、テレビニュースキャスター、東京大学、横浜国立大学などで児童文化、行動論の講師をつとめた。また、パキスタン、ラオス、ベトナム、オマーン、中国などで識字活動、障がい児教育、科学教育の実践指導などを行い、アメリカ、カナダ、台湾の現地補習校、幼稚園、日本人会で幼児教育、児童指導について講演実践を行った。『だるまちゃんとてんぐちゃん』『かわ』(福音館書店)、『からすのパンやさん』(偕成社)、『富士山大ばくはつ』(小峰書店)など、500冊以上の児童書の他、『伝承遊び考』(全4巻・小峰書店)など著書多数。土木学会著作賞、日本科学読物賞、児童福祉文化特別賞、菊池寛賞、日本化学会特別功労賞、神奈川文化賞、川崎市文化賞、日本児童文学学会特別賞、日本保育学会文献賞、越前市文化功労賞、東燃ゼネラル児童文化賞などを受賞。

お母さんの誕生日に贈る絵をうまく描けないローズ。絵になるものを探すため、妖精マルクと街へ!ファンタジックで彩り豊かな一冊『マルクのふしぎなかさ』

  • マルクのふしぎなかさ

    出版社からの内容紹介

    ローズは絵を描くのがだいすき。
    おかあさんのたんじょうびに、
    絵をプレゼントすると約束していたのに、
    なかなかうまく描けません。

    夜が明ける前から目がさめて、
    外をながめていると、
    小さな男の子マルクが空を飛んでやってきました。
    「ぼく、マルク。いっしょに 
    絵になるものをさがしにいこう」

    ふたりは、町をとびまわり、
    噴水にのぼったり、塔にかけあがったり…。
    ふたりのあとを、ネコやおもちゃの王さま、
    人魚や兵隊がついてきます…。

    ドイツの美しい古都を思わせる街を
    楽しく遊びまわるローズとマルク。
    ファンタジックなイメージの広がる
    色彩豊かな絵本です。

この書籍を作った人

たなか鮎子

たなか鮎子

1972年、福岡県生まれ、宮城県に育つ。福島大学経済学部卒業。デザイン会社勤務を経て独立後、絵本作家、銅版画家として個展を中心に活動。2000年、ボローニャ国際児童図書展の絵本原画展入選。おもな絵本に『フィオーラとふこうのまじょ』『マルーシカと12の月』(かんのゆうこ/文)『あきねこ』(かんのゆうこ/文)(以上、講談社)、『かいぶつトロルのまほうのおしろ』(アリス館)などがある。

黄色いレインコート、長靴に傘。今か今かと待ちわびる雨、まだかな?今日は降らないかな……やさしい気持ちに包まれる韓国の絵本『ふるかな ふるかな?』

  • ふるかな ふるかな?

    出版社からの内容紹介

    黄色いレインコート、黄色い長靴に黄色い傘をもって、女の子は愛犬といっしょに雨がふるのを待ちわびています。ふるかな? もうふってくるかな? まだかな? きょうはふらないのかな。……あきらめかけたとき、ぴとっ! と雨粒が。大喜びで、雨の中ではしゃぐ女の子とわんちゃん。ぴとん、ぴちゃんという雨の音にまで聞きほれます。でも、この雨、実はね……というオチが最後のページで明かされます。やさしい気持ちでいっぱいになる、愛らしい韓国の絵本。

この書籍を作った人

キム・ジョンソン

キム・ジョンソン

ソウルの弘益大学校で視覚デザインを、ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツでイラストレーションを学ぶ。ほかの作品に『野球のボール』『かくれんぼ』『おこめのごはん むぎごはん』(いずれも未邦訳)などがある。

この書籍を作った人

せな あいこ

せな あいこ

東京生まれ。同志社大学卒業。主な翻訳絵本に『しりたがりやの ふくろうぼうや』『ケーキがやけたら、ね』『ババールの美術館』『おねがい パンダさん』『女王さまのぼうし』『あたし、うそついちゃった』『たった ひとつの ドングリが―すべての いのちを つなぐ』『まほうの さんぽみち』『この まちの どこかに』「あおい ちきゅうの いちにち」シリーズ(すべて評論社)などがある。

声に出して読むと楽しい!谷川俊太郎さん、まどみちおさん、工藤直子さんなど57篇の詩に飯野和好さんの絵が利いたアンソロジー 『しゃべる詩あそぶ詩きこえる詩』

  • しゃべる詩あそぶ詩きこえる詩

    出版社からの内容紹介

    言葉遊びの達人が豊かな経験に基づいて選んだ、とびきり楽しい詩のアンソロジー。 谷川俊太郎、まどみちお、工藤直子、川崎洋など、言葉使いの名人による詩が57篇。 思わず声に出して遊んでみたくなります。発売以来大好評。

この書籍を作った人

はせみつこ

はせみつこ

パフォーミング・アーテイスト 京都生まれ。東京女子大卒。劇団四季・仮面座を経て、1977年、詩人谷川俊太郎らと「ことばあそびの会」を設立。以来一貫して“ことば・パフォーマンス”の道を歩き詩やことばあそびをステージ構成し、表現するジャンルを確立。子ども向けのステージ「やってきたアラマ先生」は全国を巡演し500回を声、NHK教育テレビ「あいうえお」にもレギュラー出演中。著書に『いっしょにあそぶ?』(冨山房)『ことばじゃ ことばじゃ ことばじゃ』(太郎次郎社)、『しゃべる詩あそぶ詩きこえる詩』(冨山房)、『あいうえおとaiueoがあいうえお』(小学館)などがある。

この書籍を作った人

飯野 和好

飯野 和好

1947年埼玉県秩父生まれ。絵本に「くろずみ小太郎旅日記」シリーズ(クレヨンハウス)、『おせんとおこま』(ブロンズ新社)、『みずくみに』(小峰書店/第20回日本絵本賞受賞)、『ふようどのふよこちゃん』(理論社)、「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズ(福音館書店/その1で、第49回小学館児童出版文化賞受賞)、挿絵に「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社/第11回赤い鳥さし絵賞受賞)などがある。絵本の読み語り講演で、股旅姿で全国を渡り歩いている。

紹介動画公開中

文/竹原雅子
編集/木村春子

今、あなたにオススメ

出版社おすすめ



人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック
【絵本ナビショッピング】土日・祝日も発送♪
全ページためしよみ
年齢別絵本セット