ねこの たんていくん ゆくえふめいの きのみを さがせ!
- 絵・作:
- マルリョケ・ヘンリヒス
- 訳:
- 木坂 涼
- 出版社:
- BL出版
絵本紹介
2025.10.20
読書の秋。みなさんはどんなところで本を手に取りますか?
本屋さんや図書館がない地域の人たちにとって欠かせないのは、移動図書館。『たぬはらさんのどこでもとしょかん』は、そんな移動図書館のおはなしです。本を心待ちにしている動物たちのために、ひと役買うのが図書館司書のたぬはらさん。その楽しいアイデアは必見です!
秋めいて肌寒さも感じるこの頃、ちょっとしたぬくもりが沁み入ります。
家族、友だち、恋人やペット、大好きなひととくっつくのは、あったかく、くすぐったい。でも『くっつきました』では、くっつくはずのないもの同士がくっついちゃうのです。「好きでしたから」のひとことで、あっけなく、大胆に!
『ねこがしんぱい』は、作家・角田光代さんが初めて書き下ろした猫の絵本。愛猫との暮らしをモチーフに、愛おしくも、どこかシュールなおはなしが共感を呼びます。
秋の気分を盛り上げる絵本から読み聞かせにぴったりのユーモア絵本、金メダリスト監修のスケートボードがテーマの絵本まで、多彩なラインナップ。
今の気分にハマる一冊、見つけてくださいね!
この書籍を作った人
埼玉県生まれ。詩人、絵本作家。詩集に『ひつじがいっぴき』(フレーベル館)、『五つのエラーをさがせ!』(大日本図書)。創作絵本に、『クリスマスべんとう』(教育画劇)、『なになになあに?』『はたらくんジャー』(フレーベル館)、『からだのなかでドゥンドゥンドゥン』(福音館書店)、『おっとっと』(講談社)。絵本の翻訳もてがけ、クリス・ホートン作『どうする ジョージ!』(BL出版)で第62回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞。『クマのパディントン』『ともだちからともだちへ』(理論社)、『ヨセフのだいじなコート』(フレーベル館)、『ピッツァぼうや』(らんか社)、『どんないえにすみたい?』(好学社)、『おなじそらのしたで』(ひさかたチャイルド)、『クレヨンからのおねがい!』(ほるぷ出版)他多数。
この書籍を作った人
1968年京都府生まれ。京都精華大学美術学部デザイン学科卒業。第10回ピンポイント絵本コンペで優秀賞受賞。作品に『ねこぼん』(偕成社)、『うそうそかわうそのむかしばなし』(小学館)、『たんぼレストラン』(ひかりのくに)、『ねーねーのしっぽ』(イースト・プレス)、『クマダさんのどんぐりコーヒー』(アリス館)などがある。
出版社からの内容紹介
家族がいない時、猫はじつは……! 角田光代さんが初めて書き下ろした猫のお話の絵本!
驚きと笑いがたっぷり。ちょっぴりシュールなユーモラス絵本!
読み終わると、平和な日常が愛おしくなる。読んであげるなら4歳くらいから。
直木賞作家・角田光代と新進気鋭の洋画家・小池壮太による猫の世界!
【お話の紹介】
わたしの おうちは、さんにんと ねこの かぞくです。
まず、おとうさんが かいしゃに いきます。それから、おかあさんと わたしが おうちをでます。
ねこの たまこは おるすばん。
わたしは たまこのことを かんがえています。たまこは さびしくないかしら。
おかあさんも おとうさんも たまこのことが、心配でたまりません。
「たまこが ティッシュを だして、ぐるぐるまきに なっていないかな」
「ひとりで 遠くにいってしまって、おうちが どこか わからなくなって、帰りたいのに 帰れなくて、えーんえーんと ないていたら、どうしよう」
かぞくのだれもしらないのです……。
家族が いないとき、たまこが どう過ごしているのか。
ティッシュの雲に のって、遠くへ 飛んでいくことを。
遠い国の友だちと オンラインで 遊ぶ約束だって できることを.
家族が いそいで 家に帰ると、たまこは……!?
【パパ・ママから推薦の声ぞくぞく!】
「想像力をふくらませる絵本!」6歳と4歳のパパ
「大人も子どもも楽しめる絵本!」6歳のママ
「子どもは笑って喜び、親もおもしろく読みました。」4歳のパパ
「娘が驚き、笑う、大好きなネコ絵本!」4歳のパパ
「読み聞かせを毎日楽しんでいます。」4歳と1歳のパパ
この書籍を作った人
1967年神奈川県生まれ。作家。90年『幸福な遊戯』(角川書店)で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』(幻冬舎)で野間文芸新人賞、05年『対岸の彼女』(文藝春秋)で直木賞、07年『八日目の蝉』(中央公論新社)で中央口論文芸賞を受賞。ほか受賞・著書多数。絵本の翻訳に『ヤコブと七人の悪党』(集英社)、『だいすき。』『ぼくは こころ』(学研)などがある。
この書籍を作った人
洋画家。1977年、東京都生まれ。静謐であたたかみのある画風で、静物画や風景画を中心に絵画作品を発表。洋画家として画壇で活躍する傍ら、近年は絵本作家としても活躍の場をひろげている。主な絵本の作品に、『やすみのじかん』(ブロンズ新社)、『文房具のやすみじかん』(文・土橋正)、こどものとも『トマトとなすときゅうりのなつ』(文・木村晃彦、ともに福音館書店)、『しんぶんのタバー』(文・萩原弓佳 PHP研究所)などがある。京都市在住。
この書籍を作った人
埼玉県生まれ。出版社勤務の後、フリーで編集をしながら小沢正氏に師事。絵本に『いかりのギョーザ』(佼成出版社)、『ゆでたまごひめ』(教育画劇)、『えだまめきょうだい』(アリス館)、『かさじおやぶん いっけんらくちゃく』(小学館)、「どろろんびょういん」シリーズ(金の星社)などがある。
この書籍を作った人
神奈川県生まれ。幼稚園教諭を経て、2003年イラストレータとしてデビュー。2005年『3びきのろしありす』(教育画劇)で絵本作家デビュー。主な作品に『へんしんぶうたん!』シリーズ(ポプラ社)『リルリルちゃんとおかしパーティ』(白泉社)など。
この書籍を作った人
1941年福岡県大牟田市生まれ。個性的な文体で独自の世界を展開。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん大賞、『うそつきのつき』(文渓堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごと がたごと』(童心社)で日本絵本賞を受賞。絵本の他にも、読み物、詩集など作品多数。他の主な作品に「おれたち、ともだち!」シリーズ(偕成社)、『かあさんのこころ』(佼成出版社)、『とってもいいこと』(クレヨンハウス)、『ぽんぽん』(鈴木出版)などがある。
この書籍を作った人
1978年岐阜県生まれ。絵本作家。主な作品に『ぼく・わたし』『チーター大セール』(ともに絵本館)『いぬのムーバウいいねいいね』(講談社)『おまかせツアー』(理論社)『ぞうの金メダル』(作・斉藤洋/偕成社)『飛んでった家』(作・クロードロワ/訳・石津ちひろ/長崎出版)がある。
この書籍を作った人
1967年、三重県生まれ。「子どもの本の専門店メリーゴーランド」の絵本塾で絵本づくりを学ぶ。2008年、『あっぱれ! てるてる王子』(講談社)で第30回講談社絵本新人賞を受賞し、絵本作家デビュー。2012年、『新幹線のたび〜はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断〜』(講談社)で第43回講談社出版文化賞【絵本賞】を受賞。他の絵本作品に『新幹線のたび 〜金沢から新函館北斗、札幌へ〜』『決戦! どうぶつ関ヶ原』『トーキョー ドリーム マラソン』(以上、講談社)、『やねうらたんていモリー』(くもん出版)などがある。
出版社からの内容紹介
吉沢恋さん(2024パリ五輪スケートボード女子ストリート・金メダリスト)監修&推薦!
さあ、この絵本を読んで、いっしょにスケボーの世界へ飛び込もう!
ある日、ポルッチとマッシュが出会ったのは、スケートボードを楽しむかいじゅうのエリンギル。ふたりは、エリンギルに誘われてスケボーを始めます。スケボーショップでのお買い物やスケボーパークでの練習で、少しずつその魅力に気づき始めるポルッチとマッシュ。はたしてふたりは、スケボーのトリック「オーリー」を決めることができるのでしょうか?
年々競技人口が増え続けているスケボーをテーマにした絵本がついに誕生。物語を楽しみながらスケートボードのパーツの説明や、トリックの数々、仲間と練習する楽しさ、うまくなるコツなどを自然に学ぶことができます。また、スケボーでも大事な「あきらめないこと」「続ける大切さ」をお話を通して感じられる内容になっています。
監修は、2024パリ五輪金メダリストの吉沢恋選手と、そのコーチである寺井裕次郎さん。7歳からスケボーをはじめた吉沢選手がこれからスケボーをはじめる子どもたちに伝えていきたいエッセンスもつまっています。
子どもから大人まで、スケボーの魅力を存分に味わうことができる、唯一無二の絵本です。
4歳〜一般
この書籍を作った人
1974年、東京生まれ。二人の娘の父。絵本作家・デザイナー。絵本に『れいぞうこ』(偕成社)、『いろいろ ばあ』(えほんの社)、『みず ちゃぽん』(童心社)、『どじにんじゃ』(講談社)、『おおごえずかん』(コクヨS&T)、『ころころぽーん』(ほるぷ出版)など多数。挿画に「パーシー・ジャクソン」シリーズ(ほるぷ出版)、「モーキー・ジョー」シリーズ(フレーベル館)など。くもん出版からは、「えほんとあそぼ」シリーズのほかに『ぴーかーぶー!』『カチン コチン!』(絵・小林ゆき子)の2冊がある。
出版社からの内容紹介
カメレオンの着ぐるみを着た女の子「ティー」と、その弟「カメレオン」が織りなす、ちょっと不思議で、とびきりやさしい日常のお話。
自由な発想で広がるティーの世界は、弟のカメレオンをやさしく包みこみ、読者の心にもあたたかな灯をともします。
どこか夢のような風景、見たことのない乗り物や道具、個性豊かなキャラクターたち。ページをめくるたびに、新しい発見と小さな幸せが待っています。
本書は「こうちゃぐもの おはなし」「おばけなんていないよ」「おんがくかい」の3つのお話で構成され、それぞれの物語の中でティーがカメレオンに世界の面白さや大切なことを教えてあげる展開になっています。
きょうだいで過ごす何気ない日々のかけがえのなさ、ふとした出来事の中にある幸せに気づかせてくれる、そんな絵本です。
子どもはもちろん、大人の心にもやさしく寄り添ってくれる一冊として、幅広い世代におすすめします。
2017年、イタリア・ボローニャで開催された「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」で、スペインの出版社 A buen paso の編集者との出会いをきっかけに生まれたこの作品。
チリの詩人との国際的なコラボレーションにより、スペイン語で制作され、1年かけて丁寧に作られました。
そして、ついに、念願の日本語版が刊行されます。
海を越えて生まれたこのやさしい物語が、いま、日本の読者の手元に届きます。どうぞ、ティーとカメレオンの世界をのぞいてみてください。
この書籍を作った人
早稲田大学教育学部卒業。スペイン語圏の絵本と詩の翻訳をしている。訳書に『どうしてなくの?』(偕成社)、『わたしたち』(岩崎書店)、『あさごはんで世界いっしゅう』(汐文社)、『いのちの ながさは どれくらい?』(ワールドライブラリー)、共訳に『フリーダ・カーロの日記』(冨山房インターナショナル)、『El alma de las flores(金子みすゞ詩集−花のたましい)』『Una luz que perdura(宮沢賢治詩集−ひかりは たもち)』(以上、Satori Ediciones)などがある。
この書籍を作った人
1944年東京都生まれ。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業。国立科学博物館で哺乳類の分類学・生態学を学ぶ。文部省(現・文部科学省)の国際生物学事業計画調査や環境庁(現・環境省)のイリオモテヤマネコの生態調査などに参加。トウホクノウサギやニホンカワウソの生態、富士山の動物相、トガリネズミをはじめとする小型哺乳類の生態、行動などを調査している。上野動物園の動物解説員、ねこの博物館館長、日本動物科学研究所所長などを歴任。ベストセラー『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)のほか、多くの図鑑監修を手掛ける。
文/竹原雅子 編集/木村春子