ある夏の日、こぐまのくんちゃんは、いとこのアレックに誘われて二人でキャンプに出かけました。森を歩く道々くんちゃんは、こまどりの巣作り、アヒルの泳ぎ、かわせみの魚とりの場面に出会います。その後 キャンプをする湖のほとりに着き、くんちゃんは こまどりのように寝床を作り、アヒルのように泳ぎ、かわせみのように魚をとろうとしますが皆失敗ばかり。アレックに「くま式のやりかた」を教えてもらいます。キャンプのやり方では失敗ばかりでしたが、家への帰り道をちゃんと覚えていたのは、来る途中で鳥たちとあいさつを交わしていた、くんちゃんでした。
ドロシー・マリノさんのくんちゃんシリーズが好きなのでこの絵本を選びました。緑溢れる森を悠々と散歩する主人公はとてもかっこ良かったです。色々なことに興味を持ち、疑問を持つ好奇心旺盛な主人公が愛らしかったです。疑問を一つ一つ解決してゆく姿に感動しました。緑と黒のみを使って描いているのも潔くてかっこ良かったです。樹木の筋の描写が特に気に入りました。 (なびころさん 30代・ママ 女の子2歳4ヶ月)
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