春のようなやわらかな日差しが感じられる挿絵です。
『これは ガンピーさんです。』 帽子をかぶり右手にジョウロをもち、
家の前でにこやかに立っているガンピーさん。
1ページ目から、子供たち、「わぁ…きれい」と見入っていました。
色鉛筆で描いたような淡い線と色彩。
左ページ(文章および船の様子)と右ページ(お客さんの紹介)の役割を
きっちり分けているのが面白いです。色付けも右ページのみ。
動物たちの描写がとっても可愛い絵本。
少しずつ狭くなっていく船の様子と、背景の移り変わりも楽しいです。
『また いつか のりにおいでよ』と、最後にお客さんを見送るガンピーさん。
さよなら、で終わらないところがよかった…続きがありそうで。
読み終わったあと、娘は、「○○ちゃん一人で読む」と読み返していました。
お客さんが変わるたび、声色を変えて。(笑)