モチモチの木」 みんなの声

モチモチの木 作:斎藤 隆介
絵:滝平 二郎
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1971年11月20日
ISBN:9784265909063
評価スコア 4.83
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みんなの声 総数 140
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140件見つかりました

  • 大切な人のためなら

    子どもにそろそろどうかなと思い、読んでみました。同じコンビでも「八郎」は方言が強すぎて、息子には受け入れられなかったのですが、こちらの方は、夜中にせっちんに行けない男の子という設定。せっちんもすぐにトイレとわかったようでした。

    子どもの頃にも読んだと思いますが、味わいの深い絵と話が印象的で、心に残っていました。

    豆太の心の成長と、人は大切な人のためなら、自分が思っている以上の力が出るものだということを再認識した気がします。

    投稿日:2008/11/23

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  • 惹きつけられる絵

    最初は図書館で何気なく借りたのですが、何度も「読んで!」とせがまれます。

    文章が長いので、読んでる途中でページをめくられちゃうのですが、方言?昔っぽい?文章と絵がマッチして2歳の子供でも何か惹きつけられる物があるのでしょうね。

    最初は「おじいさんねんね」と言って持ってきてましたが、最近「モチモチの木」と言えるようになりました。

    出てくる登場人物のみんなの優しさが伝わる絵本です。

    投稿日:2008/09/26

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  • ロングセラーの昔話

    • あこちさん
    • 30代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子4歳

    かれこれ、2〜4歳の頃から、我が家にあって
    あった頃から、何となく読んで上げていました。

    少し、絵が怖がるかなぁ〜と、思ったのですが
    意外や意外、この絵本だけは毎回、何歳になっても最後まで隣で黙って聞いています。

    登場人物が少なくシンプルで、孫と祖父が布団に入る場面や、モチモチの木が光り輝く場面、
    祖父が苦しむ場面、孫が必死になって夜道を走る場面などは
    ジィ〜っと見ている、子供の様子がかわいらしいです。

    ひょっとしたら、豆太を自分と投影しているのかも知れません。

    投稿日:2008/09/11

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  • 優しささえあれば…

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    五歳になる豆太は、本当におくびょう者で、いまだに、夜中、ひとりでトイレにも行けないのです。
    必ず、一緒に寝ているじさまを起こします。なんといっても怖いのが、小屋のすぐ前に立っている、でっかいでっかいモチモチの木。
    しもつき二十日(はつか)の晩に、モチモチの木に灯がともる。それを見ることができるのは勇気のある子どもだけ。その話を聞いても、豆太にとっては他人事でした。
    滝平二郎さんの描く切り絵の世界に圧倒されました。モチモチの木のとっても恐ろしい様子を表したかと思えば、優しく触れる手の動きまで、見事に表しています。
    人間として、大事なことはなんであるのかを、しっかりと教えてくれました。
    子どもの頃、自分で読んだ時、とっても長いお話のような気がしたのですが、大人になって読み返すとそうでもありませんでした。読んでもらったとしたら、もっと違った印象で、心に残っていたような気がします。

    投稿日:2008/08/20

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  • じさまのやさしさ

    日本語の絵本が置いてある図書館で、なつかしさのあまり手に取った本でしたが、娘がどんな反応をするかは、正直なところ不安でした。私が小学校の低学年のころ、父が買ってきてくれたこの本・・・当時は、独特な切り絵の雰囲気が怖かったという記憶しか残っていませんでしたが、再びめぐり合った今、お話の素晴らしさはもちろんのこと、じさまの優しい眼差しに吸い込まれていくような感動を覚えました。声に出して読んでみると、民話のような語り口で、耳にも心地よく響き、安らぎを感じました。同時に、方言や古い言葉も多く使われているため、4歳になったばかりの、しかも、日本語の環境にない娘にとっては、かなり難しい内容だろうな、と思いました。しかし、1度読んだ後に、即「もう1回読んで」と娘がせがんだのは、おばけの本でも、こぐまちゃんの本でもなく、この絵本だったのは、嬉しい驚きでした。その後、じさまがしゃがんで豆太を抱くように、ぬいぐるみのプーさんの両足を持ち、じさまの言葉をまねて、「しょんべんかい?」と言いながら、トイレごっこをしていた娘の無邪気な様子からは、どれだけこの本の内容を理解しているかはわかりかねますが(!)、それでもモチモチの木に灯がともる絵には、うっとりとした表情を浮かべ、じさまが豆太をやさしく抱きしめている顔にも、静かに微笑んでいました。そして、「Jは、勇気があるからモチモチの木に灯がともるのが見える?」と聞いてきたり、「Jは、ママがついてこなくても、1人でトイレ行けるよ。だっておねえさんだもん。」と、嬉しそうに話したりしていました。親としては、娘がおもらしをするたびに叱ってばかりいた自分を反省し、じさまのように、娘の弱さも温かく受け止め、包み込んであげられる、本当のやさしさを身に着けたいと思いました。

    投稿日:2008/07/17

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  • お話に集中していました

    • 30ママさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子・5歳

    私が小さい頃に読んだ記憶があり
    (お話の内容はすっかり忘れていましたが、絵を覚えていました
    確か小学校のときの課題図書だったようなきがします・・・)
    子供に読み聞かせしました。

    臆病な子供は少し怖がるかなと思って読み始めたのですが
    話に引き込まれるように集中してお話をきいていました。
    (すごい真剣な目が印象的でした)
    自分が主人公になったように、ドキドキしていたようです。

    一番印象に残ったところは、足を怪我をしてまで
    お医者様を呼びに行く場面だとのこと、
    きっと一緒に山の斜面をはしっていたのですね。

    挿絵が印象的なのか、このシリーズの他の本も読みたいと
    読み終わった後、言っていました。
    子供受けするようなかわいらしい絵ではないのですが
    絵の素晴らしさ・壮大さを見抜いているようでした。


    豆太のお父さんはなくなったと書かれていますが
    母親についての記述がなく、子供は
    最初から最後まで「お母さんはどうしたんだろうね」と
    言っていました。

    投稿日:2008/06/29

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  • 恐くて素敵。

    • 橘朔夜さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子7歳

    私が小学生の時の国語の教科書に載っていました。
    子供が出来た時に読んであげようとリストアップしていたうちの1冊でした。

    子供はこの絵が恐いそうなのですが、モチモチの木に火がともった所はやっぱり綺麗なので、なんとも言えない気持ちになるようです。

    恐いけど、綺麗。
    恐いけど、忘れられない。

    子供が大きくなった時、またその子供に読んでくれたらいいなと思います。

    投稿日:2008/06/22

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  • 不可欠な一冊!!

    • オナミーさん
    • 30代
    • ママ
    • 岡山県
    • 女の子3歳、男の子0歳

     私が小学生の頃、教科書で読んだのか、絵本で読んだのか、とにかくこの本の印象は強烈でした。

     なぜ、そんなに強烈な印象を受けたのか、当時はわかりませんでしたが、今、娘のためにこの本を手にして、ようやく理解できた気がします。

     とにかく、絵の美しさ。そして、文章のすばらしさ。

     この絵本を何度も読み聞かせることで、感性アップ、国語力アップ間違いなし!!と、ほそく笑んだ母でありあます。
     
     臆病な豆太。昼には、『実落とせ!』と叫ぶけど、夜になると一人でトイレもできない。
     擬人化された木が、『おばけー』と遅いかかってきそうな、そのリアルな恐ろしさ。
     泣きながら、夢中で医者さまを呼びに走る豆太の心細い様子。そして、医者さまのねんねこばんてんの温かさと、少し強気になった豆太が、医者さまを蹴飛ばす様子・・・。

     文章と絵が、本当に無駄なく『モチモチの木』の世界にいざなってくれます。
     
     毎日子供たちに絵本を読み聞かせていて、何冊も何冊も絵本を読んでも、これほどの芸術的な、すばらしい絵本に出会えることは少ないです。
     
     娘は今3歳ですが、この絵本の行間を読めるようになるまで、何年でも読み聞かせてあげたい、と思います。

    投稿日:2008/05/31

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  • 白黒

    • モサムネさん
    • 20代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子0歳

    昔、弟が持っていた絵本。私が子どもを産んだので借りてきました。
    息子はまだ0歳なのですが、白黒ではっきりしているのと、本自体大きめなので読み聞かせてみようと思いました。


    文は、私が東北出身だからなのかすらすらと読みやすかったのですが
    息子は特に興味を持てなかったらしく、やっぱりまだまだ早いみたいです。
    ただ、もちもちの木に灯がともったページはキラキラしていて気になるのか
    指を指して見ていました。

    投稿日:2008/04/01

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  • ワンパック親子

    いつでもどこでも「おかあちゃんも!!」といい、いっしょに行動。
    常にワンパックで行動している私と娘。
    そんな状態にうんざりしながらも、どこか拠り所にしている私の心を再認識した一冊です。
    夜中のトイレがどうしても一人で行けない豆太。
    そんな豆太を「そのまましてたら布団が濡らされてしまう」という思いから、いつも連れ添うじっさま。
    豆太のひとり立ちを妨げているたは、
    もしかしたらのじっさまの先回りのせいかもしれない・・・。
    いいさじ加減で子供と付き合うことが、いかに難しいか考えさせられた一冊です。

    投稿日:2008/03/23

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