
こねこのちゃっくの家に電話がひけました。うれしくてうれしくて、ちゃっくはさっそく、家の電話番号を紙に書いて紙飛行機にし、森じゅうに飛ばします。すると、リーン、リーン。カエルのお母さんや、子ネズミのお友だちなどから、たくさんの電話がかかってきて、ちゃっくは大喜び。夜になって、ようやく電話は鳴らなくなりました。ちゃっくがぐっすり寝ていると、また、チリリリと、小さな音で電話が鳴り出しました。ちゃっくが電話に出てみると…。
ポイント ・夢を育むメルヘン絵本。 ・こねこのちゃっくの愛らしさに、笑みがこぼれます。 ・あたたかい人とのつながりを伝えます。
編集者から 携帯電話の普及で、最近は自宅に電話をひかない家庭もあるようです。四半世紀以上前に発刊された時、まさか電話が個人個人の携帯になるとは想像もできませんでした。この絵本は、ちょっと時代遅れと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、今でも、電話(携帯電話も含めて)は、人と人とをつなげる大切な役割を担っています。メールにはない声のやりとりが、お互いの心をつなげていきます。チャックが電話をもらってうれしかったのは、相手の声と一緒にあたたかな心も伝わってきたからかもしれませんね。

電話を買って、嬉しくって電話番号を書いた紙飛行機をたくさんとばす様子がかわいい。
お星様からも電話がかかってくるとか、夢があって素敵。
電話を心待ちにする様子がかわいくて、家にも電話があったほうがいいのかな?なんて思ってしまいました。
(みっとーさん 30代・ママ 男の子6歳、女の子5歳)
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