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かかし」 みんなの声

かかし 作:シド・フライシュマン
絵:ピーター・シス
訳:小池 昌代
出版社:ゴブリン書房 ゴブリン書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2007年04月
ISBN:9784902257106
評価スコア 4.27
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みんなの声 総数 10
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  • 孤独

    ジョンじいさんのように家族を失い、愛犬をうしなって一人ぼっちになったら凄く寂しいだろうなあと思いました。かかしに、頭を作ったり、服を着させることでジョンじいさんの心が徐々に満たされていく様子が嬉しかったです。サムという若者も現れて人と繋がっていくということがどれほど大切で素晴らしいことかを認識した絵本でした。

    投稿日:2017/04/03

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  • かかしは意外に人間の生活に密着してる

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    個人的にはすごく好みの作品でした。
    2007年発行なので、かなり最近の作品ですね。
    この絵本の感想を書こうとして、絵本ナビ内の検索をかけたら、「かかし」を取り扱っている絵本作品が8作も上がってきました。
    日本でも、海外でも、「かかし」というのは、意外に生活に密着しているものなのかもしれませんね〜。
    確か、有名な少し前にやった宮崎アニメでも、かかしが奮闘していましたよね?

    さて、この絵本のかかしは、あるひとり身の農夫、「さびしいジョンじいさん」が、鳥よけにつくったかかしでした。
    このかかしは、初めは頭すら付いていませんでした。
    けれども、ただそこにいるだけで、かかしはだんだん、
    ジョンじいさんの大切な存在になっていくのです。
    その経緯が、実にしっとりじっくり描かれていて、心に残りました。

    すごくいい話ですが、
    一人ぼっちの哀愁だの、心のよりどころだのいう感情は、
    あまり低年齢では理解できないところがあると思いますので、
    どちらかというと、高学年以上のお子さんか、大人が読むといいかな
    と、思います。

    投稿日:2009/08/31

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  • 丁寧に描かれています

    「マクブルームさんのすてきな畑」を読んで、シド・フライシュマンの作品が気になり検索したところ、この絵本が出てきました。

    「マクブルームさん…」がおもしろ系なのに対して、こちらの「かかし」は哲学的とでもいうのか、深く考えさせられる作品だと思います。

    あまりに作風が違うので驚きました。

    家族を失って孤独に過ごすジョンじいさん。

    じいさんがかかしを作るうちに、少しずつかかしに心が動いていく様子が丁寧に描かれています。

    かかしだけでなく、手伝いにきたサムにも少しずつ心が動いていく姿に嬉しさを感じました。

    すごく大きな出来事があるわけではないのですが、徐々に心が満たされていくという心の動きをジョンじいさんと共に味わっている気分になりました。

    投稿日:2009/04/01

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  • 男どうし

    映画のような絵本である。言葉少なでありながら、映画のシーンのように心にしみこんでくる。
    かかしと老人と若者。この絵本の良さは、男どうしの心のふれあいだと思う。

    老人が顔のないかかしを作った。少し不気味である。一人暮らしの老人は、かかしに語りかけながら、顔を作り、靴や軍手を与え、服を着せ、かかしを自分の家族のように作り上げていく。家族に先立たれ一人ぼっちの老人は、かかしを相手に、実は自分と対話しているのである。

    若者が現れる。老人の仕事を一つ一つ手伝い始める。若者も家族を失った一人者である。
    老人の注文に一つ一つ応える若者に、老人は心を許し、かかしに着させたものをひとつずつ若者に与えていく。老人は一人ぼっちではなくなった。

    老人は若者と、言葉少なに話ながら実に自分の思いを伝えていると思った。ハーモニカのメロディを通しての心の通い合いも素晴らしい。最後のシーンで、老人が若者に「チェッカーゲームでもどうだい」というところは、絶妙である。

    絵本としては、言葉少なで地味かもしれない。
    ただ、饒舌で説明口調の絵本より、心に響いてくるのである。

    息子と、一緒に感じたい絵本である。

    投稿日:2009/02/19

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  • 何かを大事に想う気持ち

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    家族も愛犬ももういなくなってしまったジョンじいさん。
    ひとつのかかしに愛情をかけるようになったのは、やっぱり寂しい気持ちがあったからなのでしょうね。
    かかしを大切にする姿は、とても一生懸命で心打たれます。
    誰かを、何かを大事に想う気持ちの素晴らしさを改めて感じることができました。

    かかしとののんびりした暮らしに、ふと現れた一人の若者。
    気の置けない仲間となっていくその若者は、もしかしたらかかしからのプレゼントだったのかもしれませんね。

    投稿日:2009/02/10

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  • おじいさんの寂しさが行間から伝わってくる

    • doruさん
    • 40代
    • その他の方
    • 兵庫県
    • 姪8歳

    日本にはこんな大きな畑はないけれど、外国にはどこまでいっても畑,畑、畑の世界があるのだなと思いました。その中でおじいさんが頭のないかかしを最初つくりました。かかしとしてはカラスやハトの害鳥に人間だと思わせておけばよいだけなのですが、それを見るおじいさんからはかかしに人間らしさをつくりたかったのでしょうね。そしてだんだん自分の服を人間らしいかかしにしていくためにかけていく。このおじいさん本当に寂しかったのだろうなと思います。寂しくて寂しくてたまらないものだからかかしを人間であるように思えてくる。このままいけばどんな話になっていただろう。でも後半から若者がきて、かかしの服を脱がす描写から若者に興味を持ち、若者と人間らしさを通わせていくおじいさん。最後まで読んだらよかったねと思えてきます。静かな描写だけど、本としては寂しいおじいさんの心が行間から見えてよかったです。大人が読んでも感動すると思います。

    投稿日:2008/10/30

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  • しみじみとしてきます

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子8歳、男の子4歳

    さみしそうなおじいさん、頭のないかかし…なんともいいようがない荒涼な雰囲気に、最初は心が沈みそうでしたが、読んでいくうちに、おじいさんの表情にやわらかさが現れ、かかしにも生命が与えられたようで、さらに、若者の登場と、少しずつ心の雲が取り払われていくのがわかりました。

    かかしに頭をつけ、洋服を着せていくおじいさんには、相手を思いやる気持ちが芽生えていったんですね。そして、若者が現れたことで、そんな優しい気持ちを本当の人間に向けることができたんだと思います。おじいさんが一人ぼっちのままじゃなくて、本当によかった!とつぶやきそうです。

    生きていくなかでの幸せの形を、この本から見つけ出すことができた気がしました。

    投稿日:2008/01/27

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  • 家と畑だけの世界

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子14歳、男の子11歳

    家と畑しかない土地で孤独に暮らすジョンじいさん。
    ある日、ジョンじいさんは古い布切れにわらを詰めただけの、
    頭も無い簡素なかかしを作ります。
    鳥を追い払う役目は果たしているものの、物足りないじいさんは、
    頭を作ったり、服を着せたり・・・。
    無言のかかしと心を通わせるかのような光景です。
    そんなある日一人の少年がが迷い込んで・・。
    じいさんの静かな孤独感がじんわりと伝わってきます。
    少し哲学的な味わいです。
    そこに描かれた、不器用でぎこちないけど、少しずつ芽生えた
    心の交流を感じ取ってほしいです。

    投稿日:2007/12/06

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  • 孤独

    絵本ナビで紹介されているのを知り、そしてたまたま近所の図書館にあったので読んでみました。幼稚園児の娘にはまだ早いかなと思ったのですが読んでといってきたので読んでみたところやっぱり少し早かったみたいです。私はてっきりかかしが若者に変装しているお話なんだと思ってました。
    おじいさんと若者は同じ境遇で生活してきたもの同士、孤独を背負った2人。このままずっと一緒に生活していってほしいなと思います。

    投稿日:2007/11/24

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  • いろんなことを考えました

    • ママは魔法使いさん
    • 40代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子15歳、女の子9歳、女の子7歳

    孤独な農夫が畑にかかしをたてました。
    かかしはじいさんの話し相手になり、やがては大切な友人になります。

    そこへ、一人の若者があらわれて……。

    孤独を好んでいる風にみえたじいさん。
    その隠された寂しさや、心の暖かさが、
    かかしや若者とのやりとりで見えてきます。
    挿絵のおじいさんの表情の変化!みてください。

    読んだ後、映画を見たような気分です。
    ピーターシスの絵も手伝って、頭の中に広い畑の風景が広がって。
    おじいさんのいきいきとしたハーモニカの音色まで聞こえてくるみたい。


    心に届くのは、小学生なら高学年くらいからでしょうか。
    中学生や高校生にもぜひ手に取ってもらいたいです。

    静かに心にしみる味わい深い絵本です。

    投稿日:2007/06/19

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