しずかなおはなし」 ママの声

しずかなおはなし 作:サムイル・マルシャーク
絵:ウラジミル・レーベデフ
訳:内田 莉莎子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,210
発行日:1963年12月
ISBN:9784834000177
評価スコア 4.07
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みんなの声 総数 41
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  • 声をひそめて読みたくなる

    「ちいさなこえでよむおはなし」とあるので、声をひそめて読みたくなるお話です。

    モノトーンの優しい淡い絵がクラシカルな感じでマッチしています。

    しずかなといいながら、その展開は決して静かな場面ではないところもありますがはりねずみのひっそりとした静かな生活がこのまま守られていけばいいのにという思いがしました。

    日本では1963年の出版。現在の展開の早いお話や色遣いのきれいな絵本とは趣を異にしますが、絵本の中に流れる静かな時間が古典の持つ魅力だなあと思いました。

    投稿日:2012/12/16

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  • とぷとぷとぷという足音が素敵です

    本屋で見つけて私が気に入って買いました。

    購入時、息子はまだ1歳で、初め頃は見向きもしなかったのですが、2歳を過ぎた頃から、「とぷとぷとぷ読む〜!」と言うようになりました。

    はりねずみ一家の散歩の足音が、とぷ とぷ とぷ なのです。おおかみに襲われそうになって、あまり穏やかではない状況なのですが、なぜか静かな気持ちになれるから不思議です。

    うちは子供は息子一人で、このはりねずみ一家と同じです。それもあって何だかしっくりきて、ついつい手に取ってしまいます。息子も他の絵本を読む時は、絵から色々な発見をしたりして喋りながら楽しむのですが、この絵本は黙って聞いています。はりねずみがどんな生き物か実感はないはずなのに、その世界に浸れるのは絵本が優れているからだと思います。

    投稿日:2010/07/07

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  • ハリネズミ家族VS狼たち

    このお話は、ハリネズミの家族を襲ってきたオオカミとそれを撃退したハリネズミの家族のお話でした。ハリネズミたちが丸まって防御している姿にうちの子は感動したのか、「そのままがんばれ!」といきなり応援していました!!ハリネズミの根競べ手このお話は終わるのですが、小さい物が大きなものに勝るのは気持ちがいい物ですね。

    投稿日:2016/01/19

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  • 声をひそめて

    3歳の息子に声を潜めて読み始めたら
    「大きな声で読んでよ〜」と言われてしまいました。

    それくらい最初のページに書かれています。
    小さな声で読むように!と。

    はりねずみ一家がおおかみ夫婦に
    襲われます。
    その時はりねずみがとった行動とおおかみが
    逃げていった理由
    面白いのでぜひ小さな声で読んでくださいね。

    投稿日:2014/11/23

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  • そっと、そっと読んでみて!

    • クマトラさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子6歳、男の子1歳

    ‘しずかなおはなし’なのでヒソヒソ読みました。
    全体的にモノクロの絵、オオカミが虎視眈々とハリネズミを
    狙う様子、とても張り詰めたお話かと思いましたが、
    ハリネズミがオオカミに、小さいながら利口かつ冷静に
    立ち振る舞う様子は心強かったです。
    ヒソヒソ読んだせいか、オオカミが立ち去った後の以前と変わりない
    平静さが、モノクロの絵で一段と印象的で滑稽でした。
    ハリネズミの丸〜い愛らしい背中は、何事にも動じない性格を
    物語っているように見えました。

    投稿日:2010/07/01

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  • 心が落ち着いてきました

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    大袈裟な話になりますが、現代社会は危険がいっぱいです。
    危険な時ほど理性的な対応が必要です。
    この絵本はそんなテーマではないのでしょうが、恐ろしい時に冷静な行動をとることを、
    はりねずみのとうさん、かあさんが、ぼうやに教えているところが良いと思いました。

    子どもたちは自分がはりねずみになった気持ちで、とうさんとかあさんに励まされじっと我慢するでしょう。
    なかなかあきらめてくれないおおかみたち。
    はらはらしながら読み進めます。

    この絵本を読んだ後は、思わず小さな声になってしました。
    寝る前やおはなし会の始まりにいいと思いました。

    投稿日:2009/03/18

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  • 静かに静かになれる絵本です

    • うららさん
    • 30代
    • ママ
    • 栃木県
    • 女の子7歳、女の子5歳

    静かに静かに読んであげると、静かに静かに耳を澄ませてきいてくれる。
    森の夜の鬱蒼とした静けさがひしひしと伝わってくるのは言葉が厳選されているから?
    気分が高揚して眠れない子もこれを読んだらす夫眠れるかもしれません。
    不安な子も、安心して親子で横になれば休めるかもしれません、そんな絵本です。

    投稿日:2009/01/29

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  • そっとそっとそっと・・・

    最初に「小さな声で読むお話、そっとそっと・・・」とあるので
    普段は声の大きい私も、自然と小さな声になって読みました。
    読んでいくほどに、そっと読む声にふさわしいお話だと
    しみこむように伝わってきます。
    ハリネズミの家族がおおかみから身を守るというストーリーですが、
    その独特の絵の表情がかもし出す世界観がすばらしいです。
    娘はなぜか、この本といっしょに「てぶくろ(ウクライナ民話)」を持ってきます。
    装丁の感じと訳者が同じなので、彼女の中では同じグループの本だと思っているようです。
    寒い地方のお話だというのを、隅々に感じるのかもしれません。

    投稿日:2008/03/21

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  • 図書館のおすすめ絵本リストに載っていたので、3歳の娘にと思い借りました。

    この絵本のよいところはまず絵。
    鳥たちが森の中で夜眠っている絵、2ページに渡って描かれているはりねずみにこっそりと忍び寄る狼の絵など素敵な絵がいろいろありますが、私自身は鳥たちが森の中で眠っている絵が1番好きです。

    文章はリズム感がよく、読みやすいし、おそらく娘も聞きやすい、聞いていて心地よいリズムなのだと思います。
    そのせいでしょうか?
    読んだ後、心が落ち着きます。

    だから寝る前におすすめの絵本だと思いますし、大人にとっても子供にとっても、ネガティブな感情の時によい方向へ気分転換するのによい絵本だと思います。

    投稿日:2007/11/27

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  • みんなで丸くなっています

    4−5歳の子供達を対象にしたお話会で読んだ際、とても評判が良い本でした。
    最初に、”しずかなこえで よむおはなし、そっと、そっと。。。。”と、とても小さな声で始めると、子供達は、息をのんで、一気に集中力を増します。
    ハリネズミの親子を狙ったオオカミが現れる場面では、思わず息を飲み込む子も。針を立てて丸くなったハリネズミを、転がすオオカミ、なかなか諦めないので、子供達は、どうなる事かと、どんどんお話に吸い込まれて行きます。やがてオオカミは、猟師の鉄砲の音に怖じ気づき逃げて行きます。そして、ハリネズミの親子達は、助かるのです。

    くらい森で起こる出来事に、子供達は、終止聞き入っていましが、お話が終わった途端、ハリネズミの真似をして丸くなる子もいれば、オオカミだといって、ハリネズミに扮装した子供を転がす子も。お話の時とその後の、子供達の違い様が、面白かったです。

    投稿日:2007/02/06

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