表紙のうさぎの表情に惹かれて、手に取りました。
深い森のはずれにある、レンガ(石?)造りの建物。
流れてくる美しい音楽に誘われて、小さな白うさぎが中をのぞいてみます。
そこはバレエのレッスン場でした。女の子達が軽やかに踊っています。一目でバレエのとりこになったこうさぎは、ドアをたたき、一緒にレッスンを受けることになります。
楽しい愉しいバレエは、こうさぎのお友達たちにも広がって…。
色合いや線、ひとつひとつが安定して美しく、ほんわかした気持ちいっぱいにエンディングまで読み進めました。登場人物(動物)の表情が、たまらなく愛くるしいです。
バレエ好きにはもちろん、ゆったり、やさしい気持ちになりたいときにお勧めの一冊です。