いもと先生の優しく温かい絵にいつもい癒されています。
このお話は、なんとも衝撃的な内容です。
人間社会に都合の良いように荒らされた自然環境。
その中で、きんたちゃんのような悲しい思いをしている動物がたくさんいるのだと思います。
くまのげんちゃんのおとうさんのような優しい森の仲間がいれば、きんたちゃんのように命を落とさなくて済むのでしょうが、本当に多くの動物が、人間の自然を畏れぬ横暴の為命を失ってきたのだと痛感しました。
1971年に書かれた作品を元に絵本化されたそうですが、巻末のかこ先生のお言葉ではありませんが、本当に何も変わっていない現実。
絶滅危惧種の増加している現実。
大人として、恥ずかしい思いでいっぱいです。