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日・中・韓平和絵本 ぼくのこえがきこえますか」 ママの声

日・中・韓平和絵本 ぼくのこえがきこえますか 作:田島 征三
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,815
発行日:2012年06月20日
ISBN:9784494019670
評価スコア 4.6
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みんなの声 総数 14
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  • この世にいらないものは「戦争」

    「母の友」のバックナンバー2010年1月号の「私のことば体験」という松居直さんの言葉を読みなおしていたら、「『平和』ということばは、祈りでした」という文が目に飛び込んできました。

    子どもの本を出版する、子どもたちに本を届けるという気持ちの真髄には平和への祈りがある。日本の児童文学の本格的な始まりは戦後にあります。それを考えてみると、子どもの本の出版=平和への祈り。

    出版社は違いますが、童心社の本の中に日・中・韓平和絵本シリーズがあります。童心社の紙芝居についてのお話を伺った時の「紙芝居は平和」という言葉がとても心に残っています。

    松居さんの言葉とその言葉が私の中で重なりあい、それぞれの出版社が子どもの本に託した思いというのを考えるきっかけにもなりました。

    前置きが長くなりましたが、田島征三さんにも戦争について描かれた本が何冊かあります。

    そしてそのどれもが心にまっすぐに平和への祈りの気持ちを伝えてくるような気がします。

    この本の中の人間は表情もなく粘土細工の人形のようなのに、心をえぐられるように心に迫ってくるのです。

    特に肉体が砲弾により引き裂かれ粉々になる場面はとても正視できませんでした。

    同じ頃『さがしています』を読みこの『ぼくのこえがきこえますか?』を読みました。

    戦争によって引き裂かれ伝えられなかった幾多の声があったことでしょう。この世の中にいらないものがあるとしたらそれは「戦争」だと思います。

    投稿日:2013/08/30

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  • 叫び声のような…

    戦争で死んでいった子どもが主人公。その気持ち、無念、理不尽、悲しみ、痛み、を代弁するような作者の叫び声が聞こえてくるような。戦争と平和の絵本はいろんな表現がたくさんあるけど、これはとても重くてとても深い一冊。

    投稿日:2022/07/22

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  • 魂を感じる

    田島征三さんのエネルギッシュなイラストに惹かれ、手に取りました。
    怒り、悲しみ、訴え、願い……戦争によってひきおこされる様々な感覚を絵にすると、こうなるんだろうなと素直に思える内容でした。
    「誰のために殺し、誰のために殺されるの?何のために死ぬの?」田島征三さんの魂を感じる絵本でした。

    投稿日:2022/05/31

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  • 聞き流しているだけなのかも

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子6歳、男の子3歳

    この本は田島征三さん本人に
    講演会で読んでいただきました。

    泣きそうになりました。

    にくしみやかなしみなどが
    言葉や絵、色から伝わってきます。

    国も民族も関係なく、みんなが悲しむ戦争。
    それでもいまなお、世界各地で戦争はなくならず、
    日本の中でも諍いは起こっています。

    このぼくのこえだけでなく、
    戦争経験者が平和を望む人たちの声がきこえても
    その人が心に響かせ、
    本当に戦争や争いをしないように動き出せないと
    ただ聞き流しているだけなのかもしれないと感じました。

    正直、戦争や平和という言葉がある時点で
    読む覚悟やパワーが必要なので
    読むのをためらってしまいます。

    幼児には少し早い気がしますが、
    小学生になったら読んであげたいと思いました。

    投稿日:2018/10/30

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  • 子供には少し難しいかも知れません。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳

    絵も全て抽象画のよう。わかる子はわかるかな?もう少し直接的な表現の方が、何故戦争をしてはいけないのか、戦争をするとどうなるのか、が子供にも伝わる気がします。大人になった私の心にはなかなかぐっとくる作品でした。

    投稿日:2017/08/02

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  • 子どもには、ちょっと怖かったです

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 滋賀県
    • 男の子5歳、女の子4歳

    戦争の無念さ、悲しみ、人々の憎しみを戦争で死んでしまったお兄ちゃんが空から見て伝えます。
    絵具で書きなぐったようなにくしみ、悲しみという感情のイラストに迫力があり、子どもは怖いと泣き出しそうになりながら聞いていました。
    大人が読んでも、負の感情の連鎖につらい気持ちになりました。

    投稿日:2017/03/24

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  • きこえます

    ちょうど『世界の果てのこどもたち』を読み終えたばかりで
    戦争は絶対いけない!と思っていたところで、この絵本を
    読んだので、本当に、戦争はだめだよ!絶対だよ!という気持ち
    がさらに強くなりました。
    田島征三さんの描く挿絵は、リアルには描かれてはいないの
    ですけれど(リアルに描いてしまったら、かなり悲しい絵になる
    と思います)、伝えたいことが、はっきりくっきりと描かれている
    なあと思いました。こういう「何が描かれているのだろう?」と
    思わせる絵でも、強いインパクトを与えてくれるのだなあと
    思いました。

    投稿日:2016/11/06

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  • 誰のために殺し、誰のために殺されるの?

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子18歳、男の子16歳、

    日・中・韓平和絵本とあります。
    田島征三さんの想いが渾身の絵からひしひしと伝わってきます。
    戦死した青年の独白で話が進みます。
    全て命令という理由で戦場に立つ「ぼく」。
    人に向けて銃を撃ち、自らも敵の砲弾によって、飛び散るのです。
    そして弟も。
    母の悲しみ。
    肉体の無い心が感じ、語ります。
    誰のために殺し、誰のために殺されるの?
    決して凄惨な絵ではありませんから、子どもたちにも大丈夫です。
    ただ、抽象的な絵だけに、心の叫びが迫ってきます。
    語り継がなければならない。
    そんな思いも感じられました。
    ぜひ、感じてほしいです。
    そして、その声を受け取ってほしいです。

    投稿日:2012/09/17

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  • 全ての国の人へ

    戦争に行くということが、どういうことなのかが、迫ってくるように伝わりました。
    この作品は、魂の叫びでしょう。
    悲しみ、怒り、生々しいほどです。
    しっかりと「こえ」が、聞こえました。


    日中韓、関係なく、全ての国の全ての人に、読んで欲しいです。

    投稿日:2012/09/10

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  • 何万、何千万人もの、戦争で身体をなくしてしまった、伝えたい思いを沢山抱えたまま、声を、伝えるすべをなくしてしまった人の魂の叫びが、そのまま田島さんの筆のタッチを通して、見る人読む人に訴えかけてきます。
    この絵本の発売を知ってから、なぜか絶対に買わなければ!…という思いに駆られました。
    この本を読みなさい…そう私に呼びかけてきた「ぼくのこえ」。
    それは写真でしか見たことのない、遠い南の島で身体を失った私の祖父の声だったのかもしれません。

    投稿日:2012/08/08

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