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キツネとねがいごと自信を持っておすすめしたい みんなの声

キツネとねがいごと 訳:カトリーン・シェーラー 松永 美穂
出版社:西村書店 西村書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2017年04月
ISBN:9784890139798
評価スコア 4.49
評価ランキング 10,412
みんなの声 総数 36
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自信を持っておすすめしたい みんなの声から

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20件見つかりました

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  • 「死」は「生」の続き

     「きつねの背後で後ろを向いている白いものは何?」と思って読み始めました。読み終わり、あぁ、あの白いものは「あれ」だったのか・・・と得心しました。

     自然、あるがままということは、厳しく感じることもあるけれど、「死」でさえも、実は「恵み」でもあるということ、「死」があるからこそ、「生」が輝くということを つくづくと感じました。そして、きつねが死を受け入れて死神と抱き合い一つになる場面は、感動的ですらありました。重く難しいテーマが、絵本という形で受けとめられやすく描かれています。愛する人の死や、理不尽な死など、受け入れがたい死は もちろんありますが、基本的に、「死」は忌むべきもや、敵ではなく、「生」の続き、自然なこと という考えに魅かれるものがありました。

     今を生き、未来に向かって成長し続けている小さな子どもさんには難しいテーマであり、あえて読む必要は感じませんが、もし機会があって読んで、こんな考え方もあるんだ と心の隅に残ったら、それはそれで良いことだと思いました。年を重ね、「老い」や「死」を不安に思っている世代には積極的におすすめしたいです。

     カトリーン・シェーラーさんの絵は、タッチも構図も好きです。魔法をかける場面はユーモラスでした。

    投稿日:2017/06/21

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    1
  • 命について考えさせられます

    生きていれば誰にでもいつか必ず訪れる命の終わり。まだまだ幼い子供が理解するには難しかったようですが、私の方が命について考えさせられました。
    95歳と高齢の祖母が身内の葬儀の時に「みんな私より先に逝ってしまった」と寂しそうに言ったことを思い出しました。長く生きていればその分悲しみや寂しさを感じることが多くなるのだと思います。
    この絵本を読んで私たち孫や、ひ孫が元気でいる姿をもっとたくさん見せてあげたいなぁと祖母のことを想いました。
    きっと様々な人に響く、とても奥が深い絵本だと思います。

    投稿日:2017/06/20

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    1
  • 幸せに生きるとは。

    絵本ではありますが、命について考えさせられる内容で、1人でじっくり読みました。
    りんごの木に魔法をかけたことで、誰にも邪魔されることなく美味しいキレイなりんごが実りました。キツネは奥さんと一緒に、美味しそうに幸せそうにりんごを食べました。
    やがてキツネの奥さんは亡くなりました。
    人間も動物も、全ての生き物は決して1人では生きていけませんね。
    一緒に話をしてくれたり、隣で一緒にご飯を食べてくれる家族や友達がいないと、人生は楽しくないと思います。
    死神をりんごの木にくっつけてしまったことで、キツネは永遠に生きることができるようになったけれど、体は老いていき仲間たちもいなくなりました。悲しそうな寂しそうなキツネの顔が目に焼きつきました。
    命に終わりがあることを自ら悟ったキツネ。その時をじっと穏やかに待っていてくれた死神。最後に代わる代わるりんごを一緒に食べて抱き合って消えていくシーンは感慨深かったです。
    小さい子供には難しい内容かなと思いましたが、小学生くらいからは何か感じ取れるようになるのかな。
    いつか息子と一緒に読みたいと思いました。

    投稿日:2017/06/09

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    1
  • 年老いたキツネの夫婦は うさぎや ネズミ ツグミたちを追いかけることもできなくなり・・・・ りんごを食べられています
    そんなとき イタチが罠にかかりました
    イタチは「おねがいだから ぼくを食べないで ぼくは魔法が使えるよ」 キツネの願い事を言ったらかなえてあげるというのです
    イタチは約束通り   ツグミや リス イモムシが木にくっついてしまう魔法をかけました

    そんな時現れた 死に神
    キツネは、まだ死にたくないから 死に神にりんごをとってきてほしいといい死に神もりんごの木にくっつけてしまうのです

    キツネは思う通りに事が進んで 幸せに生きていましたが・・・・・
    キツネの奥さんが死んでしまい ひとりぼっちになるのです

    死に神は 「命あるものには私が必要なんだ」というのです

    この意味がだんだん説き明かされていきます
    どんどん年月がたち キツネは 年をとり 目も見えなくなり 鼻も臭いをかぐ力がなくなり・・・・好きだったものをみんななくしてしまうのです

    キツネは永遠に生き続けるのは 無理だと悟るのです
    そして 自分の死に神と共に世を去っていくのです

    生きとし生きるものには生と死があります
    この節理から のがれることは 節理に反してしまうのだと思いました

    寿命をどう生きるのか それは 人それぞれの課題ですね

    投稿日:2017/10/18

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  • 生と死について考えさせられる絵本です。
    誰でも死ぬことは恐怖です,そして誰もが経験しなくてはならいないとこでもあります,この世に生をうけたすべての生き物は。
    ただ1つ,それは順番通りであってほしい。
    歳を取った順に。。。生をうけた順に死も訪れる。。。
    みんながある程度の老いまで生きていける,そんな魔法があったらいいのにと思いました。

    投稿日:2017/06/29

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  • 生きて、死ぬとはどういうことか?

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子10歳、女の子5歳

    5歳の娘と読むつもりで一人で先に読んだものの。
    絵本というのは子供のためばかりではないと深く思わされました。

    生と死、生まれてから死ぬまで。
    死ぬというのは誰もがいやで、怖くて、恐ろしいことのようですが、
    でも、人間でも動物でも、形あるものはみな亡くなるように
    できているのだなぁということが
    すごく伝わってくる絵本です。

    絵本の中では、死神をだまして死ななくなったキツネが、
    大事にしていた伴侶が先に死に、
    そして友達もいなくなり、
    子供たちもどんどんいなくなり、と、
    年老いた体を抱えて、
    それでも孤独に生きていく様子が描かれています。

    最後には、キチンと納得のいく形でお迎えがきてよかった。
    人や動物が死ぬということはどういうことなのか、
    本当にその問題に向き合える一冊だと思いました。

    投稿日:2017/06/21

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  • 死なないという事

    知恵を使って、永遠の命を手に入れたキツネですが、愛する家族も友人もどんどん死んでいき、1人取り残されます。
    古代から不老不死は人々の切な願いですが「死なない」という事と「生きる」という事は、決してイコールではないのだと思います。
    愛する人と共に老い、天寿を全うして死んでいく。
    限りのある人生だからこそ、人は大切に生きていくのだと、改めて思い知らされた一冊です。

    投稿日:2017/06/21

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  • 年をとるということは、哀しいことであり、誰もが受け入れなければいけないことだと、しみじみと感じさせられました。
    年をとって思うように体が動かなくなったキツネが願ったのは、食べることでした。
    願いがかなったキツネは、次にいつまでも生きることを願いました。
    自分の死神を、魔法でリンゴの木に固定してしまいました。
    でも、奥さんがなくなり、子どもや孫たちが育ち、老いと孤独ほどつらいものはありませんでしたね。
    キツネの最後のねがいごとは、安らかな死を受け入れること。
    死神とキツネが抱き合う場面には、涙が出そうになりました。

    投稿日:2017/06/18

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  • 生と死と

    「いつまでも生きていたい」・・すべての人が望む願い事ではないでしょうか。
    果たして、永遠の命を手に入れたなら、本当に幸せになれるのか。
    この絵本を通して、色々と考えさせられました。

    昔から「生死一如」と言われるように、生まれたからには必ず死がやってきます。
    生と死は全く異なるもののように感じますが、実は切っても切り離せないものであり、生の中に死があり、死の中に生がある。
    この絵本の表紙と裏表紙の絵は、まさに生と死は背中合わせにあることを教えてくれています。

    命は限りあるものだからこそ、一日一日を大切に愛おしんで生きていきたい。
    最後、キツネが微笑んで死神と抱き合っている場面が心に響きました。
    死と向き合い、死を受け入れてこの世を去ったキツネの最期に、温かいものを感じました。

    投稿日:2017/06/16

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  • 死ぬのはかわいそう?

    イラストがとてもかわいいです。
    キツネのもふもふ感が出ていて見ているだけで楽しい1冊。
    死神もものすごくかわいいです。

    でも内容は泣けます。
    長生きすることが最良のことなのか?
    生きていくのはつらいことなのか?

    3歳の息子は、「死ぬのはかわいそうだね」と言っていました。
    それ以外の、単純ではない感想が出てくる日が楽しみです。

    投稿日:2017/06/13

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