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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

ながいかみのラプンツェル」 みんなの声

ながいかみのラプンツェル 絵:フェリクス・ホフマン
訳:瀬田 貞二
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:2023年05月12日
ISBN:9784834002096
評価スコア 4.41
評価ランキング 12,491
みんなの声 総数 16
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  • グリムの独特の世界が

    ホフマンさんの絵本は、どれも好きです。

    口承文学である昔話に絵をつけて、絵本にするのは、大変難しいことだと思うのですが、ホフマンさんは、昔話の世界観を、ことにグリムの昔話の世界観を、上手に描いてくれます。

    (『七話のカラス』だけは、少し現代的すぎて、私的には、イメージと違うのですが…)

    投稿日:2017/09/22

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  • 深い闇に射すものは、

    ホフマンの描く絵本たちには、様々な形ではあるけれど、どれも愛を感じずにはいられません。
    ラプンツェルは、その中でも私が最も切なく苦しいほどの愛を感じた、とっておきの一冊です。

    「残酷」とも思われるような表現があるのも確かです。
    けれども、闇があるからこそそこに光が射すように、この残酷さこそが、この本で描かれた愛を、より強く美しく見せているのではないでしょうか。
    瀬田さんもホフマンも、この絵本中、その闇の部分をかなり色濃く映し出しているように感じます。
    ですから、ここまでのものを、子どもに見せるのは!という方が多いということにも、納得いきます。
    でも、私はきっと、子どもにもこの絵本を与えます。
    だって、子どもにその残酷な部分を見せることの、何がいけないのでしょう。
    辛いこと、悲しいことからは、どうしたって逃れられません。
    どんなにもがいてみたところで、より深く沈んでいくばかりです。
    その恐ろしいものたちと、空想のお話の中ですら、子どもに向き合わせないだなんて。
    それは子どもにとって、本当にいい選択といえるものなのでしょうか。

    絵本とは、現実とは違う夢の世界に、私たちを連れて行ってくれるものではないでしょうか。
    そしてそれは、必ずもとの世界に帰って来られるという、絶対安全保障付きのものなのです。
    ぜひ、沢山の夢の旅を、子どもにはさせてあげたいと、私は願っています。

    投稿日:2012/01/08

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  • 原作に忠実ではない

    グリム童話集の初版と決定版の完訳本を持っていますが、どちらとも筋は違います。
    指摘されている方があるように、ラプンツェルは魔女(仙女とも)に荒れ野へ追放されて子供を産みます。一方、知らずに訪れた王子は魔女にののしられ、絶望して塔から落ちて失明。数年さ迷った後、荒れ野でラプンツェルと再会し、彼女の涙で目が見えるようになって国へ戻り幸せに暮らします。
    ホフマンの絵は素敵なので、彼がもう少しだけ原作に近く、せめて魔女を罰するとかいう極端な場面を作らないでくれれば、瀬田貞二さんを翻訳に迎えて最高の一冊になったと思うのですが。
    なんてもったいない・・・。

    投稿日:2020/02/29

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  • なんか違うテイスト

    私が知っているラプンツェルとは

    なんか違ったテイストでした。

    そもそもラプンツェルはレタスって

    そこに驚きます!

    王子様とのくだりも意外と

    残酷に感じましたが、涙で回復と

    いうあたりはちょっと笑ってしまいました。

    幸せになるのが早いな、、と

    思ってしまいました。

    小さい子にはちょっと理解しにくいかも

    しれません。

    投稿日:2020/01/13

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  • 強い印象の残るお話

    子どもの時代に、グリム童話を知っておいて欲しいと思い借りてきました。

    魔女が赤ん坊であるラプンツェルを小脇に抱えて連れ去る場面の絵が、非常に生々しく怖かったです。

    私は子どもの時に読んだのですが、魔女に育てられ塔に軟禁状態で育てられるということ、塔から長い髪をたらすというのが、非常に印象に残りました。

    魔女が王子とラプンツェルが会っていることに気付くわけではなく、ラプンツェルが自分でばらしてしまったのだと今回知り、その点については驚きました。

    王子はラプンツェルに一目ぼれをしたのに対して、ラプンツェルが魔女よりも「かわいがってくれるだろう」と考えた(結構打算的)、その考え方のギャップについても、驚いてしまいました。
    子ども時代には、あまり深く考えずに読んでいたので、大人になってから読むと味わいが違うなと思いました。

    息子は、髪の毛をロープ代わりによじのぼる場面をびっくりして見ていました。

    投稿日:2008/04/12

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  • ラプンツェルってレタスだったの?

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子7歳

    ラプンツェルという言葉の魅力的な響き、入り口のない高い塔に閉じ込められた美しい娘、窓からたらした長い髪を綱にして塔に登る王子さま、等々、このお話には、なんとも不思議で魅力的な要素がいっぱいあります。

    ラプンツェルって、ずっとどんな野菜なんだろうと、想像をめぐらせてわくわくしていました。
    すると、この本で、「ラプンツェルはレタス」と断言しているではありませんか。ちょっと残念でした。
    『エルマーとりゅう』のスカンクキャベツみたいなのを想像していたのですけれど。

    ラプンツェルの他にも、この絵本は、私の知っているラプンツェルのお話と少し違っていました。
    最後には、魔法使いは鳥に連れて行かれてしまいますが、そこで文章は、「いんがおうほう とうぜんのむくい」となっています。
    でも、魔法使いはそんなに悪いことをしたのかな?
    私には、一番悪いのは、隣の家のラプンツェルを何が何でも欲しがった母親の様な気がするのですけれど・・・。

    投稿日:2007/06/26

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  • ラプンツェル

    ラプンツェルが、王子の後を追って塔から飛び降りた時に、かすり

    傷ひとつおわずに下についたのがよかったです。

    いばらで両目を刺しつぶされて目が見えなくなった王子ですが、

    ラプンツェルの流す涙で、王子の眼に流れ込むと、両目が見える

    ようになったのもよかったです。

    そして、ラプンツェルがおきさきになってふたりが幸せに暮らせ

    たのもよかったです。

    一方の魔女は、階段もなく戸口のない塔の中から出られなくなり

    身体が小さくなって、とうとう古林檎ほどにしぼみ、1羽の大きな

    鳥に運ばれて、待つ雛の餌になったお話しのつけたしまで、あり

    ました。

    投稿日:2019/06/16

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  • 大人のためのラプンツェル!

    「ラプンツェル」のお話はグリム童話でもあり,1冊は手元にほしいと何冊か読み比べていますが,それぞれ雰囲気や味わいも違い,読み比べてみるのも面白いですね。
    こちらの「ラプンツェル」は,ホフマンと瀬田貞二さんという私が好きなお二人によって描かれた絵本。
    読みながらドキドキ緊張さえする本格派「ラプンツェル」という感じに思いました。
    グリム童話ならではの怖さもあり,イラストも大人っぽく可愛らしいという感じではない。
    その分,大人のためのラプンツェル!という印象でした。

    投稿日:2015/12/06

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  • 久しぶりに読みました

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    ラプンツェルのお話、久しぶりに読みました。
    4歳からとありますが、人によってはこどもに読むのをためらう人もいるかもしれません。
    ディズニー映画の「塔の上のラプンツェル」とは全然違うお話です。
    ちょっと残酷かなというところもありますが私はこれでいいと思います。

    投稿日:2014/10/01

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  • 怖いけど惹き付けられる魅力

    • さみはさみさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子5歳、男の子1歳

    5歳の長男に購入しました。絵も素敵ですが、瀬田貞二さんの翻訳が特に気に入ってのことです。

    ヨーロッパの昔話にありがちな、薄気味悪さ、謎の残酷さがありますが、それがより一層話に深みを持たせているように感じます。

    最後がハッピーエンドなのも安心です。怖いけどまた読みたくなる絵本です。

    投稿日:2013/12/26

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