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9件見つかりました
赤い靴がどうしていけないのだろう。 いわさきちひろさんの透明感のある絵は、カレンの純粋な心を表現しています。 しんせつな靴屋のおかみさんが作ってくれた赤い靴。 それを履いたのが、母親のお葬式だったというのがとても意味深いのです。 教会には赤い靴を履いていってはいけない。 いわれればその通りですが、カレンは赤い靴に魔法をかけられてしまいました。 それは、まるで覚せい剤のようにとても恐ろしい世界。 赤い靴に踊らされて、みなしごとなったカレンを育ててくれた恩人の奥さまを見殺しにしています。 悲しくてならないのに、カレンは魅せられたように踊り続けます。 そして自分を取り戻すために自分の足を切り落としてもらいます。 カレンにこれほどの罪を感じないのですが、教会の決まりごとを守らぬ恐ろしさなのでしょうか。 カレンは許されて天国に召されます。 それにしても後味の悪さを感じた絵本でした。
投稿日:2011/01/04
貧しい家庭に育った子が 少し夢をみてしまっただけ。 そして感情を抑えきれず、 ルールを守れなかった。 ただそれだけなのに。 それだけですごい罰ですね。 あかいくつって なんて恐ろしいお話なんでしょう・・・。 改めて思いました。
投稿日:2021/05/05
今の時代に受け入れられる話ではないかと思いますが、約束を守れなかった女の子が悲しい運命に辿る絵本。最後のシーンでやっと幸せになれたみたいな書き方もどうかな、と思ってしまいますが子どもはどう感じたのかと思いましたが、足の切断シーンとかやはり衝撃を受けたようです。間違いは間違いで許されないということを学んでもらえたらと感じました。
投稿日:2020/08/29
娘が学校の図書館から借りてきました。 「どうしてこの絵本を借りてきたの?」と訊いたら 「あかいくつの歌を知っていたから」と。 娘が想像していたような「あかいくつ」の歌とはまるで 違った世界の物語でした。 いわさきちひろさんの挿絵がとても美しいけれど、哀しい、 いや、おそらく小さな子どもにとっては怖い物語だったのでは ないかしら。 じいっとだまったまま聴いていました。 教会や信仰などがモチーフになっているからこその物語なので しょうが、日本人で、そういった信仰心とは無縁に生きてきた 私にも、よく理解できない感じがしました。ここまで・・に なってしまうのかなあと。自分の暮らしと照らし合わせると理解 できないのではありますが、信仰の違いや、文化の違いを伝える ことができるのかもしれません。
投稿日:2013/12/09
とても有名なお話なのに、あまり読みたいとは思わないお話です。 罪の代償が重すぎて怖いです。だからこそ読まなければいけないのかもしれませんが、、、。 ちひろさんの描くお話の中にひきこまれてしまいます。カーレンは罪をつぐなって、精神的には幸せになったのでしょうか。 誘惑にさからえない気持ちは、カーレンだけでなく、誰にでもあることなのかもしれないと思いました。
投稿日:2012/12/31
アンゼルセンのあかいくつのお話にピッタリの岩崎ちひろさんの絵がステキでした! カーレンという貧しくお母さんを亡くした かわいそうな女の子 あまりにかわいそうに思って 信仰心の深い奥様が育ててくれます 神様の救いでしょうか? しかし あかいダンス靴をはいて 教会に行きみんなからとがめられますが・・・・女の子は、嬉しくてたまらず、お祈りをする事さえ忘れていました。 神様は この女の子に罪を与えたのでしょうか? 赤い靴を履くと いつまでも踊り出し止められないのです。 優しく育ててもらった奥様が病気で死んでしまったのを見て初めて女の子は、罪の意識を感じ 自分の足ごと赤い靴を切り落としてもらうのです。 そして 神に召されていくんです。 なんと かなしい お話でしょう。 人間の犯した罪に対して、アンゼルセンは あかいくつのお話を通して 私たちに 人間がどういう気持ちで生きるべきかを 考えさせてくれているように思いました 深いお話でした。
投稿日:2010/10/19
表紙に見とれてこの絵本を選びました。女の子がとても上手にバランスを取っているので曲線美をとても感じる事が出来、なおかつ靴の色がとても良く冴えていたので、構図のうまさと色の配置にうっとりしました。”さすが岩崎ちひろさんだな”と思いました。内容はその絵の美しさとは反対でちょっと悲しい内容でした。でも内容と絵のギャップがあるからこそ、人々の心に残り教訓になるのだと思いました。アンデルセンさんの他の作品に興味がわきました。
投稿日:2008/06/26
子供の頃に読んだ、アンデルセンのあかいくつ。 懐かしくて、もう一度読んでみたくて、図書館から借りてきました。 最近、中日新聞にも、あかいくつが掲載されていました。 やはり、この絵本は、いわさきちひろの絵なので、新聞とは、違った魅力があります。同じ内容でも、翻訳、絵によって楽しみ方まで左右します。 わたしは、いわさきちひろファンですから、いうまでもありません。水彩画で、ぼや〜と幻想的なところが大好きです。 赤い靴をはいた貧しい少女の運命が、あまりにも悲しいのでかわいそう。。。。 罪深いカーレンも、最後は、天国にいけてよかったとしか、感想文のかけない私がなさけない。。。。。 あまりにも名作です。一度は手にした事のある本だとおもいます。 大人になってからも、また読んでみたい本です。
投稿日:2008/06/22
私が幼い頃、毎年、我が家と幼馴染の居間に飾られておりました、いわさきちひろさんの慣れ親しんだ懐かしいイラストでしたので、選ばせて頂きました。 愛情あふれる、淡く叙情的な水彩画は、今でも親しまれ、愛されておりますね。 この赤い靴の作品は、恩人を見捨て、自分の欲望の為に赤い靴を選び罰を受け、改心するというお話ですが、この作品を書いたアンデルセンの父親は靴職人でしたが、彼が14歳の時に亡くなってしまいました。そんなアンデルセンは貧乏でそれまで木靴しか履いた事がなかったですのに、父親の死後、初めて皮の靴を作って貰ったのです。そして、このお話に出て来る教会は、アンデルセンが堅信礼を受けた教会がモデルだと言われております。 大人にも子どもにも長く親しまれているアンデルセンの作品は、空想から生まれたものではなく、彼の繊細な心で、生まれ育った環境、故郷の風景、周辺の人々、彼自身の人生を深く見つめ、写生することで生まれたのですね。この赤い靴は、そんなアンデルセンさんの神への侘びの物語なのでしょう。
投稿日:2006/06/04
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