「おうちにかえろう」 ママの声

作者は建築家でもある青山邦彦さんの家をモチーフにした作品は、建物の細いところまで丁寧に描かれていて、いつも楽しく読んでいます。
こちらは小さめの絵本で、小さいこから楽しめるような作品です。
おもちゃはおもちゃ箱へ、絵本は本棚に帰ろうというように、おかたづけを促す内容で、これはお父さんお母さんもお子さんへの声がけのヒントになるだろうなぁと思いました。

おかたづけしてほしいなーと常々思っている我が子に読んでみました。
「おかたづけしなさい」と頭ごなしに言うのではなく、おうちにかえしてあげようという言い方のほうが素直に聞くのかなーと思いつつ。
特にこの本に対するコメントはありませんでしたが、まあおかたづけの仕方を考えることが（親が）できました。

なかなかお片付けをしてくれない子供達に、やる気を起こすきっかけになってもらえればと願いながら読みましたが、意外にも親の私が学ばされました。
おもちゃのおうち、絵本のおうち、服のおうちなど、戻すべき場所がハッキリしていれば、子供達も片付けやすいのですね。ごく当たり前の事ですが、それがちゃんと出来ていなかったなぁと反省。
著者は建築関係のお仕事をされていたとの事で、おうちの描写がとても丁寧です。

言葉が少なく、とてもシンプルな絵本です。
クレヨンや絵本がそれぞれのおうちに帰ります。

この絵本を読んだあと、クローゼットをじっと見ていたので、「ここが洋服のおうちだよ」と教えてあげると納得しているようでした。

私にはあまりクマの絵がかわいく思えなかったのですが、息子は自分だと思って見ていたようです。

くまの兄弟が、お片付けをして寝るお話です。
単純なお話ですが、お片付けをする中で、お人形の棚、本棚、くまのお母さん、お父さん、食器棚、クローゼットや靴箱などに生活感が感じられ、とてもかわいらしかったです＾＾
お片付けの習慣づけにもちょうど良い絵本だと思います。

青山さんが描いた絵本なので、もう少し年齢の高いお子さん向けの作品かと思ってました。
が、これは幼年齢のお子さん向けの「お片付け」絵本でした。
さすが青山さんらしく、家の中の設計は細部に至るまで細かく、丁寧に描かれていました。
家の敷居や壁の木目、窓や靴箱の配置、見やすく無理なく、こんなお家に住みたいなぁと思ってしまいました。

小さい子供がわかりやすいように描かれた「おかたづけ絵本」です。
くまの親子が擬人化され描かれていて，小さな子供にも共感できると内容になっていると思います。
青山邦彦さんのイラストが細かく素晴らしい！！
大人が見ても見応えあるイラストで楽しかったです！

小さい子向けおはなし会用にセレクト。
くまの親子のおうちでの片付けの様子を描いた作品。
そう、片付けを「おうちにかえろう」と位置付けて、
その楽しさを体感する趣向です。
同様の展開は他の作家さんでもあるのですが、
なんといっても、精巧な調度などが魅力の青山邦彦さんが描くおうちの様子が素敵です。
木目の美しいフローリング。
木のぬくもりのある木工おもちゃ。
絵本たちも、既刊のあの本では？と思わせるラインナップでうれしいです。
片づけられるグッズも、絶妙に擬人化されていて、親しみがわきます。
表情に込められたサブストーリーもぜひ体感してくださいね。
もちろん、子どもたちにも、お片付け好きにもなってほしいです。
私的には、こんなおうちに住んでみたい、と思いました。