オニのサラリーマン」 みんなの声

オニのサラリーマン 文:富安 陽子
絵:大島 妙子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,760
発行日:2015年10月10日
ISBN:9784834082005
評価スコア 4.54
評価ランキング 7,100
みんなの声 総数 38
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  • オニのスーツと地獄の日常

    オニがスーツを着て出勤するというユニークな設定の絵本です。主人公のオニガワラ・ケンさんは、地獄カンパニーで働く平社員。愛妻弁当を持ち、血の池地獄の見張りをする姿は、驚くほど親しみやすい日常が描かれています。

    物語では、居眠りから生じる大ピンチが展開され、極楽から垂れた“糸”に亡者たちが群がる場面は、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を彷彿とさせますが、ユーモアたっぷりで思わずクスリと笑える内容です。

    富安陽子さんの独特な発想と大島妙子さんの細やかなイラストが織りなす世界観は秀逸で、ページの隅々まで楽しめる工夫が満載。寝る前の読み聞かせより、日中の楽しい時間に親子で一緒に楽しむのがおすすめです。

    大人も子どもも楽しめる、地獄のユーモラスな日常を描いた一冊です。

    投稿日:2025/01/12

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  • 息子は怖がる

    こちらの絵本が有名なのは知っていましたが、なぜか息子が読むのを嫌がったので、こっそり私だけが読みました。
    読んでみて納得。
    ストーリーはおもしろいですが、保育園で読んでもらった息子はおそらく地獄のシーンが怖いことを知っていたんだと思います。
    地獄から亡者が逃げ出そうとするシーンは迫力があって、大人の私が読んでも、ちょっと気持ち悪いなぁと感じてしまいました。

    投稿日:2024/12/10

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  • オニの日常がわかる面白い絵本!

    「わし、オニでんねん。すんまへん。」

    5歳の娘はこのフレーズが大好き!
    この言葉から始まるオニのサラリーマン。

    物語や昔ばなしでオニってよく出てくるけれど、オニのお仕事って一体なに?
    その疑問が解決する絵本です。

    地獄やえんま様、妖怪などが出てきますが怖くはなく、言葉も関西弁なのでとてもコミカルに描かれていて面白い!
    なので小さいお子さんでも楽しめるオニの絵本だと思います。

    地獄ってどんなところなんだろう?や最後に出てくる蜘蛛の糸には「なるほどー!」と感心しました。
    細かいところもよく描かれてるので絵をじっくりみるのも楽しいです。

    この絵本をきっかけに他のシリーズもすぐに借りました!

    投稿日:2024/06/05

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  • 大傑作…いや大怪作です。

    主人公はオニガワラ・ケン。
    地獄カンパニーのしがない平社員です。
    そんなオニガワラ・ケンの一日が描かれています。

    なんというか、面白いんだか、怖いんだか、読めば読むほど混乱します。出てくる妖怪は本格的、地獄絵図も本格的、サラリーマンの悲哀(?)も本格的。それでいて、亡者たちは地獄を満喫している(ようにみえる)し、絵も語り口もユーモアたっぷりで…くせになります。

    子どもと読んでも盛り上がると思いますが、芯から面白がれるのは、大人だと思います。

    大怪作、です。

    投稿日:2024/04/25

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  • オニの世界でもサラリーマンのお父さんはいろいろと大変なことが多いんですね。オニの日常が細部まで細かく描かれていて、じっくりと眺めながら読みたくなる一冊でした。
    極楽に行こうとする「もうじゃ」たちに放った一言「ごくらくなんかいってもひまなだけだぞ〜!」になるほどな〜と笑いました。ユーモアたっぷりの読み応えのある一冊でした。

    投稿日:2022/11/20

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  • オニのサラリーマンを読ませて頂いて、とても感動しました。これは何よりも発想が素晴らしいお話です。私はこの本を読んで、過去を振り返りながら、こんなオニのようなサラリーマンがいたなと思い出しました。この本はあまりにも面白くて、実に奥が深いと思います。

    投稿日:2022/06/30

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  • 大人が共感しながら読める絵本

    とても楽しいお話でしたが、これは、子ども向けのお話しなのでしょうか。子どもももちろん楽しめると思いましたが、それ以上に、同じ「サラリーマン」の大人のほうが共感ができる部分が多い気がしました。私も「人間のサラリーマン」として、たくさんの共感をしながら読ませていただきました。

    投稿日:2022/04/26

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  • おにもおんなじ

    じごくカンパニーに勤める、おにのサラリーマンの一日を面白おかしく描いた物語。
    愛妻弁当を持って、満員のバスに揺られ、会社に向かう姿は人間そのもの!
    舞台が地獄なのと、関西弁でコミカルに進んでいくのが楽しく、ストーリーは全然違うんですが私はじごくのそうべえを思い出しました。

    出張編もあるようなので、是非読んでみたいです。

    投稿日:2020/05/22

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  • 働くとは

    節分前に読みたい本鬼の本として紹介されていたので気になって図書館で借りてみました。関西弁の読み方がイマイチわからないので難しいなぁと思いましたが、子どもは楽しんで見てくれました。まだお給料などの単語はわからないだろうなぁと思いますが、お父さんが働いてくれるからお給料をもらえるということを知ってもらうためにもいい絵本だなぁと思いました。地獄を見てもこれはなんだ?という感じだったので、楽しめるようになるにはまだ少し時間がかかるかなぁと思いました。

    投稿日:2020/01/23

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  • 死んだら楽になれると思っている方には、残念なお知らせですが、
    あの世もこの世もたいして変わらないようです。亡者も鬼も、エンマ大王も、この世の人間関係や苦しみをそのままあの世に持ち越しており、誰一人賢くならず、悟らず、成仏せず、愚かなまんま。
    この世で大変だったことも、全くそのままで、全然楽になりません。

    かといって、古来より語り継がれてきたような恐ろしい責め苦がまともに存在するというわけでもなく、実にお役所仕事的な、地獄の有り様です。この世の責め苦のほうが、よほど厳しいかもしれません。

    この絵本は、鬼のサラリーマン「オニガワラ ケン」氏(妻、子ども2人、ペット数匹)の毎日の出勤→着替え→仕事→帰宅前の寄り道→を追った仁義なきドキュメント作品である。マナーの悪い亡者たちを相手に、血の池地獄の秩序を守らせて、正しい責め苦を味わってもらうために、今日も監視員席で関西弁で怒鳴る、男のドラマである。

    見どころは、地獄に落ちただけあって亡者たちの勝手気ままさ。そして、それとは対照的な鬼やあの世の人たちが住む世界の平和さ。昔懐かしい人情物の物語に、大人も子どもも大笑いである。ちょっと死にたくなった人は、これを読んだらますますあの世が近くなるかもしれないが、誰でもいつかは絶対に行かれるところなので、安心して寿命まで行きぬいて欲しい。

    天国は、「暇なだけ」らしい。どっちがいいか、悩ましい話だ。

    投稿日:2019/07/28

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