100まんびきのねこ」 みんなの声

100まんびきのねこ 作・絵:ワンダ・ガアグ
訳:石井 桃子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1961年01月
ISBN:9784834000023
評価スコア 4.12
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みんなの声 総数 75
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75件見つかりました

  • 古典的な白黒絵本

    4歳の息子に読んでみました。食いつきはものすごくいいわけではなかったのですが、お話自体は楽しんでくれました。「ひゃっぴきのねこ、せんびきのねこ、ひゃくまんびき、1おく、1ちょうひきのねこ」という繰り返しがよく出てきてテンポもいいです。息子は「いっちょうひきって?」と質問してきました。こんな数に出会うのは初めてです。「ものすごくたくさんという意味だよ」と伝えました。嬉しい結末に思わずニッコリ。
    わりと地味な絵本なので、子供によってはウケがいまいちかもしれません。絵が小さいのでおはなし会よりも家で読むほうが向いている気がします。大切なことが凝縮されているような絵本です。

    投稿日:2011/02/03

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  • モノクロでもおもしろい

    どちらかというと色んな色を使っている鮮やかな色彩の絵本がすきなので、こちらは中身がモノクロということで何となく避けていました。
    が、、読んでみると面白くてハマりました!!
    歳をとったおじいさんが山越え谷越え行くと、猫が100まんびきいる!とかテンポよく次々に可愛い猫が登場するシーンなどわくわくしました。
    息子も最初はモノクロということで食いつきが悪かったのですが、何度か読むうちにたくさんの猫たちに興味が湧いてきたようです。
    最後は一応ハッピーエンド?なので良かったと思います。
    個人的には淋しい想いをしているおばあさんのために、歳とったおじいさんが旅にでるのが素敵〜と思っています。

    投稿日:2010/12/09

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  • 教訓のきいた古典。

    • JOYさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子8歳、女の子6歳、男の子3歳

     白黒だけで描かれた、レトロなタッチの挿絵に惹かれ、購入しました。

     二人で暮らしていたおじいさんとおばあさん。二人ではさびしいので猫が欲しい、ということになり、おじいさんは猫を探して「どこもここも、ねこでいっぱいになっているおか」にたどり着きます。

     おじいさんは、見れば見るほど、どの猫もかわいく思えて、全部連れて帰りたくなってしまいます。猫たちが、行列をなしておじいさんの後に続くシーンは圧巻です。しかし、家で待っていたおばあさんに、こんなにたくさんの猫は飼えない、と言われてしまいます。

     数え切れないほどの猫を引き連れて帰る、なんて、子どもにはたまらなく羨ましいことかもしれませんね。でも、物語の後半は、「どうなってしまうのだろう?」とドキドキ…。そして、一つの教訓にたどり着きます。

     「私が!私が!」といつも姉妹でけんかしていたうちの子供たちにも、ハッとさせられる場面があり、神妙な顔で聞き入っていました。それ以降、けんかがなくなった、なんてことはありませんでしたが…。

    投稿日:2010/06/01

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  • ネコ好きには耐えられない本かも

    • セルバさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、女の子5歳、男の子0歳

     ネコが欲しいと言ったおばあさんのためにネコを探しにいくおじいさん。ここまではいいのですが、探しにいった丘にいたネコは、しめて全部でいっちょうひき。多すぎです。しかも、昔話の定番で(?)全部つれて帰ることに。
     その絵が何ともかわいいです。丘が全部ネコ。よく見れば見るほど、結構気持ち悪いかも?

     しかし、せっかく連れて帰ったのに現実的なおばあさんの一言で、ネコ同士が喧嘩になってしまいます。ネコ好きな人にはこの展開は耐えられないかも。かわいそうです。

     でも、このお話のすごいところは、なぜか最後はネコが一匹残るのでした。そして、幸せになるのです。
     娘達は、これでいいの?他のネコはどうなったの?などなど謎が深まるばかりで親子で盛り上がりました。

     アメリカの傑作絵本だそうです。40年以上前に書かれたかなり古い本です。
     奥が深いので、ぜひ読んでもらいたいです。

    投稿日:2010/01/14

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  • 後半部分に、どきっとしました

    図書館のお勧めロングセラー絵本の棚に置いてあり、手にとって見た本です。

    おじいさんが、猫を飼おうと思い立ち、探しに出かけます。
    山を越え谷を越え、たどり着いたところには、、、猫・猫・猫・・・猫の大群が!!
    どちらを向いてもかわいらしい猫に目移りしたおじいさん。
    さて、どうする?

    ほのぼのしたお話かと思いきや・・・
    後半のある意味残酷な部分に、どきっとしました。
    昔から伝わるお話って、グリム童話なんかもそうですが、こういう残酷なところがありますよね。

    4歳の息子は、悲しいお話、苦しいお話が嫌いです。
    この絵本も、案の定、「これ、もう読まない・・・」と悲しそうな顔になっていました。

    だてにロングセラーではないですし、いろんなことが読み取れるお話だとは思うのですが、やはり子どもにとっては、理解できる時期が来てから読んだほうがいいのかもしれないな、と思わせられました。

    投稿日:2008/11/26

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  • 謙虚は大事

    としをとったおじいさんとおばあさん。
    さびしいおばあさんは、「ねこが一匹いたらねえ」と・・・
    おじいさんはおばあさんの為にねこを探しにいきます・・
    一匹二匹と増えて・・・とうとう100万のねこを
    連れて帰ることに!!
    一匹だけ選ばれたねことは???
    とても大事な事を教えてくれる本です。
    最近なくなられた、いしいももこさんの約は、とても
    読みやすい文です。

    投稿日:2008/06/26

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  • さらりとショッキング

    • うららさん
    • 30代
    • ママ
    • 栃木県
    • 女の子6歳、女の子4歳

    ベージュに赤と黒、とても素敵なデザイン画のような表紙で手にとりました。
    2人暮らしのおじいさんとおばあさん、ねこでもいたら寂しくないのにねと、おじいさんはねこを探しに出かけました。

    100万匹の猫を見つけ、このブチの子もかわいい、この毛並みのいい子もかわいいと1匹に選べないおじいさんはみんな家につれて帰りました。

    すると・・・

    表紙の赤と黒は何かの暗示だったのでしょうか、
    さらりと残酷なことがかかれていてびっくりしてしまいます。
    そして何事もなかったかのように、残った1匹をかわいがるおじいさんとおばあさん・・・ 読み聞かせていて私はとてもびっくり!

    子供達も、なんとなくそこはスルーしてしまったのですが・・・
    優柔不断だと、みんなに迷惑をかける ということなのか、
    私が1番だ!と争うことはよくない ということなのか、
    うぅーん、とうなってしまう絵本です。

    投稿日:2008/03/09

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  • 子どもは結構好きみたい

    • どるちぇ*さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子5歳、女の子3歳

    大人の感覚では、あまり「良い絵本」とは感じないかもしれません。

    のっけから、おじいさんとおばあさんは「あまり幸せではありませんでした」といって始まるし、最後にはねこたちが食べっこてしまうし・・・。
    でも、赤ずきんちゃんでも七匹の子やぎでも、途中、大人からしたら残酷だな〜って感じる場面はあるんですよね。

    年寄り二人で、さびしいという気持ち。
    ねこがいればいいのになぁ・・・という動物に対する優しい気持ち。
    たくさんのねこに出会って「一匹なんて選べないよ〜」という迷い。
    お腹が空いたときに、少しずつ草を分け合うねこたちの優しい気持ち。
    ケンカしたら、みんないなくなっちゃうんだよ、という平和の大切さ。
    人やものを、見た目だけで判断してはいけない・・・などなど。

    子どもたちに伝えようと思えば、伝えられることはたくさんあるのかもしれません。

    わが家の子どもたちは、この絵本が大好きです。
    息子のお気に入りは、「誰がいちばんきれいなねこだい?」と聞かれて「ぼくだよ」「わたしよ」と言い合うところだそうです。
    娘のお気に入りは「ぜんぶ〜!」(笑)
    おじいさんがねこをたくさん連れて帰るときには「どうして?どうしてみんな連れてくの?」と聞いてきます。
    そして、読んでる私のお気に入りは
    「ひゃっぴきのねこ せんびきのねこ ひゃくまんびき いちおく いっちょうひきのねこ」
    という言葉のリズム。

    子どもがこの絵本からどんなことを感じ取るのかを確かめるのも、面白いと思います。

    投稿日:2007/12/12

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  • 考えさせられますね。

    白黒の絵ですが、なかなか印象深い絵です。

    目移りしてこれが1番というねこを選べず、ついには全部つれて帰ることにしたおじいさん

    干上がった池、草が1本もなくなってしまった野原

    ねこたちのけんか

    最後に残った1匹のこねこ

    こういうところから、私たちは学ぶことが多いのではないかと思います。

    何を?

    それは、読み手にとって、聞き手にとって、それぞれに違うと思います。

    私もこの絵本を娘に読み聞かせるたびに考えさせられることがありますが、3歳の娘はこのおはなしから何をかんじているのだろうか、いつもと思いながら読んでいます。

    私が容易に娘に教えることができないことを、きっとこの絵本から学んでいるのではないかという気がします。

    投稿日:2007/12/17

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  • 何度も見たくなる絵(^_-)-☆

    年老いたおじいさんとおばあさんが、ネコが1匹欲しいので、おじいさんが探しに出かけ・・・一番きれいなネコを絞りきれずに億・兆匹単位で連れ帰ってしまいます(マジですか!?)。
    で、猫たちは結構残酷な方法で・・・最後の1匹が残りますが、ひどい方法だ!!と思うのは大人のツッコミで、子どもは『めでたしめでたし。おもしろかった〜』と気に入った様子。

    途中のネコたちの移動の様子も何だか淡々とした絵と文で語られ、色彩も黒白のみなのでシンプルですが、私は何度もなぜか見返したくなります。

    投稿日:2007/11/24

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