草の匂いや、かっこうの鳴き声がしそうな、みどりに染まった
絵本です。
でも、実際に絵本の中で聴こえてくるのはかっこうの声では
なく、きつねのこがふく、ふえのおと。
それもえっちゃんがおとしてしまった、みどりのふえのおと。
あ、なわとびの時とおんなじなんだなあって思いました。
主人公(この絵本ではえっちゃん)がやさしいのもおんなじ
なんだなあって思いました。
そうだよね。喜んでいるこに対して「それはあたしのふえだから
かえして」なんて言えないよね。
娘もそんなやさしいこに育ってほしいなあ(いじわるされて
とられて泣き寝入りするようなのはもちろん嫌ですが)。
「フルートってよこにしてふくふえだよね」
この頃、娘がそう言うのはきっとこの絵本を読んだせいだよね。