かさ」 みんなの声

かさ 作・絵:太田 大八
出版社:文研出版 文研出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2005年
ISBN:9784580815339
評価スコア 4.56
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みんなの声 総数 44
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44件見つかりました

  • 静かで、心温まる

    • もゆらさん
    • 50代
    • その他の方
    • 神奈川県

     雨が降ってきた夕方、女の子が駅まで
    父親に傘を届けるお使いです。
     文章はありません。
    しかしページから雨音が聞こえます。
    女の子のボソボソ歩く長靴の音、
    道路の水たまりを走りぬける車の音、
    跨道橋に響く列車の走音、
    交差点の信号の音、人々の雑踏の音…。
     女の子の赤い傘が、色のない町中を動いていくと、
    その周りに想像と見守りが生まれます。
    ページ毎に現れる都会の風景には、
    あわくはかない憧れを抱きます。
     傘を無事届けた安堵感、
    赤い傘は誇らしく見えました。

     静かで、心温まる絵本です。
    太田大八画伯に、感謝。

    投稿日:2015/03/22

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  • 開くたびに幸せになる絵本

    モノトーンで描かれた文字のない、とてもおしゃれな絵本です。
    小さな女の子が、真っ赤なかさをさし、大きな黒い傘を持ってあるいていきます。他は全て白黒なのに、女の子の持つ傘だけが赤で描かれていて目をひきます。
    道々いろんなものに興味をそそられながらも駅にたどり着き、おとうさんに大きな傘を渡す姿は、とっても微笑ましいです。
    絵が女の子の気持ちなどをたくさん語っていて、開くたびに幸せになる絵本で、子どもたちも私も大好きです。

    投稿日:2014/07/04

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  • ドーナツ買ってね

    字がないので読む方としては少し辛いと感じる時も。頭が冴えてる時はいいのですが、そうじゃない時は言葉が出てこなくて……。そんな時は子供が助けてくれます。雨がざあざあ降って嫌だね〜。こんな日は公園で遊べないからつまんないね〜って。たまには、子供にこうして読んでもらうのもいいね。

    投稿日:2014/05/17

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  • 字のないえほん

    このお話は雨の日を絵だけで表現してある絵本でした。でも、よく考えたら雨の日って雨の音しか聞こえないときとかってありますよね。なので、この絵本に文はなかったのですが、雨の日って感じがしてなんか不思議な感じになりました。

    投稿日:2013/06/02

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  • 昭和な感じがいいです

    • お豆腐さん
    • 30代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子5歳

    白黒の絵に、女の子のかさだけが「赤」で描かれています。文章は全くなく、シンプルです。情景から内容が読み取れる絵本です。

    女の子が歩く街並み、公園の様子がくわしく描かれていてみていて楽しいです。昭和らしい感じがでていてどこか懐かしく思いました。
    パラっと開いたときに、ホッとできる絵本です。

    投稿日:2012/10/11

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  • 赤い傘

    文字のない絵本です。

    自分の好きなように物語を作り想像の世界が広がります。

    白黒の中に、女の子の赤い傘だけが目立ってどうしてもその傘を追って

    しまいます。おとうさんをお迎えに行く女の子のはしゃいだ気持ちが

    伝わってきました。

    投稿日:2012/02/25

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  • 赤い傘に目が行きます。文章のない絵本

    文章がないので読み聞かせは慣れていない人には難しい。

    でも、赤い傘の女の子が傘をもう1本持ってどこかに行く、、、お迎えかな?、、、ドーナツ屋さんを覗いてる、、、駅についた、、、パパかな?男の人に傘を渡したよ、、、パパがドーナツ買ってくれたよ、美味しそうだね、、、おうちにかえろ〜、といろいろ喋りながら読めます。

    雨の日のお迎えってすごく心が温まるので、癒されます。それと、赤い傘が目立つので、大きな街にいても「ここにいるよ!」と4歳の娘はウォーリーを探せのような遊び方をして一緒に読んでいました。

    投稿日:2012/02/21

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    1
  • 静かな時間

    字のない絵本です。
    白黒の絵の中で、女の子の赤い傘が目を惹きました。

    何気ない日常の風景で、静かで穏やかな時間を感じます。
    どこにでもありそうな、商店街や駅前の風景に、仲の良い父子の姿は、普通の幸せを描いているように思います。

    投稿日:2012/01/26

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    0
  • 寝る前によく読みます

    私が自分のために買った本なのですが
    息子が気に入ってしまい、よくリクエストしてきます。

    字のない絵本で、女の子が赤い傘をさして
    お父さんを駅まで迎えに行き、帰ってくるまでを描いています。

    絵を読む絵本で、子供でもどんな様子なのかが
    絵を読むとわかるようです。

    また、女の子の傘だけ赤で書かれてあるので
    どこにいるのかも一目瞭然ですし
    小さな女の子の存在が、とても強調されているように感じます。

    今はビニール傘をコンビニで買ってしまう時代ですが
    こんな風に傘を持っていく姿が今もあったらいいな・・・
    息子がもう少し大きくなったら、傘を持って
    駅までパパを迎えに行ってもらうのもいいなぁなんて思いました。

    男の子がこんなにハマるとは思いませんでした。
    絵を見ながら、いろいろなことを感じているのでしょうね。

    ちなみに大人が読んでも味わい深い絵本です。

    投稿日:2011/09/09

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    3
  • 赤いかさの冒険

    言葉のない絵本ですが、とても饒舌です。
    雨の中、お父さんを駅に迎えに行く女の子。
    白黒のすっきりした絵の中で、女の子の傘だけが赤いのです。
    家から駅までの道のりは冒険であり、いろいろな出会いがありました。
    道がとても長く思えるのですが、女の子の少し不安なところと、何にでも興味を示すことが道を長くさせているのでしょう。
    お父さんを迎えて、帰る道、来たときに気になったケーキ屋さんでご褒美を買ってもらいました。
    お父さんの黒い傘が開かれて、女の子の赤い傘はたたまれます。
    傘が心を表現しています。
    風景をいろいろな角度で見ると、不思議なことに別世界。
    シンプルな絵本ですが、うまみはいっぱいでした。

    投稿日:2010/07/21

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