祖父母の住む田舎に帰省した親子が、鯉のぼりを見るお話。
2022年刊行。しっとりした温かみのある絵が素敵。
自然がいっぱいの田舎で、川と山にかけられた鯉のぼりの大群が圧巻。本物の鯉や、伝説も語られ、鯉のぼりが生き生きと主人公を張っている。
鯉のぼり1つ1つに個性があって、まるで生きているよう。
風をはらんでくねくねと動きまわる様子や、風の音、五月のさわやかな風が感じられる絵本。
大量の鯉のぼりを一度に泳がせるお祭りが、各地にあるそうだ。私自身は一度も現地で見たことがないから、是非とも行ってみたい。
田舎に住んでいたころは、庭が広かったし、本格的な鯉のぼりを上げる家があちこちにあったので、何の気なしにみていた。しかし、家が立て込んでいる地域では、盛大に鯉のぼりをあげることができずに、小さいものをたまに見かけるくらいで寂しい。
やはり、大空一杯に元気よく泳ぎ回る鯉のぼりを見ると、気持ちが爽快になる。
ご先祖様は良いものを残してくれたと思った。