ふきまんぶく」 みんなの声

ふきまんぶく 作・絵:田島 征三
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1973年04月
ISBN:9784033310107
評価スコア 3.96
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みんなの声 総数 23
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  • ダイナミックな絵

    ふきまんぶくとは、西多摩地方の言葉でふきのとうのこと。
    主人公のふきちゃんが、山に一か所光るところを見つけ、星だと思って拾いに行くのですが、それはふきの葉に光る夜露でした。
    誰もいない夜の山でふきたちと遊ぶふきちゃん。
    やがて春が来て…
    毎年、ふきのとうが芽吹く頃になると、この絵本のことを思い出します。
    田島征三さんの絵が、おおらかでダイナミックで、引き込まれます。

    投稿日:2021/02/16

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  • 娘とかぶる!

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子11歳、女の子6歳

    6歳の娘と読みました。

    「ふきまんぶく」って何かと思ったら、
    なんとふきのとうのこと。

    ふきのとう ってよく聞きますが、
    実はあんまり馴染みがなく、
    こんな感じで育っていくんだー
    と、ふんわりと実感できた絵本でした。

    それにしてもこの主人公の女の子のふきちゃん。
    顔がまんまるくて、我が家の娘とよくかぶります。

    朝、娘を起こすときの、
    寒い寒いと布団の中に入って、顔だけなんとか出して
    うーんって言ってるときの顔、
    まさに表紙の絵、
    まさにふきちゃん、ふきのとう!

    この絵本を読んで以来、私は娘に
    「ふきまんぶくちゃん」って呼びかけるようになりました。

    投稿日:2018/01/26

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  • ふきのとう

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子17歳、男の子15歳

    田島さんがお住まいの村では、ふきのとうのことを、ふきまんぶく、と言うそうです。
    ふきちゃんは山のひとところに光っているものを見つけます。
    早速確かめに山に登ったふきちゃんが見たのは、夜露が光るふきの葉っぱだったのです。
    でも、ふきちゃんはそこで、ふきを体感するのです。
    重厚な絵に迫力があります。
    ふきの葉が幻想的です。
    ふきのとうは、私もよく知らないので、ある意味勉強になりました。

    投稿日:2011/03/10

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  • 私自身、小学校2年生の時、先生が読んでくれてとても印象に残っていたので、後年、成人して買い求めました。
    夏の寝苦しい夜、青白い光の中、山に登っていくふきちゃん。上から見た目線で描かれたパノラマっぽい絵。
    ふきたちの中に座り込んで、夜露を頭にのせたふきちゃん。
    ふきのすべりだいをすべるふきちゃんはやや低い位置からの目線で描かれています。
    いろとりどりに染まった葉っぱ。冬枯れの畑。春、そわそわと山を見上げるふきちゃん。
    どのページどの絵も力強く、子どもの心にすーっと入ってきました。
    ラストの絵もこわいとか気味悪いというより、何か言葉に出来ないメッセージのようなものを感じました。
    年月を経て今、2歳の娘が本棚にこの本を見つけて、「これ読む〜」と。
    「まんぶくってなに?わたし知らないよ」などとたずねてくる小さなこの子にはまだ難しいのでは、と思いながらも読んでやると、意外にも絵に見入りながら、私のよむ言葉にしっかり聴き入っていました。
    「このほん おもしろい…」
    幼いなりに何か感じとってくれたようです。
    夢のような物語と、生命力にあふれた絵で語られるこの作品は、これから、もっと大きくなっても、何度も何度もくりかえし、手に取る1冊になると思います。

    投稿日:2010/01/26

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  • ふきちゃんへ

    ふきちゃんの優しさが私の心に残ります。人間の優しさ、自然との調和、人が生きていくのにとても大切なことをふきまんぶくの絵本は教えてくれました。

    投稿日:2006/03/23

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  • ふきのとう

    東京西多摩郡日の出村では、蕗のとうのことをふきまんぶく、蕗のまんじゅうだと言うそうです。
    このタイトルからして意味深なのですが、人間のふきちゃんとフキの引き寄せ合いが不思議です。
    ふきちゃんは、蕗の精なのでしょうか。
    春の山菜の代表ともいえる蕗は、意外にも身近にも見られる草です。
    それが山一面に群生しているところを想像したら、春の訪れへの強い願望を感じます。
    ふきのとうの中に自分を見出したふきちゃんは、逞しく思えます。
    蕗は強い草です。

    投稿日:2025/04/09

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  • ダイナミック

    ふきまんぶくってなにかな?と

    思いながら表紙をめくると

    東京都西多摩郡日の出村では

    蕗のとうをふきまんぶくと呼ぶと

    説明がありした。

    まんぶくとはまんじゅうのことで、

    蕗のとうはふっくらと丸くて

    まんじゅうみたいだからだそうです。

    そのふきまんぶくがテーマのお話です。

    眠れない夜ふきちゃんという女の子は

    縁側に出て向かいの山を見ていました。

    一箇所だけきらきら光っていて

    星がたくさん落ちたと思い行ってみたのです。

    そのでふきと会話をしたのです。

    ここから不思議な雰囲気になり

    なんだかちょっと妙なお話になっていきます。

    ふきちゃんと蕗のとうとの会話は

    ちゃんと成り立っていたようで

    季節が変わり時間が経ったあと、

    またふきちゃんは会いに行ったのです。

    絵がとにかくダイナミックで

    ちょっと衝撃的ですが、

    お話自体は子供は好きなんじゃないでしょうか。

    投稿日:2023/03/10

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  • 強烈な印象

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子5歳

    お勧めされていたので読んだのですが
    なんとも不思議なお話でした。

    ふきちゃんが何かに惹かれ、
    夜いなくなるっというのは
    神隠しみたいで、
    もし子どもがいなくなってたら
    と親の側から考えてしまい
    怖かったです。

    また、ふきのとうのなかに
    たくさんのふきちゃんの顔があるのも
    なんとも不気味で、
    ふきのとうにかわいいイメージを持っていただけに
    この絵本は強烈な印象を残してくれました。

    投稿日:2020/08/22

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  • イラストがシュールです

    1年生の息子に読み聞かせ。

    1年を通してふきの様子が描かれています。
    主人公のふきちゃんが山でふきとお話したり
    ふきのそばで眠ってしまい大人が探し回るとか・・・
    一昔前なら有り得そうです。

    個人的には、ふきのなかから女の子の顔が出てくるのが
    正直怖かったです。大人が見るからでしょうか。
    子どもにはあんなふうに見えているのかもしれませんね。
    それにしてもイラストがシュールすぎて
    お話以上に記憶に残ってしまいました。

    投稿日:2014/10/13

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  • ふきのとう

    タイトルになっている「ふきまんぶく」とは、ふきのとうのことだったのですね。
    初めて聞きました。
    「まんぶく」=「まんじゅう」という意味だそうで、ピッタリな言葉だと思いました。
    最後の絵、ふきちゃんの顔がびっしりと密集しているふきのとうは、正直に言って怖かったのですが・・・
    田舎風景がのどかでした。

    投稿日:2013/09/20

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