絵本コーナーに並んでいるこの本を見つけ、手にとってみたら、一瞬で魅せられてしまいました。
装丁も内容も大人向け・・・ですよね。
□ちゃんという不思議な名前の女の子。
この子の目線でみた、ある日常の日々が切り取られています。
全部で8編。
どれもこれも、胸がきゅんとするんです。
自分が子どもの頃に感じていたこと。
心のそこに沈んで自分でもすっかり忘れていたような気持ちを、見事にすくいとって言い当てられてしまったような感じ、、、とでもいうのか。
酒井さんの絵のタッチもほんとうに素敵なんですよね。
透明感、そして静謐感。
この絵と文章が本当に見事に一体となって、酒井さんワールドが広がります。
自分のために大事にしておきたい絵本です。