「森の小さなアーティスト」 みんなの声

すごい！擬態する昆虫の写真絵本は大好きで、何冊か読んでいますが、やっぱりすごい。
生きるために植物をまね、他の昆虫をまね、目玉を見せつけて驚かせ、死んだふりをする。
見た目を気にする人間の比じゃない、見た目を気にするその必死さが美しく、まさに森のアーティストでした。
写真がまたどれも素晴らしく、昆虫の世界に引き込まれること間違いなしです。

科学絵本としてセレクト。
表紙から不思議な葉っぱが誘います。
熱帯のジャングルで出会った不思議な容姿の虫たちを捉えた写真絵本です。
天敵から身を守るために、自らの容姿を木の枝や葉、花に似せた技は、
まさにアートです。
全てに、虫の正式名や解説があるのが嬉しいです。
それでも、よく見ないとわかりません。
コノハムシなんて、ため息ものです。
これは大人でも見ごたえがあります。
カマキリの威嚇の瞬間などの、カメラワークも素晴らしいです。
生きるためのアート、ぜひ感じ取ってほしいです。
やや内容が高度なので、小学生以上くらいから、ぜひ。

さすが！今森氏作品！
素晴らしい写真です

虫の擬態は、自分の身を守る為でしょうが
確かに、芸術的

虫だから・・・と嫌がらずに
自然の不思議と
色合い、形等興味がわくかと思います

図鑑とも絵本ともちょっと違います
親子で楽しめるといいですね

たくさんのふしぎ傑作集から。
ものすごく良かったです。
前にも書きましたけど、この写真絵本の作者・今森さんは琵琶湖の近くに住み、とくに自然の中に生きている昆虫たちを撮る素晴らしい写真家です。

で、今回のこの絵本は主に擬態をする昆虫たちの写真集です。
ナナフシとか、ハナカマキリとか、テレビでも紹介されるような有名どころは知っていましたが、
（昆虫界の王者）スズメバチに擬態することで、敵から身を守っている昆虫が何種類もいるということがこの本で初めて知って、驚きました。
しかも、ホントによく見ないと、そっくりで、不気味です。

それから、植物の花芽やトゲの真似をしている昆虫にもびっくりしました。植物の枝や葉や花に擬態するものは多く、わりと知っていましたが、正直遠目ならOKですが、あまり近づいてみたいものではありませんでした。

そのほかの擬態する昆虫たちの紹介も、今森さんならではの切り口で、とても楽しく（たまに気持ち悪くなりましたが）見ることができました。
普通では決して見ることのできないような、見事なポーズを決めてくれている昆虫たちがたくさん見ることができます。
「虫を見るとジンマシンが〜」って、人でなければ、結構だれでも気軽に楽しく見ることのできる写真絵本だと思います。