子供は、目の前の出来事にその場その場で対応します。
考え方が大人のように複雑ではないからこそ、
その足りない言葉の中にくっきりと浮かぶ真実があります。
その不安定な表情に、隠し切れない真実があります。
先の震災で親を亡くした子供は、1500人にもなるとか。
みんな寂しいでしょうね、辛くてたまらないでしょう。
時には思い出し、大きな声で泣いてください。
時には忘れ、大きな声で笑ってください。
そして、
命を大切に、新しく手に入れたものを大切に、
まっすぐ生きて行きましょうね。
パパやママにいつか会えたら、その時ほめてもらえるように。
自慢話やお土産話も、たくさんたくさんできるように。
心強い応援団長、ネリーの声が聞こえて来ます。
「あなたは1人ぼっちじゃない。強く生きて行きましょう、私と一緒に。
大丈夫。私たちは必ず、誰よりも優しい人間になれるのだから。」