おじいさんならできる」 みんなの声

おじいさんならできる 作・絵:フィービ・ギルマン
訳:芦田 ルリ
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:1998年06月
ISBN:9784834015270
評価スコア 4.84
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みんなの声 総数 44
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44件見つかりました

  • 絵が素敵です!

    工作大好きな息子に借りてきました。
    絵が本当に丁寧に描かれていて、
    子供に読み終わった後、息子と一緒に絵だけをじっくり眺めました。
    地下のねずみさんの生活も気になります(笑)

    昔はきっとこうやって、何度も何度も作り変えて
    大切に物を扱ってきたのだろうな〜と思います。
    うちでは・・・息子はすぐに「また買おうね」「しょうがないね」と
    言うので親も反省しなければなりませんね。

    物を大切にするこころを教えてくれる1冊です。

    投稿日:2012/03/09

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  • この物語の世界はイスラエルかな〜

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    登場する家族の服装や背景の雰囲気で、この絵本を描かれた人は中近東の方だ!と思ったのですが、
    本の松ページにある著者紹介のところを読む限り、少なくともアメリカのニューヨーク生まれで、現在はカナダに住んでいるアメリカ人でした。

    最後の最後のページでヨゼフが掲げている手紙って、ヘブライ語で書かれていませんか?
    もしかしたら、作者が適当に書いた文字っぽいものかもしれませんが、比べてみるとすごくヘブライ語に似てる気がします。
    また調べてみたら作者のフィービ・ギルマンという人は仕事の関係で長い間イスラエルにいたようです。

    ヨゼフが何度も何度もおじいちゃんにリサイクルしてもらう青い布ですが、この『青』って、あちらの人たちにとってとても意味のある大切な色ではありませんでしたっけ?
    すごく気になったので、調べてみましたが、Wikipediaにははっきり書かれていませんでした。(残念)

    はなしんさんの感想でも書かれていましたが、
    この絵本は人間たちの物語のほかに、床下のねずみちの家族の物語も同時進行しています。
    ねずみたちの世界もとても可愛くて素敵な物語が展開しているようです(こちらの物語については一切文章はありませんが…)。

    ところで13ページで道を歩いているおじさんが持っているものって、もしかしてドーナッツでしょうか?
    ドーナッツをこんな風に売っている国って、本当にあるのかな〜。面白かったです。

    投稿日:2011/10/18

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  • オススメ

    古くなった洋服をネクタイやボタンにつくりかえちゃう、
    素敵なおじいさん。
    娘に読み聞かせしていたら、
    近くで聞いていたママも「いい話ね。」とくいついてきた。

    物を大切にするストーリーは勿論いいんだけど、
    絵本の中では、文字に表現されない床下のねずみの暮らしぶりなど
    遠くで聞いているだけでは分からないストーリーも展開されてるんだぞ。
    「ママもこっちきて、絵もちゃんと見て。この本、本当いいから!」
    思わず、皆に知らせたくなる絵本。

    投稿日:2010/11/13

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  • 1階、2階、床下3世帯住宅

    おじいちゃんが愛情いっぱいの気持ちで縫い上げてくれた大好きなブランケットを素敵なものにリメイクさせて大切にして使うヨゼフです。
    1階は、おじいちゃんとおばあちゃんが住み、ヨゼフはおとうさんとおかあさんと2階に住みます。床下にはねずみさん一家が住んでいます。
    3世帯住宅みたいですが、絵が3世帯の生活を同時に描かれているので
    とても楽しめます。物を大切にするヨゼフも立派ですが、余り布で次から次へと作っていって部屋いっぱいにしていくねずみさん家族にも感心してしまいました。妹も出来て、ヨゼフが最後のボタンまで失くしてしまったときに自分の為におじいちゃんが作ってくれたお人形をあげようとする妹にも感心しました。ヨゼフのことばかり描かれているのですが
    同時進行の絵で3世帯の生活がわかるようになっているのです。とても素敵な絵本に出会いました。とても楽しく物語りを想像できるのです!

    投稿日:2010/10/30

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  • すばらしいリユース物語

    赤ん坊のときにおじいさんが縫ってくれたブランケットは、ヨゼフの宝物です。
    仕立て屋さんでとにかく器用で物を大事にする性格のおじいさんは、様々なものに作り替えてくれました。
    「おじいさんにたのめば何とかしてくれる」というヨゼフのおじいさんに対する信頼と、ブランケットに対する愛着が素敵です。
    ブランケットが様々なものに変えられて行き、成長していくヨゼフとおじいさんの物語が繰り広げられます。

    でも、この絵本はそれだけではないのです。

    二階の住人、地下で暮らしているネズミたちが、同じ構図を舞台にして、別の話を展開していきます。
    よく見たら、ヨゼフのブランケットのあまり布からネズミたちもなにやら作っていますし、二階で暮らす夫婦にも物語があります。
    ブランケットが次々と違うものにリフォームされる際に出たあまり布がさらにネズミたちの家庭で使われていくサイドストーリーも楽しく読みました。

    究極のリユース絵本です。

    投稿日:2010/07/03

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  • 心があたたまります

    繰り返し言葉が大好きな子供にぴったりの作品です。

    2歳の息子が絵本を暗唱した最初の絵本です。

    ヨゼフの誕生を祝い、ブランケットを縫ってくれたおじいさん。
    それが古くなっていき、形を変えていっても大切にするヨゼフ、
    そしてそれに応えるおじいさん、とても素敵な関係です。

    私も子供と二人のような関係でいたいと思います。

    投稿日:2010/02/08

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  • ものを大切に

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    ものを大切にすることの素晴らしさを教えてくれる絵本です。

    汚れたり古くなったりすると「捨てなさい」というお母さんに対し、「おじいちゃんならなんとかできる」と言う男の子ヨゼフ。
    おじいちゃんはそれをちゃんと別の形にリメイクします。
    それはブランケットからジャケット、ベストとどんどん小さいものになっていきますが、ヨゼフはどれも大切に使います。
    新しいものを欲しがらずに、おじいちゃんが作ってくれたものをいつまでも大切に使う気持ち、大人の私が見習いたいほどです。

    この絵本。ヨゼフのお話とは別のところでもまた、ものを大切にする家族が描かれています。
    最後にヨゼフがなくしてしまったものも、ちゃんと別の形で使われていること。
    ヨゼフに教えたらきっと大喜びしますね。

    投稿日:2009/03/22

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  • 物を大事にする心

    ヨゼフが赤ちゃんの時に、おじいさんがブランケットをくれます。
    これが、ヨゼフの成長と共に形を変えていきます。
    おじいさんの所に持って行けば、何かに形を変えてくれる!
    その通りに色々な形に変えてくれます。
    絵を良く見ると、さらにそのどんどん小さくなっていくブランケットのはし切れを、地下に住んでいるねずみの親子が使っています。
    一度に二つのお話を楽しんでいる気分にもさせてくれます。

    物であふれている今、物を大事にする事が書かれていてハッとさせられました。とても素敵なお話でした。

    投稿日:2008/10/16

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  • 心がポカポカしてきます

    • くるりくまさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 女の子7歳、女の子4歳、男の子1歳

    おじいさんが手作りしてくれた素敵なブランケット。
    ヨゼフのお気に入りで、最後には小さなボタンになるまで使い込まれるお話。

    よれよれになってくたびれるまで使い込んだら、それを別のものに作り変えて、また大事に使うということ。
    子供にはものを大切に使うように口で言っていても、その手本を親が見せていなかったということに気づかされました。

    おじいさんが心を込めて作り、それを孫が愛着をもって使い続けていることに、心から惹かれました。

    暖かなお話にぴったりの、これまた暖かい絵で、じっくり見ていると幸せな気持ちになります。
    家の床下では、また別の温かな家庭の展開(ねずみの一家)が見られて、そこもとても好きです。

    投稿日:2008/02/26

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  • 生地が小さくなっても

    「もったいない」の原点を見たようなきがしました。物を大事にすることの大切さが、じーんと心にしみこんできます。
    ヨゼフの気持ちに応えてくれるおじいさんがすばらしいです。ミシンがないので、全部手縫いです。生地がどんどんちいさくなるにつれて、おじいさんの愛情がぎゅっと凝縮されていくようです。ヨゼフは、それをちゃんと感じていたのでしょうね。だから最後は生地がなくなっても、残るものがあったのでしょう。

    私も、ものを大事にしたい、という気持ちがあるのですがここまではできないな、と思いました。ヨゼフのおかあさんのように「もう、すてましょう」と言ってしまいます。

    この絵本はお話がすばらしいのはもちろん、絵もとても見ごたえがあります。いろいろな人たちの声が聞こえてきそうです。素朴な暮らしぶりですがみんな幸せそうで、気持がやわらぎます。
    床下のねずみ一家も、青い生地を上手に利用しています。だんだんにぎやかになるねずみ一家の様子が楽しいです。

    投稿日:2007/10/18

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