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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

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ぼくと おおはしくん」 みんなの声

ぼくと おおはしくん 作・絵:くせ さなえ
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2011年04月
ISBN:9784061324633
評価スコア 4.68
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みんなの声 総数 91
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91件見つかりました

  • カッコいいおおはしくん

    「いっしょに きちで、かめをかおう」
    「そうしよう!」

    亀に自分の名前まで書いていたのですが、おおはしくんは快くそう言ってよしだくんと一緒に亀を飼い始めます。

    関西、そして子供だと特に、

    「いっしょにきちで、かめをかおう」
    「あほなこといいなや、このかめはおれのや」

    のようなルートをついつい考えてしまう私です。申し訳ない…^^;

    おおはしくんの懐の深さ、生き物に対する優しさ、そんなおおはしくんからよしだくんはたくさんの大切なことを学んだでしょう。

    この絵本を通して小さな子供が

    (力が強い)=(カッコいい)ではなく、
    (広い心)だからこそ、=(カッコいい)んだという素敵な真理に気づいてくれると嬉しいです。

    清々しく心温まる一冊でした。ありがとうございます。

    投稿日:2011/04/19

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  • 涙がほろり

    水と光と草の描写がとてもきれいです。
    きらきらしてて、いまにも、少年たちの遊んでる息づかいがこちらまで聞こえてきそうです。

    ページをめくる喜びがたくさんあります。どのページも、構図が素敵でわくわくします。まるで、自分もおおはしくんたちの世界にいるような気分がします。びっくりしたのは、空き缶からザリガニが出てくるところ。水色の、たわんだ網がリアルで、どきっとしました。泥のにおい、ザリガニのにおいなど、小さいころよく遊んでいた川の風景を思い出しました。

    規則正しく並んで、生き生きとした緑で描かれる街路樹が、このお話に安定感をもたらしており、少年とかめとのせつない物語を、単なる感傷的なお話にせず、少年たちの成長物語へと発展させている効果を生んでいると思います。

    その、てきぱきとみずみずしく描かれた草木や川に見守られる少年たちに、とても感情移入してお話を読むことができます。そして、クライマックスのおおはしくんの涙のところで、ぐっときて、涙が出ました。

    少年たちのまるまるとした腕や、表情に、かめたのゆうゆうと泳ぐ姿に、さわやかな気分になります。かめたの遊び場や、秘密基地に花が生けてあるとことなど、細かい部分もきれいに描かれていて、本当に画面のすみずみまで楽しい絵本です。

    かめたの泳ぐシーンを見ていたら、夏が恋しくなりました。

    これだけの密度の濃い、心に響く作品が、絵本でなしえるのだと、
    驚いた作品です。

    投稿日:2011/04/19

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  • 関西弁がごっつええでぇ!

    この物語は、小さな子供の成長を描いていますが、二人のやりとりが、関西弁で描かれていることで、妙に感情が入り込みやすく、それぞれの声が聞こえてくるようで、情景やにおいまでも浮かんでくるようでした。(私は九州出身ですが、標準語のやりとりより、関西弁のほうが人間味を感じ取れてよかった)

    かめがきっかけで仲良くなった「ぼく」と「おおはしくん」。子供が友達をつくるきっかけって、とても自然でいいなぁと思いました。逃げ出したかめを二人で必死に探しながら、見つけ出したときには「おおはしくん」が少し大人になっていて、子供の成長について考えさせられました。自分の子供にもそういう成長を期待したいしたいし、この本を呼んであげることで、何か子供に伝えられるのではと思いました。

    描かれている絵は、とても子供に優しく、登場人物の表情もわかりやすいと思いました。舞台となっている町の景色も、今となってはうらやましいと思える風景で、こんな環境の中で子育てしたいと思いました。

    ザリガニの絵やひみつ基地の絵などは、絶対に小学生の男の子には大人気だと思います。

    このような絵本が増えてくれることを期待します。

    投稿日:2011/04/19

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  • 夢中 なつかしい〜なつかしい〜

    私は、40代・女子ですが、「きち」「ざりがに」って言葉が響きました。

    私のふるさとは海・山・川・沼・畑に田んぼと「いなか」?のオンパレード。小さい頃は、近所の男の子と「きち」作りに夢中になりました。

    絵本の中では草にダンボールだけど、あの頃はダンボールなんて使えなくて、木の枝や、どこに落ちていたのか?板など集めて秘密のきちを作りました。もちろん、男の子に言われるがまま、あちこちからの材料調達です。

    のどかで、ゆっくりと時間が流れていました。

    息子にもこんな時間をつくってあげたい。そう思わせる絵本です。

    投稿日:2011/04/18

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  • いつの時代にも。。

    • ローサさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    ある時期の男の子が持っている世界、最高の時間と空間を丁寧な挿絵とあったかい関西弁で表現されてます。

    目の前に開かれる世界にどんどん溶け込み風景を作っていく、子どもって本当にまっすぐ進んでいくのですね。。

    「いいもの」見つける名人です。

    カメを捕まえては名まえを書き、橋があればその下に基地を作る。川底にある空き缶には「いいもの」がある、と何の迷いもなくひっくり返すし。(中に危ないものが潜んでいるかも?とか考えないのがすごい^_^;)

    川のせせらぎや、子ども達の夢中で遊ぶ声が聞こえてくるようです。

    ぜひ、雨の日バージョンもお願いいたします<(_ _)>

    投稿日:2011/04/18

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  • 友達っていいなぁ

    少し年上の友達って、どうしてあんなにかっこよく見えるんだろう。
    いろんなことを知っていて、行動的で優しいおおはしくんは、
    誰にとっても理想のお兄ちゃんなのではないかな。

    我が家の前の小さな池にはザリガニがいるらしく、
    2月頃から子供たちが競ってザリガニ釣りをしています。
    たぶん家の中で遊ぶことの方が多い子供達と思いますが、
    ザリガニを見つけた歓声や、やっと捕まえた感激の声が窓越しに聞こえてくると、
    その嬉しさは昔も今も変わりないことを感じます。

    「ぼくとおおはしくん」は大人の私にとっては懐かしく切ない気持ちを思い出させてくれましたが、子供達にとっては、こんな友達が欲しいなぁ、とかこんな風になりたい!とか、とてもリアルな物語なんだろうと思います。

    おおはしくんのような存在やこの絵本のような美しい景色が
    いつまでもたくさん残っている日本であって欲しいと思いました。

    投稿日:2011/04/17

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  • ステキなデビュー絵本!

    手にしてまずは表紙の美しさに心惹かれました。
    実際に行ったことのある場所ではないのに、なんだか懐かしい気持ちに…。

    中を開けば「ぼく」と「おおはしくん」の住む世界が、味のある絵で細部まで丁寧に表現されていて、グイグイとお話に引き込まれて行きます。

    中でも、いきいきと描かれたカメやザリガニの絵の見事なこと!
    今にもせせらぎが聞こえてきそうな川や、背景にそっと登場する犬やカラスや、ちょっと笑える遊具まで…本当に隅から隅までじっくりと楽しめるステキな絵です。

    お話もこの絵に見事にハマっていました。
    2人が1匹の亀(かめた)を通じて友情を育んで行く様子を追って行くうちに「そうそう!子供の頃の“1つ上”って、それだけでずいぶん頼もしく感じたなぁ…」とか
    「秘密基地、昔みんなで作ったなぁ〜」とか…。

    いつの間にか自分自身も子供の頃の気持ちに戻って、2人と同じ目線でストーリーに入り込んでいました。

    絵本ナビ内で連載されていた「デビュー日記」も毎回楽しく読んでいました。
    作者のくせさなえさんや担当の編集者さん、装丁の祖父江慎さんなど…このデビュー絵本が世に出るまでのみなさんの熱い想いが伝わってきてワクワクしました。

    かめたが泳ぐあの見せ所のシーン、このデビュー日記を読んで「なるほど〜!このシーンが完成するまでにそんな事があったんだ〜!」とビックリ♪

    1度読んだだけで満足しておしまいではなく、手元に置いて何度も繰り返してこの世界を味わいたくなる…そんな懐かしくて温かい絵本ですね。

    これからの活躍が楽しみな作家さんです!

    投稿日:2011/04/17

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  • こどもならではの“成長”

    なんて良いお話!

    絵の中にある雰囲気が
    どこか私たちに
    “懐かしさ”を感じさせてくれます。

    そしてお話。

    ぼくはおおはしくんと出会って、
    たくさんの初めてを経験しています。

    楽しいことはもちろんですが、
    中には、悲しい経験もしました。

    でも。

    1ページ目の「ぼく」と
    最後のページの「ぼく」は全く違う。

    おおはしくんは、
    友だちがいることの大切さを知っているから
    かめたの気持ちを考えてあげたれたのですね。

    ぼくも、やがて分かると思います。
    もしかしたら、もう分かっているかもしれませんね^^


    またいつか、かめたとその友だちを
    ふたりで迎えられる日がくるといいですね。

    きっと、くるはずです。

    投稿日:2011/04/17

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  • こんな友だちがいたらなあ!

    おおはしくんはなんでも知っていていろんなことを教えてくれる、幼い頃の冒険心を思い出させてくれました。
    かめたを仲間のもとへ返してあげる優しさ、橋をかけてかめたの来訪を待つ…発想が子どもらしくて心が温まりました!

    投稿日:2011/04/16

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  • すごく良い!!

    それは、ボクとおおはし君の出会いから始まります。

    2人とも亀が好きで意気投合しただけのように見えたのですが、
    ボクより1つ年上のおおはし君は、生き物のことをいろいろ知っていたり、
    テキパキと秘密基地を作ってしまったりと、ボクにとっていつしか
    かっこいい憧れのお兄さん的存在になっていて、ほんわかさせられました。

    子ども同士が友達になるきっかけって、本当に些細なことなんですよね。
    2人で亀を飼うことになって、亀の甲羅に2人の名前が並んで・・・
    亀を通して、2人の友情がだんだん強く結びついていく描写が自然な形で
    とても上手く表現されていて、子どもの頃ってこんな感じだったよね、
    と、子どもの頃の気持ちを思い出させてくれました。

    「かめたを なかまの ところに、 かえしたろう。」

    かめたを一生懸命探して、やっと見つけた時のおおはし君のこの言葉。
    かめたのことを精一杯思いやってそう言った時のおおはし君の表情が
    とても印象的でした。

    絵本の中では、ボクとおおはし君の年齢などの情報は出てこないのですが、
    私の中では勝手に小2と小3ぐらいかな?と想像して読ませてもらいました。
    うちにも同じ年頃の息子がおり、しかも生き物が大好きな息子ですので、
    読みながらいつの間にか、2人の姿が息子の姿とダブってしまいました。

    かめたの気持ちを察し、思いやることができる優しい心を持ったおおはし君。
    息子にもおおはし君のような友達がたくさんできるといいなと思わずにはいられません。

    最後に描かれたかめたの絵もいろいろ想像力をかき立てられ、最後の
    最後まで、楽しませてもらいました。
    息子にも是非読ませたいと思います。

    投稿日:2011/04/15

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