葉祥明さんの「ジェイク」の世界観が好きで、図書館で借りてみました。
実際自分はあの日の震災の時、家を失った訳でもなく家族を失った訳でもないですが、まだあの日の動揺、TVから延々と流れ続ける被災地の様子、原発のトラブル・・・。
あの日は決してまだ何も終わっていないし、この絵本の男の子のように家族を失った人々があまたいると言う事を再認識して、胸がしめつけられる思いでした。
絵本は決してハッピーでなければならない訳じゃないです。
葉祥明さんは、そういう世界観を淡く、そして淡々と描く力があると思います。
ただ、子供達もまだあの映像をリアルに覚えていて恐怖感や地震に対する恐れを持っているので、6歳と3歳の子にはちょっと早かったかなと感じました。