あくまのおよめさん ネパールの民話」 みんなの声

あくまのおよめさん  ネパールの民話 再話:稲村 哲也 結城 史隆
絵:イシュワリ・カルマチャリャ
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:2024年04月03日
ISBN:9784834014495
評価スコア 4.22
評価ランキング 24,302
みんなの声 総数 17
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17件見つかりました

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  • 結構、素直なあくまが印象的。

    父親がネパール人なので手にとった一冊です。
    ネパールの文化を子供に紹介するという趣旨で読んだ本なので、
    絵もけっこう向こうの絵っぽくて気に入っています。


    個人的には、村人から恐れられているあくまが、
    ひと目見ただけのおよめさんを気に入り、
    実は木彫りなんですがそうとは知らず、
    一途に思いを募らせ、
    自分の不用意な行動のせいで、
    ベッドから落ちて死んでしまったと信じ込み、
    「僕のおよめさんがー」と涙を流す姿がとても印象的でした。

    涙を流し流し火葬場へ向かうあくま。
    あくま、結構素直ではないか。
    実は心はとってもキレイ?

    そして、大切なものを失って初めて、
    今まで自分が村人にしてきたことの無残さに気づき、
    村から去ったあくま。

    人の心の痛みを分かるということが描かれていて、
    ストーリーとしても結構お勧めできる一冊です。
    3歳の息子もわりと気に入ったみたい♪

    投稿日:2010/07/14

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  • ネパールの身近な動物はサル?

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    画は、いかにもあちらの国っぽいもので、実を言うとあまり好みではありません。
    ただ、これはあくまでも個人的な好みなので、
    この国に興味のある人が見たら、木の葉や家の作り、服装なども見ていて楽しいだろうし、勉強になるかな?と思います。

    悪魔が宝ものを欲しがるところも、お嫁さんを欲しがるところも、日本人からしたら「変なの」という感じでしたが、
    「悪魔」という概念がこちらとは少し違うのかもしれません。

    ともかく昔話ですので、話の筋は面白いです。
    韓国や中国ではトラが、日本ではオオカミが、よく昔ばなしに登場しますが、ネパールでは身近な動物として、サルが登場することが多いのでしょうか?

    投稿日:2010/02/17

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  • ちょっとかわいそうな気もしました

    時には人殺しもしてまうという悪魔。

    だから、さるになかばだまし取られるような感じで宝物を取られてしまうのも、仕方がないかなあなんて思うのですが、それでもちょっとかわいそうな気もしました。

    お嫁さんのことが、本当にほしかったんだなあというその純粋さは買いたいです。

    さるの賢さは認めるとしても、できすぎたさるよりもあくまの方が、人間味があって、気の毒に思えるから不思議です。

    絵もおもしろかったですし、昔話もいろいろあると思いました。

    最初の不要な物に変えてしまうのは、「ジャックと豆の木」を彷彿とさせます。

    投稿日:2009/05/07

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  • 知恵で解決

    子供は、さるとあくまのやりとりをおもしろそうに読んでいました。あくまの顔は、あまりこわくないと言っていました。絵が楽しかったです。とても細かい線が、すごいです。

    悪者を退治するというお話ですが、腕力ではなく知恵を使って解決します。とても大事なことだなと思いました。
    心をいれかえたあくまに、本当のやさしいおよめさんがきてくれるといいなと思いました。

    投稿日:2008/04/06

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  • 人間臭いあくま

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子7歳

    ネパールの民話です。
    題名はどきっとするものですが、悪魔がいかにも悪魔という姿ではなく、中身も妙に人間臭いので、ちょっと乱暴な地主と賢い農民の話という感じがします。
    悪魔が、お嫁さんを欲しがって、さるにまんまと騙されたり、美しいお嫁さんの姿を盗み見て喜んだり、悲しいことが起こると涙をぽろぽろこぼしたり、このお話の中で、一番生き生きとしています。
    散々悪いことをしてきたので、懲らしめられるのは当然なのですが、妙にかわいそう気がしてしまうのは、それだけ悪魔のキャラクターが良いからでしょう。
    とにかく悪魔の描写がいいので、それだけで楽しめるお話になっています。

    投稿日:2007/04/01

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  • どきどきするお話

    悪いものを、正義感の強いものが退治する、という昔話に多いパターンですが、わくわく楽しめる本だと思います。
    年中組で読んだときは、ちょっと難しかったのか、飽きてしまう子もいました。悪魔やお人形など、ちょっとなじみの薄いものが出てきますが、ストーリーは、理解しやすいものだと思います。
    悪魔でも、人のように涙を流して悲しんだり、だんだん心がやさしくなっていく様子や、賢いサルとのやりとりが痛快で、見ていてすっきりします。
    よく見ると、絵柄も細かく丁寧で、大人でも楽しめるかもしれません。

    投稿日:2006/07/14

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  • 終わり方が良かったです

    • れんげKさん
    • 30代
    • ママ
    • 石川県
    • 男の子5歳、男の子5歳

    賢いサルが、あくまを騙して宝物をもらう・・・というよくある話といえばそうなんですが、
    最後が、「退治」でなく、「あくまの改心」というところがいいなぁ〜と思いました。

    サルの賢さと、あくまの素直さが、とても楽しかったです。
    しかも、ちゃんと筋の通ったお話。

    子供たちも、ちょっとどきどき・・・といった感じで聞き入っていました。

    投稿日:2006/04/04

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