6歳孫娘に、半年前ぐらいに与えたときの言葉。
「おじいちゃん、この絵本嫌いだよ」でした。
絵本読みの感想でこれまでにも、「つまんない」位はあったかもしれませんが、これほどはっきりと拒否反応を示したのは初めてでしたので少々驚きました。
しかし、最近、「モチモチの木」に惹かれ、同じ作者と分かったこともあってか、またはこの間の孫娘の「こころの成長」があったのか、逆に気になる一冊になったようで、読みの注文がかかるようになりました。
作者も後書きで書かれていますが、誰か、何か、のために、幼子が必死に耐えている「けなげさ」を感じるとき、うまく言葉に表せないけれど、こころの中では「偉いね。頑張れ。」などと励ましていることがあります。
そんな私(たち)の思いが、「花さき山に花が咲く」というこの絵本を通して、孫娘(こども)の心の中にもし届いたとすれば、とても嬉しいことですね。