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はなのすきなうし」 大人が読んだ みんなの声

はなのすきなうし 作:マンロー・リーフ
絵:ロバート・ローソン
訳:光吉 夏弥
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\880
発行日:1954年12月10日
ISBN:9784001151114
評価スコア 4.6
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みんなの声 総数 59
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  • 子どもの頃に、「男の子なら男の子らしく」とか「女のでしょ、女の子らしくしないと」と言われたことはないでしょうか。
     考えてみると、この「らしく」という言葉、なんとなく強制を強いるように聞こえます。
     そもそも、「男の子らしく」とはどういう子どもをいうのでしょう。
     元気いっぱい外を走り回る子どもでしょうか。
     では、「女の子らしく」は、お人形遊びしているような子どもでしょうか。
     この「らしく」という言葉のせいで、個性を生かしきれないまま育った人もたくさんいるような気がします。

     では、牛の場合はどうでしょう。
     「牛らしい」というのはどんな牛でしょうか。
     「あたまをふりたて、じめんをけちらかして、あばれまわる」、そんな牛。
     もっとも、そんな牛は闘牛用の牛ですが。
     原作が1936年という、もうりっぱな古典のこの絵本の主人公の牛「ふぇるじなんど」は、そんな牛ではありませんでした。
     花が好きな、おとなしい牛でした。
     ところが、牛買いたちがやってきた日、「ふぇるじなんど」は蜂に刺されて、大暴れ。
     それを見た牛買いたちは、「牛らしい」牛を見つけたと大喜びします。
     やがて、闘牛場に連れてこられた「ふぇるじなんど」ですが、さて闘えるのでしょうか。

     こういう素敵な絵本が昔からありながら、やっぱり「男の子らしく」とか「女の子らしく」と育てられてきました。
     花が好きな牛だって、幸せに暮らせることを「ふぇるじなんど」がもうずっと前から教えてくれていたのに。

    投稿日:2022/02/06

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  • はなのすきなうし

    丑年にちなんだ牛の本を探していて、久し振りに読み返しました。

    スペインの牧場に住んでいるフェルジナンドは、他の牛たちが闘牛を夢見る中、ひとり大好きな木の木陰で花のにおいをかぐ毎日に幸せを感じながら過ごしていました。
    ところがある日、闘牛に出す牛を探しにきた男たちの前で、フェルジナンドに不運な出来事が起こり、なんと、フェルジナンドが選ばれてしまいます。
    闘牛場に連れていかれたフェルジナンドはどうなるのでしょうか……。

    牧場で花のにおいをかいでいるとき、不運に見舞われた時、荷車に乗せられて連れていかれる時、闘牛場に現れた時。絵をよく見ると、フェルジナンドの表情がくるくる変わるのが可愛くて、ほっこりとしました。
    ぜひ、どのページのフェルジナンドにも注目して読んでみてください。

    投稿日:2021/01/04

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  • 自分は自分でいい!

    とても古い時代に出版された絵本なのですね。
    スペインは情熱の国で闘牛も有名ですよね。
    でもフェルジナンドは全く違って静かに花の匂いをかいだりするのが好きな牛。
    ひょんなことから闘牛の牛として連れて行かれてしまうという,何とも心苦しいお話です。
    そんな環境の中でも自分を見失わず貫く真の強さは素晴らしいなと思いました!自分は自分でいい,大切ですね。
    戦うことがすべてじゃない,そう思わせてくれる本でもありますね。

    投稿日:2018/10/10

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  • 心にひびく

    花が大好きな牛、フェルジナンド。でも、思わぬできごとで闘牛場につれていかれてしまいます。
    どうなるのだろうと思いましたが、一貫して自分らしさをつき通すフェルジナンドの姿に、たくましさを感じました。心にひびくお話です。
    絵もすばらしかったです。

    投稿日:2017/03/19

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  • 意思の強さが逞しい!

    他の牛たちが、闘牛場で戦うこと望んでいるなか、フェルジナンドだけが、意思を貫いて戦わなかったのは、強い意志があるからだと思ったし逞しいと思いました。お尻を蜂に刺されて大暴れしたフェルジナンドだから、戦えばきっとだれよりも強いだろうと思いました。

    投稿日:2017/02/23

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  • 息子に贈りたい絵本

    • ゆっきんぐさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 男の子6歳、男の子4歳

    次男が幼稚園になじめなかった時に、
    「なんでこの子だけ、いつも違うんだろう」って思いました。

    でも、闘うことより はながだいすきなフェルジナンドのように、そんな個性ある素敵な牛だっているんですね。

    それ以来、そっか、この子にもきっと幼稚園で馴染んでる素敵な個性があるはず!って思うようにしました。

    今じゃ、幼稚園が大好きで、毎日帰りの支度の度に「あ〜〜今日も楽しかったぁ〜」って先生に言っている次男。

    そのままのあなたが最高です。
    そんなこと絵本には書かれていないけど、ちょっぴりでも信じてあげられなくてごめんね!って思いました。

    個性。個性の集まりの中で、自分らしくいられるのっていいですね。

    この絵本、息子に送りたい1冊になりました。

    投稿日:2011/03/12

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  • 友の(好きな本

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    友人がこの本が子育てのバイブルだと言っていました。

    この絵本はとても歳を取っているので、今では表紙の絵もレトロで、文章もとってもレトロです。
    見た目では現代の子どもたちにウケような本ではないかもしれません。

    でも、読み聞かせをすると子どもたちは自分の姿を重ねて安心して聞いています。
    だれだって、自分らしくいたいものです。
    でも周りからのプレッシャーでそうはいかないものです。

    ちっとも戦う事に興味のない牛が、思いかけず闘牛にされるところでは、自分がその場にいるようにはらはらしながら聞いてくれます。

    ぜひ大人が読んであげてほしい本です。
    低学年からしっかり理解して聞けます。

    投稿日:2010/09/14

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  • 個性

    個性を尊重したいと思いつつ、他の子と同じだとやっぱりつい安心してしまう。
    そんな私にとって、フェルジナンドのおかあさんは理想的です。
    そして周りの評価に動じず、自分を持ち続けるフェルジナンド。
    これからも折に触れ読みたいと思った本でした。

    投稿日:2010/07/03

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  • ほっとする牛

    闘牛という催しは、そもそもどんな背景から生まれたのでしょうね。人間の挑発にカッとする牛がいて、それをなだめすかしたりしているうちに、そのなだめ方がうまい人が英雄になっていったのでしょうか?何かと面倒な現代で動物愛護協会あたりからクレームはこないのかしら・・・などと考えつつ、自分もテレビで楽しんだりしてるわけです。
    この本の主人公「ふぇるじなんど」は、カッとする牛ではなく、言わばほっとする牛。ンモーという鳴き声が似合うタイプの花の匂いを嗅ぐことが大好きな穏やかな牛です。でも、見た目の体がものすごくりっぱに育ったある日、クマンバチの上に腰をおろしたばっかりに、闘牛にスカウトされてしまいます。ディズニーがアニメにしていますが、このクマンバチに腰をおろすあたり、いかにもディズニーっぽいですよね。で、それ以上に、このオリジナルの絵が楽しい!全編にわたって、牛の表情、たたずまい、遠景近景の使い方が絶妙で、70年以上前のユーモアとセンスに脱帽です。
    また、スペイン内戦時代に「たたかわない」という姿を描いたという気概にも打たれました。

    投稿日:2009/01/17

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  • 母親のための本

    • びえんさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、女の子4歳

    フェルジナンドはいつも一人、草の上に座って、静かに花のにおいを
    かいでいるのが好きでした。
    他の牛たちは毎日、とんだりはねたりかけまわってくらしています。

    フェルジナンドのおかあさんは時々息子のことが心配になりました。
    ひとりぼっちでさみしくないのかしら?
    「ぼくはこうして、ひとり花のにおいをかいでいるほうが好きなんです。」

    そこでおかあさんはフェルジナンドの好きなようにしておいてやりました。

    子育てをしていると自分の子と他の子をついつい比べてしまいます。
    みんな個性があるのに、ついつい同じものさしでいいか悪いか
    考えてしまいます。フェルジナンドのおかあさんのように我が子の
    個性を尊重して見守ってあげられる母親になりたい。

    スペインの美しい本はそのことを教えてくれました。

    小学校中学年の読み聞かせにもいいなと思いました。

    投稿日:2008/11/02

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