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まどのそとの そのまたむこう」 大人が読んだ みんなの声

まどのそとの そのまたむこう 作・絵:モーリス・センダック
訳:わきあきこ
出版社:福音館書店
税込価格:\2,200
発行日:1983年4月20日
ISBN:9784834009118
評価スコア 4.25
評価ランキング 21,180
みんなの声 総数 35
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  • アイダの表情が怖かった。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    これも、柳田邦男さんの本に紹介されていたので探してきました。
    第一印象は「うわっ、センダックの絵本なのに、グロイ!ちょっと不気味…!」
    正直、誰かに紹介されなかれば、自分の好みだけでは決して手にはしない絵本ですね〜。
    この絵本を読まれた方は、「自信を持ってお薦めしたい」と評価されている方が多のですが、これを書かれているお子さんもこの絵本を気に入っている。ということなんですよね〜?
    うちの子は「もう、絵でダメ〜」って…。きれいな絵なんですけどね。
    基本的にセンダックっぽいのは苦手な方なのかもしれません。残念ですが。

    登場する「ゴブリン」に最初は目をひかれましたが、ラストの方で、なぜ赤ちゃんの姿をしているのか、私には理解できませんでした。
    そして何より、主人公のアイダの表情が、物語一貫して怖かったです。

    投稿日:2009/06/02

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  • これは!…難しい

    センダックの他の有名な作品は子どもの頃からよく読んでいましたが、この本は記憶にありませんでした。
    そもそも子どもの頃は写実的な絵の絵本に興味が湧かなかったから手に取らなかったのか、それとも絵が怖くて記憶から抹消しているのか…
    レビューを見ていると、この写実的な絵を綺麗な絵だとちゃんと分かる感性の持ち主の子どもさんもいるようですが…私は子どもの頃、この手の絵は苦手でした。
    この美しい絵本が、最近、SNS上で話題になっていたので、読んでみたいと思っていたところ、図書館ですぐに見つかりました。

    絵は他のセンダック作品よりかなり写実的です。
    少し大きめで重厚な装丁、大人の立場としては文句無しに美しい本だなあという印象です。
    だけど見開きから顔を隠したゴブリンが座り込んでいて、いかにも怖いお話が始まりそうな雰囲気ですね。
    そしてその通り怖いお話が始まってしまいます。しかもリアルな絵なので本当に怖い。氷の人形のシーンなんて、絵本のページを貼り合わせて見られなくしてしまう子が出てきそうな勢いです。
    まあ、この絵の全体的な怖さは文化的な違いもあるかもしれませんね。日本でよく見られる子どもに向けて描かれた絵はリアルなものでもかわいいものが多いですから。

    絵が怖くて内容に集中して読み進められない子もいるかもしれませんが、ひとまず読み通すことができれば、一応ハッピーエンドです。
    ただ、私は最後のお父さんからの手紙の内容に少し引っ掛かりを感じました。
    一見、子どもの勇気を讃え、希望を持たせる内容の素敵な励ましの手紙だと思うのです。しかも、主人公は女の子。ジェンダーバイアスにとらわれない素敵なお父さんです。
    だけど、自分より小さい赤ちゃんの妹はともかく、お母さんのケアの責任を負わせる必要ある?
    私がこの絵本で一番気になったのは実はここです。

    このお母さん、終始浮かない表情で、ただ佇んでいるだけで、そこがまた頼りなさを増幅させています。彼女の心理状態が限界なのを表しているのでしょうが、それを読者である全ての子どもたちの前で肯定する必要性があるのかと疑問を感じました。
    ある子どもたちにとって、このお父さんからのメッセージが、「お母さんが頼りなくても君なら大丈夫!」と不遇な境遇の自分を肯定的に捉える勇気と成り得るのか、それとも「お母さんなんて全然頼りないから子どもの君が大人のようにしっかりするんだよ」と子どもに呪いをかけるのか、どちらに転ぶのか私には分かりません。

    この物語は、作者の幼少期の恐ろしいニュースの体験が元になっているそうです。そう考えると、この物語は子どもだった作者自身と、同じように辛い体験をした子どもたちをケアすることも想定して書かれているような気がします。そして、実際にそれは作品として成功しているだろうと思います。
    ただ…まだそのような経験をしたことがない子どもにとっては、この絵本自体がいわゆるトラウマ絵本のような位置付けになってしまいそうな残念さが拭えません。
    全般的には良い絵本だとは思いますが、難しいですね。
    読者の年齢や経験、その他色々な条件により、好き嫌いが激しく分かれそうです。
    私自身もまだこの絵本の評価に迷うところがあり、どちらともいえない、ということで星3つにしておきます。

    ところで、途中に出てくるパパの歌は、韻を踏んでいるのでしょうね。他にもことばに仕掛けがありそうで、原文で読んでみたいです。

    投稿日:2019/12/04

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  • 怖いけれど、魅力のある絵本

    初めてこの絵本を読んだ時、魅力はあるけど、怖いと思いました。
    でも、月日がたっても忘れられません。久々に再読してみると、やはり怖い。でも、美しい、その独特の雰囲気は、さすがセンダック。
    やはり、長く読まれているのには、わけがあると思いました。
    勇敢にも妹をとりかえしてくる主人公アイダの姿に、あくまで子どもにむけて書かれたお話なんだとあらためて思いました。
    ぜひとも復刊してほしい絵本です。

    投稿日:2015/08/27

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  • リアル

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    さらわれた妹を姉がとりかえしに行く話。
    良い絵本だという評価が高く、そうだとは思うのですが、私はちょっと不気味な感じで怖い絵本でした。
    子供のほうがけっこう平気なのかも。
    絵がとてもリアルだなと思いました。
    見ていると絵にもいろいろとこめられている感があるので絵でも楽しめる本だと思います。絵からもいろいろと考えることができそうです。

    投稿日:2015/02/07

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  • センダックの緻密な絵本です

    お話しも 怖い ゴブリン(悪意を持った 精霊 )がのぞいている・・・

    パパが舟のお仕事ででかけました
    ママはなんという 気の抜けた顔しているの ショックなんでしょうか?
    パパのいないときは ママがもっとしっかりがんばってほしいな〜

    そのかわりに アイダがしっかりしているというお話しなんですが
    なんだか すごく 怖い絵本でした 赤ちゃんをさらっていく ゴブリン
    まどから覗いているんです
    そして 赤ちゃんをさらっていくのです  恐ろしいおはなしです
    実際に赤ちゃん誘拐事件があったそうですが
    勇敢な アイダは赤ちゃんを取り戻しに 立ち向かうのです
    アイダのしっかりした 目 勇敢な姿 利口さ  

    パパはしっかりものの娘アイダに 留守中に 赤ちゃんとママを見守ってと託すのです

    ママは 放心状態なのが 心配です 

    タイトル 「まどのそとの そのまたむこう」  ゴブリンが窓から覗いているのが不気味です

    投稿日:2014/12/08

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  • 強烈な印象

    とにかく、絵に惹かれて手にしました。
    美しいけど恐ろしい・・・
    こんなに強烈な印象を受けた絵は、初めてかもしれません。
    物語のほうも、短い文章ながら、独特の世界を感じました。

    大人向けかと思っていましたが、こちらのレビューを見ると、子供にも読まれているのですね。

    投稿日:2012/06/21

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  • バラッドのような

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    絵だけでも何が起こっているのか緊張感が伝わってきます。
    文章が詩のような、バラッドのような余分な言葉がなく、心に深く入り込んできます。
     
    子どもが一人で楽しめる絵本ではないようなので、大人と一緒に読んでこの独特な世界を経験してもらいたいです。
    高学年以上によいと思いました。

    投稿日:2011/11/02

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  •  昨年『オリエント急行殺人事件』を読んだ息子が、TVにはいると騒ぐので、映画を初めて見せました。
     活字から入って楽しませたかったので、映画があることを隠していましたが(笑)、鼻息も荒く興奮していました。
     翌日また本を引き出し読んでいました。
     
     『オリエント…』もそうですが、こちらの絵本もセンダックが幼児期に受けた「リンドバーグ赤ちゃん誘拐事件」(1932年3月1日)の恐怖の日々から受けた外傷・内面心理を投影させたものだそうです。

     なるほど、父親は遠い海の上で、母親がうつろで頼りなく描かれているわけです。
     ゴブリンという精霊は、子どもにとっては得体の知れぬ何時やってくるかわからぬ不気味な「子盗り」に見立てられています。

     妹奪還のために、タイトルにもある「窓の外のそのまた向こう」の妖気漂う世界へむかうアイダを力づけ導くのは、父親の歌。
     この妹奪還成功のお話しが、センダック自身と得も言われぬ恐怖心を抱き始める年頃のこどもたちに、「大丈夫、大丈夫」と心を落ち着かせてくれているように解釈しました。

    投稿日:2010/02/18

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