森の中に 小さなモミの木がいました
周りのモミの木を見て 早く大きくなりたいと そればかり思い お日さまや トリたちが 今を楽しみなさいと 教えてくれたのに そんなことには耳を貸さず ただただ 大きくなり どんなステキな世界が待っているかを 夢見ていました
モミの木は切られて 人間たちの クリスマスの飾りをたくさん飾られて 喜びを感じるのです
喜びを感じたのですが クリスマスが終わると モミの木は屋根裏部屋へ そして ねずみたちとお話しして
木は燃やされてしまうのです
モミの木の一生ですね
アンゼルセンのお話に マリメッコのステキな絵がマッチしていて良いお話しでした
じっくり味わって読むと モミの木も幸せだと思います
自分が大きくなりたいと思っていたときは 人の言葉も耳に入りませんでしたが、 燃やされるときにやっと今までの想い出や大事なことが解ったのですね
私達へのメッセージが たくさんあるように思いました