「まっくろネリノ」 ３歳のお子さんに読んだ みんなの声

色彩感覚が素敵な絵本です。
ネリノは真っ黒がゆえにお兄さん達に遊んでもらえない。
綺麗がゆえに捕まってしまったお兄さん達を助けに行くネリノ。
個性を認め合うとこ，自分は自分で素敵なかけがえのない存在であること，この絵本には大切なことが描かれていますね！
大人が読んでも考えさせられる絵本でした☆
自分で読めるくらいになったら，子供に一人で読んで色々思ってほしい絵本の１つです！

娘のお気に入りで何度も読んでいます。
おにいさんたちに仲間に入れてもらえなくてもネリノはおにいさんたちが大好きなんですね。
黒もきれいな色だと思うのですが。
まっくろネリノがまっくろならではの活躍を見せてくれるところがやはり良かったです！

ちょっと難しい部分もありますが、疎外感、仲間はすれ、寂しい心、というちょっと負の部分をきれいな色彩が浮き立たせていると思います。こういった気持を知ることが子どもにとっては良い経験になるといいのですが・・・子どもはあんまり好きでないようで持ってきませんが、ガルラーの美しい絵は素晴らしいと思います。

絵がキレイだと思いました。
うちの３歳の息子も気に入ったみたいで、何度もリクエストされました。
しかし、話は分かっているのかな〜．．．？？

内容は、よくあるような黒いふくろうがカラフルなふくろうに仲間はずれにされていたけど、黒が役立って助けてあげてから仲良くしてもらえたというスイミーみたいな話だと思いました。

静かできれいな絵本です。
そして、まっくろくろのネリノがかわいくて愛おしいです。
子どもは、まっくろくろだからネリノがお兄さんたちと一緒に遊んでもらえず、ひとりぼっちでさみしい、ってところを何度読んでも「なんで？なんで？」と言っていました。
まっくろなのはかっこいいし、他の色とは違うって風には思っていないからだと思います。
子どもの方がやっぱり純粋で、見た目や他のものとは違うから、とか言う考えは、大人のほうが思っているのかもしれません。
まっくろのネリノもさみしい気持ちだけでなく、自分のまっくろなところをいかして行動するところが、いいなあと思いました。仲間はずれにしていたお兄さんたちなのに、自然な気持ちで助けてあげていたり、子どもと同じ純粋なネリノが本当にいとおしく感じました。
優しくてかわいくて、静かできれいな絵本だと思います。

カラフルな兄弟と違って　真っ黒なネリノ。
どうしたら　仲良くしてもらえるのかな〜と思いましたが
なるほど！黒だからこそできることがあるんです

皆と違ったって、見た目が地味だって　それぞれの個性を生かしてできることがあるんですよね！
そんなことを教えられる絵本です

小さいころに読んであげたときは、「こわい〜」って言ってたのに、つい最近「これ読んで」って言いました。読んであげると、「かわいい」っていうので、「小さいとき怖がってたよ」って聞くと、「今はすき」って言いました。どういった心の変化なのでしょう！？おかげで、マックロネリノの黒色が大好きです。

雑誌でどなたかが紹介されているのを読み、購入。黒いベースに点在する、色とりどりのもしゃもしゃ達（鳥ですが）がとても美しい絵本です。
お話自体は普通といおうか、どうということのない内容です…教訓的な匂いは濃いですが。ただ、語り口が静かでゆったりとしていて、読んでいて気持ちが落ち着いてくるようなテイストです。夜、寝る前に読んであげると子供が気持ちよく寝てくれるような気がします。実際に「きれいだね〜」といいながら見ていたりしますよ。
仲間はずれにしていた兄さんたちが仲間にしてくれる、というラストでしたが…どうにも最後までこの兄さんたちにいい印象は持てませんでした。ネリノがかわいそうすぎる！

まっくろの小鳥、ネリノはいじめられっこ。
４人の兄さんはみんなカラフルできれいなので、ネリノは仲間はずれにされます。
ネリノの寂しさ、やるせなさがストレートに伝わってせつないです。
語りはネリノの一人称なので、すんなり自分＝ネリノに同調します。
なんとかきれいな色になろうとするネリノですが、うまくいきません。
でも、ネリノのコンプレックスが強力な武器になって兄さんたちのピンチを救うことができるのです。
自分の嫌なところが自分の持ち味になる、いまのままで大丈夫だよ。
シンプルな絵本ですが、力強いメッセージが心に響く名作だと思います。

まっくろなネリノは、いつも一人ぼっちです。
兄弟仲良く遊びたいのに遊んでもらえません。
自分の黒い体を悲しく思っています。
それでも、遊んでくれない兄弟のことを悪くは思わないのです。
けなげだなあと、切なくなります。

鳥かごにつかまってしまった兄さんを助けるために、自分の体が黒い事を利用して助け出すのです。
まっくろな自分というものを受け入れ、勇気と知恵で兄さんを助け出す姿に感動しました。

兄弟仲良くなれたネリノ、きっと嬉しくてうれしくてたまらないでしょうね。

それぞれに素敵個性を持っている、それをごく自然に受け入れられるような世界になってほしいな。

そんなことを考えさせられた１冊です。