少年ジョン・パトリック・ノーマン・マクへネシーの心の中と読みました。
学校に出かけるジョンは、ワニに邪魔されたり、ライオンに襲われたり、高波にのまれたり、あり得ないことを経験して遅刻してしまいます。
学校に行きたくないのでしょうか?
先生に怒られても、罰を与えられても学校に行くのだから、多分そうではないでしょう。
通学路で足を止めてしまう何かがあるのです。
理屈で考えるよりも、実際の通学児童をみていると納得できます。
何でこんなに時間がかかるのか不思議なくらい、通学路には不思議不思議がいっぱい。
妙な分析をするよりも、成長過程として考えてあげるのが良いのでしょう。
先生のやり方はよくありませんでした。
ジョンの心をわかろうとしてあげないからです。
ジョンがなにごともなく学校に到着したら、先生がゴリラに襲われていた。
これはジョンの潜在的な願望ですね。
ジョンは先生に分かってもらいたいのです。
意味深い絵本だと思います。