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退屈な時間を持つことの勧め。
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投稿日:2009/01/11 |
この絵本を読み終えた時
金子みすゞさんの「蜂と神様」という詩を思い出しました。
この詩を読んだことのある方なら
アルバートの問いかけの答えを
すぐ思い浮かべる事ができるのではないかと思います。
―アルバートも最後のページでは気がついたようですが―
(気になる方はみすゞさんの詩集から探して読んでみてくださいね。)
そして 私の心に留まったもうひとつのこと。
それは アルバートが
ゲームをひとつも持っていないようだということです。
何もすることがなくて
退屈で仕方ないという時間が
こんなにも子どもを考え(哲学)させてくれるのだとしたら
やはりゲームは持たないほうがいいのかも。
でも このご時世そんな極端な話は無理だから
ゲームをする時間は短ければ短い方が良くて
「何もすることがない」「つまらない」
なんて言う時間を持たせる位がちょうどいいのかもしれないな。
そんなことを考えたりもしました。
でも 我が家には既にたくさんのゲームがあるのですけどね(溜息)
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イメージするって不思議。
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投稿日:2009/01/08 |
表紙から裏表紙まで
この絵本のタイトルにもなっている
「きこえる?」「きこえるよ。」という言葉のやりとりを
子どもと楽しめる絵本だと思います。
イメージするって不思議ですね。
以前読んだ 同じくたしろちさとさんの絵本
「くんくん、いいにおい」の時は色んな匂いを感じたし
今回の絵本では
耳の奥のほうで 描かれた場面の音がしてくるようでした。
部屋中のオーディオの電源を切って読みたい絵本
…そんな風にも感じました。
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ひとりぼっちの寂しさが心に響く絵本です。
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投稿日:2009/01/06 |
鉛筆一本でこんな絵本が描けるなんていいなぁ…
なんて軽く言ったら 娘に叱られました。
仕上がりの1ページの為に何枚のデッサンがあると思ってるの?
(以前 この方を取り上げたテレビ番組を見た事があるんだとか。)
娘曰く 1ページ作るのに
100枚単位での下絵を書いているのだそうです。
言われてみれば…
だからこそ 文章が全くない絵本にも関わらず
犬の気持ちの変動や、あてもなく歩きまわった草原の広さを
深く想像する事ができるのだと思います。
悲しい場面ばかりが続き 後半に入っても
犬を置き去りにした車のことが頭から離れません。
最後の場面で一瞬救われますが
この犬が出会った子どもも一人で旅していたのでしょうか。
そんな子どもの背景を想像すると
これまた哀しい気持ちになりそうですが
この出会いが 1匹と1人の心をあたためることになったのは
一目瞭然のラストです。
ひとりぼっちの寂しさがずっしりと心に響いてくる絵本です。
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私は私…それだけのこと☆
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投稿日:2008/12/29 |
「もう大きいんだから…」
妹や弟が生まれたときに つい言ってしまうセリフ。
(それ以外でも使ってますね。)
大人の都合で まだ小さかったり
もう大きかったりしてしまう子どものことを想いました。
子ども達はこういう言葉に戸惑い混乱しているのかもしれません。
でも実は「大きい」とか「小さい」っていう言葉は
大人になっても器量の度合いをいう時に使われていて
その時々の場面で 一喜一憂させられたりするものです。
僕はいつだって僕、
私はいつだって私、ただそれだけのこと☆
そんなことを教えてくれているように感じました。
子どもから大人まで 幅広く読める絵本だと思います。
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焚き火に魅力を感じました。
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投稿日:2008/12/23 |
鈴木まもるさんの絵本です。
「鳥の巣」に関する絵本の印象が強く
この絵本の作者名を見て
(本当に あの鈴木まもるさんの本?)
なんて思いました。
絵の雰囲気が全く違うのです。
とても疲れたと感じている「ぼく」の心を
暖炉の火が癒してくれます。
こんなオレンジ色の火を最近見ていないなぁ…と思いました。
炎の前に腰をおろし ゆらゆら揺れる火を見ながら暖をとる。
この場面を想像しただけで
心も身体も暖かくなっていく気がします。
こんな炎からは 不思議な力を感じますよね。
今は なかなか火を焚いていい場所もないですが
読んだ後は
焚き火の前で贅沢な時間をすごしてみたいなぁと思いました。
大人向けの絵本なのかもしれません。
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日本の人魚。
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投稿日:2008/12/21 |
小川未明氏の童話。日本の人魚のお話です。
アンデルセンの「人魚姫」に比べると どうも怪談めいた感じがしていました。
でも この絵本からは そんな雰囲気よりも
お金とひきかえに売られた人魚の悲哀や
欲を抑えきれない人間の弱さ、悲しさを強く感じます。
こんなふうに感じたのは
人魚と海の生き物だけが描かれていることとも関係がありそうです。
絵は 私も娘も大好きな酒井駒子さん。
人魚の塗った蝋燭色の表紙と
黒を主体とした本文のページとのコントラストが
よりいっそう人魚の悲しい気持ちを引き立ている感じがしました。
また 大正時代に出版されたものが底本になっているようですが
そんな古さを全く感じさせない絵本でした。
娘の大好きな絵本です。
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愛されたおもちゃは本当のものになれる
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投稿日:2008/12/21 |
クリスマスの際 幼いぼうやに贈られた
ビロード製のぬいぐるみの物語です。
ぼうやと楽しい時間をたくさんすごし
大切にされたぬいぐるみでしたが
ぼうやの病気をきっかけに捨てられてしまいます…。
「愛されたおもちゃは本物になれる」
…そんなふうに思わせてくれる
子ども部屋の妖精の言葉がとても好きです。
大切にしていたおもちゃを失くしてしまったり
手放さなければならなくなった時に
この絵本を思い出せたら
心があったかくなりそうです。
ぬいぐるみのうさぎに起こる奇跡。
素敵なクリスマス絵本です。
15歳の娘の大好きな絵本でもあります。
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原作の雰囲気にぴったりの雪女。
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投稿日:2008/12/19 |
読んでいて 背筋がぞくぞくしてくるような絵本です。
日本に古くから伝わる怪談・奇談を英訳し欧米で出版した小泉八雲氏。
後にそれらの物語は平井呈一氏によって日本語に翻訳されたのだそうです。
この「雪女」の物語も日本の妖怪話であるにも関わらず
洗練された感じがするのは
こんないきさつがあったからなのかもしれません。
そして 絵は伊勢英子氏。
この絵本を読んだ娘が こんなことを言いました。
「もし小泉八雲が生きていたら
こういう絵をつけて欲しかったって言っただろうね。」
なるほどと思いました。
雪山の怖さや
雪女に漂う怖ろしさや妖艶さが
とても上手く描き表されているように思いました。
そして 私は このお話の主人公の若いきこりが
偶然この雪女に遭ってしまったばかりに
一生この出会いに縛られていくことになる悲哀に
思いをめぐらせたりもしました。
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大人の絵本という趣です。
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投稿日:2008/12/18 |
絶対に無理だと思われるような夢でも
そうなりたいと思い続ける心があれば
叶う時がくるかもしれないと思わせてくれるお話でした。
夢を諦め、
そして忘れたふりをして過ごしているような人が読んだら
ハッとさせられそうです。
一日中、いえいえ一年中
草を食むだけの暮らしを続けるひつじの群れから
人間の暮らしぶりを連想し 私自身に
「ほんとにこのままでいいの?」という
問いかけをされているようにも感じました。
大人向けの絵本なのかもしれません。
また 見返しや扉の雰囲気から
メェーリンダは 仲間と一緒に旅をしている
不思議なマリオネット…そんなふうに見えます。
これは何か意味があるのかな…と考えると
上手く言葉に出来ないのですが
メェーリンダはただのひつじではなくて
もしかしたら気づきをもたらす為に
天から降りてきた天使のような設定なのかな
…なんて思えてきたりもしました。
つい深読みしてしまった絵本です。
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手品のたねがわかるかも☆
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投稿日:2008/12/18 |
手品ってとっても不思議。
ちっちゃな子どもにとっては魔法のようなものだったりもします。
そんなちびっ子がこの絵本を読んだらきっと
「な〜んだ。そういうことか〜。」って
手品の謎が解けたような気持ちになるかもしれません(笑)
お話の途中で 手品のたねをさがす場面がいくつかあるのですが
我が家の子ども達もこういう探しもの絵本が大好きだったなぁって
思い出したりもしました。
ストーリー展開は
お友達との関わり方をそっと教えてくれているようでもあり
幼稚園前後の年齢の子どもさんあたりに
ぴったりの絵本じゃないかな…
そんなふうに思えてくる絵本でした☆
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