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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい 花の匂いがしてきそう。   投稿日:2017/05/19
つるばら村シリーズ(5) つるばら村のはちみつ屋さん
つるばら村シリーズ(5) つるばら村のはちみつ屋さん 作: 茂市 久美子
絵: 柿田ゆかり

出版社: 講談社
【あらすじ】
つるばら村で養蜂をしているナオシさんの物語、12話。村で一番高い笛吹山でひとりで蜂を飼っているナオシさんのもとには、いろいろなお客さんが訪れます。時には人間ではない方も交じっていまして…自然一杯の美しい景色と、不思議な世界が入り混じる上質のファンタジー。

【感想】
男っぽい話もあり(天狗と腕相撲するとか、イノシシと綱引きするとか)、淡い恋の予感もあり、奇想天外なファンタジーもあり、盛りだくさんの一冊。養蜂家のことをよく調べてあって、丁寧に物語が作られている。どのお話も読み終わるとこころが温かくなり、不思議な満足感が訪れます。寝る前に1話ずつ読んでもいいかもしれないですね。
後書きも素敵。(この作家さんは、後書きも感動的)
ご縁があって、養蜂家の方から直接いろんなことを教えてもらうことになったいきさつは、奇跡のように感じられます。この人は、上質な物語を書くために、神様が守ってくださっているとしか思えないような素敵な「出会い」をされている気がしてなりません。

蜂が一生かかって集める蜜の量は、ティースプーンに半分ほどという。それを考えると、蜂蜜を、はたして食べていいのか?迷いが生じました。結局、自然からいろいろなものを頂かなければ、人間は生き残れないのだなあ、と思います。
食べるものも、着るものも、そのほかなんでも、自然から頂いた材料で作られているから、それらを大事に扱おうという気になります。
そして、この本は、ほかのシリーズとゆるやかにつながっています。登場人物があっちこっちで関係しているので、村を探検するつもりで、全部の作品を読んでみたいと思います。
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自信を持っておすすめしたい コッケイで、ケッコウなお話。   投稿日:2017/05/13
おしゃべりなたまごやき
おしゃべりなたまごやき 作: 寺村 輝夫
絵: 長 新太

出版社: 福音館書店
【あらすじ】
王様が敷地内の鶏小屋で、ぎゅうぎゅう詰めになっている鶏をかわいそうに思い、外に出してあげた。おかげで場内は大騒ぎ。鶏たちは兵隊に脅かされ、卵を産まなくなってしまう。しかし一個だけ卵を手に入れた王様は、コックに頼んで卵焼きを作ってもらうが、この卵焼きが王様の行状を白状してしまい…
 
【感想】
おかしな話!平和で暇になったので、王様も軍隊も余計なことばっかりしている気がする。まあ、よその国に攻め込んだり、人が理不尽に死んでしまったりするよりはよほどいいけど、なんとも間抜けなお話で、変な人しか出てこなくて、面白い。
絵本なのに、社会や政治、国家について風刺しているような感じもある。
まあ、長年戦争がないと、王様もだんだんとぼけた感じになってきて、兵隊や家来なども妙なしきたりをくりかえしているだけであって、なんとも滑稽な感じ。

長新太さんの、とぼけた雰囲気で、かつ品がある絵が、雰囲気を盛り上げる。
豪華な感じなのに、ばかばかしさもあって、絶妙なタッチ。一番好きなのは、表紙の鶏がたくさんいる絵。なにかが起きる感じがただよう。

文章も、音読したら面白い擬音語や表現がある。私は黙読したが、誰かに読んでもらいたい。絵本にしては長い文章がついている作品。でも、面白いので、文章の多さが気にならず、最後まで一気に読み切ってしまう。
オチが、大人の話。これって、どうなの?こどもの教育に良くない感じがするけど、でも、どうせどこかでこういうふうなことを学んでいくのだよね。生きるって、いろんな知恵や、時に誤魔化し、方便ともいうけど、そういうことって必要になってくるよね。上手に世渡りするには、こういうことも必要だよね…という感じがする。
なんともいえない読後感だ。国家や政治家、権力者って、こういう感じなのだろうなあ。またひとつ、大人になってしまった。
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自信を持っておすすめしたい 五七五の ハードル下げた 功労者   投稿日:2017/05/13
はいくしょうてんがい
はいくしょうてんがい 作: 苅田 澄子
絵: たごもり のりこ

出版社: 偕成社
【あらすじ】
ふうちゃんが近所の商店街を通り抜けようとすると、お店の看板から絵が飛び出してきます。スーパーからもキャラクターたちが飛び出してきて、因縁の対決!昔ながらのまんまる商店街 VS 最近できた大型スーパー。 俳句によって雌雄を決する時が来たが…
思わぬ解決策に、心が温まる一冊。読了後は俳句を作ってみたくなります。

【感想】
季語や約束事にこだわらず、のびのびと楽しく俳句を作って欲し、という作者からのメッセージ通り、作品中の俳句は、変な俳句やギャグ、商売繁盛の標語のようなものまである。そのゆるさが、俳句や他の文学作品に親しみを覚える効果があるらしく、自分も五七五で何かを表現してみたくなってしまった。
生活力あふれる「ふうちゃん」はたぶん、小学校高学年くらいの女の子だと思う。「じゃりン子チエ」(昔の漫画)を連想した。

この作品みたいな、人と人との触れ合いがある昔ながらの商店街は、心が癒される。スーパーやコンビニは、どうも殺伐としていてあまり好きになれない。商店街で買い物する時と、やはり感じるものが違う。

私はスーパーで働いた経験があるけど、暴力的な言葉を投げかけられたり、上司が効率最優先でまるで人間を機械のように扱うような嫌な体験をしたりして、不思議といい思い出がない。個人商店も、人間が運営してるから、嫌なこともあるのだろうけども、いつも行く商店街の、いつものおばちゃん、おっちゃん、おねえちゃん、おにいちゃん達が、今日も元気そうにしているとホッとする。何も買わなくても、お店がやっているとわかると、なんとなくありがたい。地元ではない土地で、親戚でもない人たちだけど、なんだかゆるくつながっている。自分の思い込みだけかもしれないけど、商店街ってそういうところがあっていい。(ま、スーパーも便利ですけど)
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自信を持っておすすめしたい 懐かしい床屋さんの話   投稿日:2017/05/12
つるばら村シリーズ(6) つるばら村の理容師さん
つるばら村シリーズ(6) つるばら村の理容師さん 作: 茂市 久美子
絵: 柿田ゆかり

出版社: 講談社
【あらすじ】
つるばら村の床屋さんでの不思議なお客さんのお話。お店を切り盛りするのは、もうすぐ60歳になる山野このはさん。おとずれるお客さんとのやり取りの中で、このはさんは自然のいろいろな存在達と交流を深めていく。
心温まる短編、7話。

【感想】
お店を訪れる人が、いろんな職業や役割をもっているのが面白い。お客さんとやりとりしているうちにだんだんわかっていく事もあれば、最初から正体がわかっている事もある。お客さんを送り出してから、なんとなくその人のことが気になる。そんな風に少しずつ素敵なご縁をつないでいく、このはさんの気持ちが温かい。

7話がそれぞれ独立しているけども、どこかでゆるくつながっている。読み進めていくと、自分も村人の一員になって、このはさんたちの生活に参加しているような気分になっていく。「つるばら村シリーズ」の他の作品とのつながりもあり、あっちもこっちも読みたくなっていく。
おかげですっかりつるばら村のファンになりました。

どのお話も好きだけれど、この人の作品はあとがきも素敵。
実際に、通っている理容店での経験がもとになって、いろいろなお話が誕生したいきさつを知ると、更に物語が味わい深くなる。そういえば、自分も昔、理容店(床屋と言っていた)に通って、そこはおばさんが一人でやっているお店だった。床屋に行くと、普段とは違う匂いがあり、特別な体験(例えば、剃刀で顔の産毛を沿ってもらうとか)があり、けっこう楽しい。よく覚えているので、お話がよりリアルに感じられました。理容店に行ったことがない人は、ぜひ、一度は行ってみて、雰囲気を味わってほしいと思います。美容室とは違う、なんというか…言葉では説明できないものがあるのです。理容室で、この本を読んでみたいなあ。
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自信を持っておすすめしたい 煩悩、爆発!   投稿日:2017/05/11
ナニカのたね
ナニカのたね 作: 正道 かほる
絵: 堀川 理万子

出版社: 佼成出版社
【あらすじ】
いたずら魔女が落とした、「ピンクと黒の縞々の円いもの」は一体なにか?ウサギが最初に拾って、飴でないことをたしかめる。物知り梟は、「しらない」と言えない。とりあえず「ナニカの種」ということで、撒いてみる。目が出て育ち、実がなり…そしてもめごとが巻き起こる。考えさせられる一冊。

【感想】
絵本は甘くない。子どもが読むファンタジーだと思って気軽に手を出すと、とんでもない味わいの作品に出会ってしまう。この本は、タイトルや表紙の印象と、中身のギャップが激しくあって、新鮮な驚きがあった。
読み終わると、考えさせられる。内容が哲学的。動物をキャラクターに仕立てているけど、現実の人間社会に必ずいる「困った人」を思わせる。こういうイヤな部分は、自分も持っているとわかる。そして、作物が育って収穫を迎える段になると、それぞれが自分(だけの)利益を確保したくて、争いになる…今の社会、世界のありようを見事に描いていると思った。

子ども時代も、嫌なことはいっぱいあった。大人顔負けに、争いもあるし、嫌な奴もいるし、自分の中に嫌な性格を見つけるし…もう、どうしていいのかわからなくなることもあった。だれでも108つの煩悩があると、仏教の世界ではいうらしい。悩みはなくならないし、問題も解決したと思ったら新たな問題が出てくる。いつまでたっても「めでたし、めでたし」にならないのが、浮世のさだめ。
この絵本を読んでいて、そんなことを考えてしまった。

あんなにかわいい見た目の〇〇さんが、こんなに強欲だったなんて!普段はあんなにいい人なのに、いざとなったら冷たいものだね…そんな風に、表面上のいい人をすかして本音の部分が見えてくる経験を、これからこの本を読んでいる子どもたちもきっとするのだろう。そうやって、大人になって年をとっていくのが、浮世のさだめ。
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自信を持っておすすめしたい 俺たち、宇宙人。   投稿日:2017/05/11
ぐるっと地球をかかえちゃえ
ぐるっと地球をかかえちゃえ 出版社: 岩崎書店
【内容】
ユーモア詩の絵本、かぞくのうた(6)。地球や星たちも広い意味で、家族ととらえた作品が15編。

詩人:まど・みちお、川崎洋、神沢利子、谷川俊太郎、高階杞一、清水たみ子、小野ルミ、矢崎節夫、阪田寛夫、工藤直子、新沢としひこ、本郷健一
イラスト:杉田比呂美

【感想】
一番最初にある、まど・みちおさんの「じいちゃんから いきなり」という作品が一番好きです。これは壮大な話で、日常の悩み事なんか小さい事だと思って忘れられます。心が広い、視野が広い、度量が大きい、器の大きさが違います。
この作品を一番初めに読むことで、これ以降続く作品の世界観が理解できるようになります。入口で、入場許可証をもらったような気分です。

家族、というと、身近な人間と思いましたが、この地上のあらゆる生きとし生けるもの、そして、宇宙も含めて「家族」というとらえ方をしているようです。「仲間」と言ってもいいかもしれません。だから、海や山や地球や星などに向かって、話しかけています。普通に、友達にでも話しかけるように話しかけて、答えが返ってきても来なくても、満足しているような感じなのです。
星や海などは、話しかけても答えないから、ただ、自分が勝手に想像して、空想の相手を設定して独白しているだけのようにも見えます。ただ、この絵本を見ていると、イラストが語りかけてくる感じがするので、相互で話をしているような気がします。
そんな風に、自分で自由に想像して楽しめる作品です。ちょっとした旅行のようなものです。日常からちょっと抜け出して、宇宙を旅したいような時に、ぜひおすすめします。安全に返ってこられますし、費用もさして掛かりません。
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自信を持っておすすめしたい 見栄っ張りと変わり者   投稿日:2017/05/11
ハキちゃんの「はっぴょうします」
ハキちゃんの「はっぴょうします」 作: 薫 くみこ
絵: つちだ のぶこ

出版社: 佼成出版社
【あらすじ】
朝、学校のみんなの前で一人ずつ何かを発表することになっている。他の子どもはみんな珍しいものを持ってきて発表しているので、ハキちゃんもみんなが驚くようなものを発表したい。しかし、うちにはそんなものもなく、仕方なく、探しに出かけるが…
子どもの瑞々しい興味や好奇心、いろいろな感性が楽しめるお話。

【感想】
クラスの一人一人が強烈な個性を持っていて、それが一人残らず「普通の子」ではない雰囲気を醸し出していて、圧倒されました。どの子も、その後の数奇な人生を暗示させるような(といったら大袈裟かしら)、ただならぬ雰囲気があります。絵がまず、生々しくて、教室の匂いや原っぱの匂いがしてきそうです。

子どもに対する幻想が、あちこちにあるような気がしていますが、この本を見ていると、子どもと言えども煩悩の塊で、それは大人とたいして変わらない気がします。他の子みたいにスゴイものを持ってきたい!という主人公の気持ちは、自然な見栄っ張り根性だし、一緒に変な生き物を探す男の子は変人だし、お母さんは現実的な体形で現実を生きています。(外国のもの→中国製のパンツ、というセリフが、私は大好きです。安く手軽に、面倒なく済ませたい!という母の本音が見事に表現されていると思いました)
虫眼鏡を使って、軽く現実逃避している男の子は、子ども時代にはよくある話ですが、このまま大人になったら間違いなく「嫁の来ない、マニアの男」という怪しい進路を進みそうです。十代のうちに「つまんない普通の人」になるかどうか?将来のこの男子の成長ぶりが楽しみです。
あらゆる煩悩を、うまいこと表現していて、エグイけれど、楽しい一冊。ギャグだと思ってお楽しみください。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 壮大な命の詩   投稿日:2017/05/11
じぶんでウンチできたとき
じぶんでウンチできたとき 出版社: 岩崎書店
【内容】
命についての、壮大な詩が15編。シンプルなイラストと、文字の余白もぜひ味わってほしい一冊。ユーモラスな命から、宇宙の誕生を思わせる壮大な命まで。

詩人:谷川俊太郎、成本和子、山中利子、重清良吉、高階杞一、神沢利子、工藤直子、新沢としひこ、長窪綾子、木島始、新川和江、木村信子、まど・みちお、阪田寛夫

【感想】
絵がシンプルなので、いろんなことを、余白の部分に思い浮かべられました。詩を味わう良さは、音読することと、余白の部分を想像すること。それに、作った人がどんな人か調べたり想像したりするのも楽しいものです。
家族のうた、というシリーズは、笑っちゃうような作品も多くて親しみやすいけど、この一冊は、どちらかというと、命の壮大さを感じさせる作品が多く、人類の生まれてから今までの歴史を旅したような気持ちになりました。

赤ちゃんが生まれる時、男か女か、どんなこに育つのか、泣いたり笑ったりして言葉が通じないような気がするけど、結構しっかり通じていたりして、あちこちをはい回って、そのうちタッチができるようになって…いろんなことが想像されました。

私は家族はいませんが、家族のいる人や、子育て中の人、妊娠している人、これから家族をもつ人は、もっと楽しめる作品だと思います。友達に妊娠している人があるので、おススメしたいなと思いました。
一番心に残ったのは、重清良吉さんの「男?女?」という作品です。
文章も、絵も、極限まで削ったシンプルな作品なのに、グサッと心に響くインパクトがありました。男か女か?もし選べたらどっちがいいだろうか。そんなことを考えさせられる作品でした。今は男の方がいいような気がしている…
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい モンゴルの風が吹いてきます   投稿日:2017/05/02
燃えろ! 若きジンギスカン
燃えろ! 若きジンギスカン 出版社: 理論社
【あらすじ】
部族同士の戦いに明け暮れる戦国時代のモンゴル高原。キヤト氏族のリーダー、エスゲイの長男としてチンギスハーンは生まれた。多くの対立する部族を一つにまとめ上げ、全モンゴルの王となるまでの歴史を描く。
原作:たかし よいち 漫画:吉川 豊
連載:世界発掘物語(古代:猿人〜古墳時代まで)

【感想】
圧倒的な漫画の迫力。大河ドラマみたいな感じで、一気に読み切ってしまいました。モンゴル民族があっちこっちで戦いを繰り広げている歴史や、いろいろな周辺事情も無理なく分かるように工夫されているので、歴史に詳しくなくても十分に楽しめます。
物語導入部分に、全シリーズのナビゲーターをしてくれる4人が紹介されています。実に見事な前座です。演芸場や映画館で、シリーズ物の作品を楽しむような感覚で読書を楽しめました。
この本は、チンギスハーンの前半生を描いています。いろいろな英雄がえがかれますが、勝者と敗者の明暗がハッキリと、子ども向けの作品にしては容赦なく描かれているところが素晴らしいです。戦争は、結局、大勢の死者を出し、残酷なものであることをしっかり伝えてくれます。どうしても戦国時代の話は、どこの国の、どの時代のものであっても、凄惨を極めます。その事実を直視して、しかし、やりすぎない程度に調整して表現している絵が素晴らしい。
はやく続きが読みたい!

漫画の後、日本の古代史の話が分かりやすく書かれています。猿人から古墳時代まで、こちらは小泉澄夫さんのイラストで、やさしくまろやかなタッチで描かれています。物語風なので、読みやすかったです。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 樹木からのメッセージが伝わってきます   投稿日:2017/04/29
つるばら村シリーズ(4) つるばら村の家具屋さん
つるばら村シリーズ(4) つるばら村の家具屋さん 作: 茂市 久美子
絵: 柿田ゆかり

出版社: 講談社
【あらすじ】
つるばらむらにある「青木家具店」でおきる不思議な出来事12話。
ご主人と奥さん、息子さんと、お客さん、関係者各位、そして材料となる木材と自然が、それぞれの物語を語ります。

【感想】
上質なファンタジーを堪能できます。
お話も素敵ですが、あとがきが私は一番好きです。このお話を書くにあたって、岩手県で実際に起きた出来事から、物語が生まれてきたいきさつが、本当に不思議なご縁としか言いようがありません。びっくりするようなことがかかれていますから、読者の皆様は、あとがきも楽しみにしてください。

物語を通して感じる、木や自然に対する深い愛情と洞察力、豊かな感性は、こちらの心を清々しく癒してくれます。いろいろなお話を読んでいると、優しい気持ちになります。物を大事にしようとか、ゆっくりでもいい仕事をしようとか、自然環境のことや命の大事さを改めて考えようとか…そういう殊勝な気持ちに、自然となれます。嫌味な感じや押しつけがましい感じが全然ない、道徳の本のような気もします。

子どもが読んでももちろんいいものでしょうけど、大人もぜひ。年齢問わず、大事なことをさりげなく教えてくれる、素敵なファンタジーです。こういう作品が書ける作者を知ることができて、幸せです。

同じシリーズでパン屋さん、旅館、養蜂家など、いろいろな物語が楽しめます。それぞれがなんとなくゆるやかにつながっていて、あっちにいったりこっちにいったりして、村の近所を行き来する体験ができます。ぜひ、他の本も一緒にお楽しみ下さい。お勧めします。
参考になりました。 1人

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