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soyosoyowind

ママ・50代・大分県、女の子18歳

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自己紹介
NPO法人絵本で子育てセンター主催絵本講師養成講座第3期修了と同時に長女を出産。娘在胎中から一緒に絵本を楽しみながら過ごしてきました。一冊の絵本を通して、子どもの成長や興味の対象を知ったり、親子に共通する趣味や価値観を見出したり、普遍のものを実感したり…そんな毎日を楽しんでいます。

娘と私の時間をキラキラ彩ってくれた大好きな絵本たち

公開

soyosoyowindさんの声

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なかなかよいと思う テレジン収容所   投稿日:2010/07/28
ブルンディバール
ブルンディバール 絵: モーリス・センダック
訳: さくま ゆみこ
再話: トニー・クシュナー

出版社: 徳間書店
3歳の娘と読むには難しいかも知れないと思いながらも購入したのは、私自身がテレジン強制収容所を訪れたことがあり、その歴史についても知っていたからです。
ドイツ軍のプロパガンダのために利用された強制収容所で子どもたちが演じたオペラが題材となっていますが、その背景は後々、娘が成長していって少しずつ理解していってくれればいいと思います。
絵本という作品としてみれば、ページの上が舞台となり、読者はまさにお芝居を観るような臨場感で、セリフを読み、ストーリーが進行していきます。
すばらしい訳で、リズミカルな日本語になっているため、テンポよく読み進められるので、長いですが、3歳の子どもでも飽きずに最後まで聴いていられるようです。
300人の子どもたちが、主人公の兄妹を助けるために集まってきて、みなで歌う所は圧巻です。
そして、最後の見開き、ブルンディバールからのメッセージが劇場への招待券にの上に書かれていますが・・・これは、テレジン収容所の子どもたちが、ドイツ兵が捨てた紙きれや、空き箱など(これらは見つかれば処刑になるのを覚悟で、大人たちが命がけで集めたものです)に、絵や詩を書き残していた事実を思い起こさせられました。
この絵本をきっかけにテレジン収容所のことを知った方には、ぜひ、野村路子著「テレジンの小さな画家たち」(偕成社)を読んでいただきたいと思います。小学校中学年〜高学年から読めると思います。
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自信を持っておすすめしたい シャワーのような読後の清涼感   投稿日:2010/07/22
みどりのホース
みどりのホース 作: 安江 リエ
絵: やぎゅう げんいちろう

出版社: 福音館書店
ベランダに出て外を見ている男の子・・・きっと引っ越してきたばかりでまだ外に出る勇気がないのでしょう。
そこに、緑のホースの声が聞こえてきました。
「散歩行こうぜ」
けんたはホースとブラシを持って外へ出ます。
まずは青い車を洗ってしかられますが、公園へ行くと同じ年頃の男の子たち・・・落書きされた壁、そして楠の木・・・いろんなひと、ものが、ホースを持ったけんたに声をかけてきました。
そして、物語が終わりに近づくにつれ、少しずつですが、けんたは変化していきます。
読後のさわやかな気分は、ほんとうに、ホースでシャワーを作って水遊びをしたあとのようです!!
きっと、あしたはけんたは砂場で男の子たちと元気に遊んでいるでしょう・・・。
けんたよりさきにホースが返事したり、しかられてもめげない様子が面白いようです。娘も気に行って何度も何度も読んでいます。
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ふつうだと思う 幼稚園に興味を持ち始めた娘と読みました。   投稿日:2010/07/14
ようちえんのはる・なつ・あき・ふゆ
ようちえんのはる・なつ・あき・ふゆ 作: おか しゅうぞう
絵: ふじた ひおこ

出版社: 佼成出版社
読後に気付いたのですが、「ようちえんのいちにち」で、年中さんだった主人公の女の子が、年少で入園した時からの1年間という設定でした。
なので、これから読む方はこの2冊をセットで読むとより楽しめると思います!
1年間の幼稚園での行事がよくわかるだけでなく、泣き虫さん、いばりんぼ、色んな個性を持った子どもたちが、その1年間で少し成長しておにいちゃんおねえちゃんになっていくのも垣間見れて微笑ましいです。
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自信を持っておすすめしたい こんなに素晴らしい作品が絶版だなんて!   投稿日:2010/07/06
にんぎょうのくに
にんぎょうのくに 作・絵: ドン・フリーマン
訳: 西園 寺祥子

出版社: 偕成社
テレビの人形劇をペットの犬と一緒に見ていた主人公の少年は、人形たちと一緒に暮らしてみたいなぁ…とふと思います。すると、テレビの中から人形のピエロが顔を出して、話しかけてきます。さぁおいで!赤いはしごまで出してくれるのです。主人公はテレビの中へもぐって行きました。
美しい絵を目で追うだけで情景が想像でき、幼い子供が共感できる夢のあるストーリーが展開されていきます。
娘も私も一度読んだだけで忘れられない大好きな作品となりました。
他のフリーマンの作品を調べていてたまたま見つけたのですが、とても素敵な絵本と出合えたなぁと思います。
ぜひ図書館で探してみていただきたいです。
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なかなかよいと思う 美しい絵はいつまでも不変の存在感ですね   投稿日:2010/06/30
ミニ版 すてきな三にんぐみ
ミニ版 すてきな三にんぐみ 作・絵: トミー・アンゲラー
訳: 今江 祥智

出版社: 偕成社
ミニ版を買って「失敗したな」と思いました。
名作絵本を外出先で娘が退屈しないよう持ち歩けるのに魅力を感じて、買ったのですが、やはりこの絵本の魅力は大きなサイズでないと!という感じです。
不思議ですが、この色遣いは 普通版だとサイズ以上に大きく訴えかけてくるような存在感を感じます。
でも、ミニ判だと、よりコンパクトに感じてしまいました。
娘も、児童館や図書館などで、普通サイズの本を読んでやる方が、喜んでいる様子です。
存在感と言えば、およそ2ページにわたってしか出てこない、ティファニーちゃんの存在感はすごいですよね。
彼女との出会いで、3人組はころっと、方向転換するわけですから。
「奪うこと」が目的であり、それだけに達成感を感じていた3人組。彼らにとって奪ってきたモノは、いったいどんな意味を持っていたのでしょうか。
現在の社会においても、ふと、考えさせられる 大きなテーマが、このティファニーちゃんの発言のシーンに凝縮されています。
作者は娘のためにこの絵本をつくったそうですが、作者の娘への深い深い愛情を感じとれます。
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なかなかよいと思う アイスクリーム作ってみたいね   投稿日:2010/06/29
ゆきのひのアイスクリーム
ゆきのひのアイスクリーム 作: 片山 令子
絵: 柳生 まち子

出版社: 福音館書店
古いこどものともをまとまって貸していただく機会に恵まれ、この作品と出合いました。
絵本としては販売されなかったのていないのですね。残念。しかし、とっても楽しい作品です。
まず、ゆきにうめてゆらしながらアイスクリームを作るということ!
(冷蔵庫などのない昔は、きっとこうしてアイスクリームをつくったのでしょう…。)
それから、とふん、ぱふん、ちゃぷん・・・たぽんという擬音の楽しさ。
「アイスクリームできるかな できるかなったらできるかな」という言葉のリズム。
雪だるまのお腹に材料の入った缶を入れて、とんだりはねたりころがったり・・・絵本ならではの発想の楽しさ。
きっと子どもの頭の中では、このふゆちゃんとゆきうさぎとゆきだるまは絵ではなく、実際にとんだりはねたり、動き回っているんでしょうね。
娘がくりかえしくりかえし、今いちばん読みたがる作品です。
きっと、大きくなっても思い出に残る、夢のあるストーリーです。
来冬、沢山雪が降ったら、娘と二人 雪の中のアイスクリーム作り試してみたいです。
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なかなかよいと思う なぜかお気に入り(^_^;)   投稿日:2010/06/27
ずいずいずっころばし
ずいずいずっころばし 作・絵: せがわやすお
出版社: 福音館書店
「ずいずいずっころばし」って意味不明な歌詞ですが、この摩訶不思議さにぴったりマッチした摩訶不思議な絵が添えられて、ページをめくると、あぁ、これって、こういう意味だったのかぁ…なんて、大人の私は納得。3歳の娘の方はその摩訶不思議×2な世界をそのまますんなりと楽しんでいる様子です。童謡のCDを聴いて、ずいずいずっころばしが流れると、子どものともシリーズの絵本の中からごそごそとこの本を探し出し、「これこれ!」と、ページをめくりながらうたを聴いています。
茶壷に追われるシーンの絵はちょっとコワイですね。
この本と出合ったおかげで、意味不明だと思っていたわらべうたが、「とっぴんしゃん」「どんどこしょ」と、言葉遊びみたいに楽しく感じられるようになりました。
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ふつうだと思う あなたもなくしやさん・・・   投稿日:2010/06/22
くまのサーシャはなくしやさん
くまのサーシャはなくしやさん 作: クレール・マシュレル
絵: ローラン・リエナール
訳: 末松 氷海子

出版社: 童話館出版
そう、娘と主人公が似ているんです!
ちらかしたり、つまみぐいしたり。「たまには」きれいにお片づけもします。
娘も、それで親近感がわくのでしょうか…何度も何度も、「もういっかいよむ!」「またよむ!」。
このくらいの年頃の子は、どこもこんな感じなんでしょうね…。
しかし、絵も可愛らしいし、現在の子どもの成長にあってはいると思いましたが、内容に深みはあまり感じられず、ずーっと手元に置いておきたくなる作品かというと、そうは感じず、たぶん、時期が過ぎたら手に取ることはなくなってしまうような気がしました。
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自信を持っておすすめしたい 抱腹絶倒 楽しすぎ!   投稿日:2010/06/22
まあちゃんのまほう
まあちゃんのまほう 作・絵: たかどの ほうこ
出版社: 福音館書店
一読しただけで親の私の方がまず気に入ってしまいました。
娘も楽しんで聴いています。
魔法の本を読んでいたまあちゃんは、おかあさんを何かの動物に変えようと思い、試してみます。目を閉じて(というのがミソ)…呪文となえて…。するとまぁ!見事におかあさんはたぬきになっているではありませんか。
もういちど呪文を唱えるとたぬきはちゃんとおかあさんに戻って、さぁここからが楽しいストーリーの始まりです。
いつものおかあさんからは考えられない、ありえないお母さんの行動!
楽しいったらありゃしない!!
お母さんが二人現れるところまで、その楽しい場面が続きます。
よーっくよく見ると、分かるか分からないくらいの描かれ方で、なぜそんな展開になったのかがちゃんと描き出されているのですが、そのさじ加減がまた絶妙です!
そしてラストシーン。
遠くで手を振るたぬきちゃん。「まあちゃん、楽しかったよー!」って言ってるようです。まあちゃんとおかあさんの、キツネに、いや、タヌキにつままれたような顔。
自分たち親子の毎日をふと、かえりみます。
「おかあさんおかあさん!あそぼうあそぼう」「おかたづけしなきゃ」「おせんたくものほさなきゃ」「ごはんつくらなきゃ」
子どもはみんな本当は、このタヌキお母さんと遊ぶみたいに、はちゃめちゃにお母さんと遊びたいんですね…。
子どものそんな要求を、絵本の中で疑似体験できるって、素敵です。
楽しい楽しい、楽しすぎる絵本ですが、でも、それだけではない、素晴らしい1冊です。
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自信を持っておすすめしたい 西日本新聞エリア以外の人にも知って欲しい   投稿日:2010/06/19
いのちをいただく
いのちをいただく 作: 内田 美智子
出版社: 西日本新聞社
3歳の娘にはもちろんまだ難しい内容です。しかし、この頃反抗期で、いただきますやごちそうさまも言わない、食べ物を粗末にするので、つい読みたくなりました。
内容は何度も読んで分かっている私自身の方が、声に出して読みながら涙がこぼれてきました。
前半は、食肉加工センターで働いてる自分の仕事に複雑な思いでいる一人のお父さんが、授業参観後の息子の言葉で、もう少し頑張って働こう!と思い直す過程が描き出されています。
そして後半は・・・多くの人の心を打つことだと思います。
実話をもとに構成され、コラージュの挿絵を添えた絵本として出版されました。
ブックトークなどを通して、小学生くらいから、紹介していきたい作品です。
参考になりました。 2人

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