戦場をテーマにした、児童にはハードな書籍のように思えました。
しかし、戦争というものを正しく認識してもらうためには、こんな本もありかなと思い直しました。
日本は被爆国であり、かつては軍国主義国家でした。
しかし沖縄を除けば、身近で殺し合いが起きるような戦争体験はありません。
同じ国民が対立して殺し合うのが、この本に出てくる戦場です。
しかも対立関係が複雑化して、カオスのような世界です。
常に死と隣り合わせで、著者の友人も呆気なく死んでしまいました。
著者自身も死にかけた戦場を、どうしてくり返し訪れるのでしょう。
それは、戦争というものを伝えたいという使命感ならば、生き方としての美学かも知れません。
ならば、ちゃんと受けとることがあって完結するものでしょう。
年齢に関係なく、著者のメッセージを受け取りたい書籍です。