魔法学校1年生のミーネは、ある日、魔法を使っていたずらをしてしまいます。怒った校長先生が命じたのは、魔法はどんな時に使うものか、人間の世界で3ヶ月間勉強をしてくること。
出発の日、パパとママがミーネに手渡したのは、お金でした。
「人間の世界て゛は、欲しいものはお金と交換するんた゛よ」
人間界では慣れないことばかりで失敗が続き、落ち込むミーネ。そんなとき、優しく励ましてくれたのが隣の席のマイカです。ミーネは、お礼をしようと初めて買い物へ。ケーキ、文房具、バッグ……毎日のようにいろいろなプレゼントを贈ります。しまいには、受け取れないと断られる始末。2人はぎくしゃくした関係のまま、ミーネが魔法の世界に戻る日が刻一刻と迫り……。
欲しいものが手に入るお金は、やりたいことが叶う魔法の代わりになると思っていたミーネ。お金も魔法も一見、最強のものに見えますが、相手の立場になって考えてみるとどうでしょう。たとえ贈る側は善意でも、度を超えると、見返りを求めるようなプレッシャーを与えてしまうことだって。
助け合うのは当たり前……友だちだもん!
ミーネは、人間界でとっても大切なことを学べたみたい。お年玉やおこづかいなど、初めて自分のお金をもつタイミングに、子どもと一緒に読みたいおはなしです。
(竹原雅子 絵本ナビライター)
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