『THE LITTLE OWL & THE BIG TREE A CHRISTMAS STORY』が原題。
「ほんとうにあったおはなし」というリアリティに惹かれました。
2020年11月、アメリカのニューヨーク州の巨木が切り倒され、
ロックフェラー・センターのクリスマスツリーになったのですが、
その木に住みついていたアメリカキンメフクロウの成鳥まで運ばれたとは驚きです。
しかも、逃げもせず、保護センターで保護されるなんて、レアケースです。
それだけにクリスマスにぴったりな心がほっこりのエピソードです。
淡々とした語りは愉快でいて温かく、福本友美子さんの軽快な訳出が素敵です。
なまえはありません、のくだりは、日本人としては滋味深いですね。