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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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  • ためしよみ

せかいいちうつくしいぼくの村」 ママの声

せかいいちうつくしいぼくの村 作:小林 豊
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,320
発行日:1995年12月
ISBN:9784591041901
評価スコア 4.83
評価ランキング 159
みんなの声 総数 34
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  • 余韻と衝撃

    アフガニスタンの本はこれまでに何冊か読んだことがあり、地雷が埋まって作物も作ることができないということを知っていました。

    読み始めた時に、この絵本の美しい風景がアフガニスタンのものだとは想像すらしていませんでした。

    あとがきを読んで、このお話がアフガニスタンであったことを知り、失ったものの大きさを思いました。

    作品の中には、戦争という言葉は出て来ますが、破壊されていない美しい風景が限りなく広がっています。

    この絵本の風景が限りなく美しく、人々の営みも普通であるだけに、この絵本を読んだ後の余韻と衝撃は大きいものでした。

    戦争のむごさ、恐ろしさは語りついでいかなくてはいけないものだと思います。

    投稿日:2011/08/21

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  • 美しい絵だけど悲しいお話・・・

    内戦が続くアフガニスタンのある村を舞台にしたお話です。

    スモモやさくらんぼがたわわに実る、自然豊かな美しい村、
    パグマンに、主人公のヤモは住んでいます。

    戦争へ行ってしまったお兄さんの代わりに、
    お父さんと一緒に街へ果物を売りに行きます。

    村の様子、街の様子がとっても美しく描かれています。
    アフガニスタン というと内戦、土ぼこり、廃墟のイメージでしたが、
    こんな美しい村もあったんですね。

    街の食堂の様子、バザールの様子も
    すごく活き活きと描かれていますが、

    片足を失ったおじさんが現れたり、
    銃を担いだ民兵?らしき人が描かれていたり。

    内戦を思わせる断片もあちこちにあります。

    スモモとさくらんぼを売ったお金で、
    子羊を買って帰るヤモとお父さん。

    早くお兄さんに見せたくてたまりません。
    お兄さん、早く帰ってこないかな。

    そして最後のページ。
    次の春に、村は戦争で消滅してしまったと説明が。

    すごく幸せな気分で読み進めていただだけに、
    この最後のページは衝撃的でした。

    戦争は絶対すべきでないこと、
    戦争によってたくさんの幸せが壊されることが、
    すごくシンプルに、でもすごく伝わってくる絵本です。

    投稿日:2011/02/18

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  • 深刻なお話でした。

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    表紙の絵を見て、なんて自然豊かな所なんでしょうと思いました。
    すもも、さくら、なし、ピスタチオ、春のパグマンの村は、花でいっぱいになります。夏は取入れで、一番楽しい時。
    でも、今年の夏、ヤモのにいさんは、戦争でいません。

    いっけん平和そのものの町の様子ですが、よく見ると、あちらこちらに戦争の影が、見え隠れしています。
    そして、最後のページには、衝撃の事実がかかれていました。

    このお話は、作者が、アフガニスタンを旅した時の村をモデルにして作られたそうです。同じ地球上では、このような目に会っている子どもたちがいる事実を知らされました。
    戦争は、罪もない子どもたちを苦しめます。そんななかで、明るく強く生きているヤモの姿が、力強く感じます。ヤモは、今、どうしているのでしょうか?アフガニスタンのすべての村に、一日も早く、平和が訪れますよう、心から祈ります。

    投稿日:2009/06/08

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  • 悲しいけど・・・

    どんな物語なのかなあと、表紙が印象的だったので図書館で借りたのが
    きっかけでした。

    どんどん話が進むにつれ戦争の話だとわかりましたが
    そのような描写もなく終りに近づき・・・
    最後のページに書いてある言葉に胸が締め付けられました。

    えっ!!
    と思わず声を出してしまい、もう一度最初から
    読み返しました。
    読み聞かせていた子供達もちょっとビックリした様子・・・

    ・・・
    是非、読んでみてください。

    投稿日:2008/10/19

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    2
  • どうか平和がきますように。

    「すごくいい本だよ。」
    友達に言われて手にとりました。
    これはね、日本のお話ではありません。ちょっと私たちには縁遠い国、アフガニスタンのある村のお話です。
    でも、読み始めると、すぐにお話の中に入り込めました。
    それは、どこかなつかしい雰囲気が、日本の田舎を思わせるようで、よその国だって気がしなかったことと、人と人とのつながりや暖かさ、素朴さに心打たれるものがあったからかな。
    現代人が忘れかけているけれど、人の生活というのは、元来こういうふうにありたい、と思わせるような素敵な村であり、家族です。
    でも、「この村は戦争で破壊され、今はもうありません」の最後の1ページに心が沈みます。
    この少年は、この父親は、そして家族は、村人は、今どうなってしまったのでしょうか?
    戦争が、どれほどひどいものであるか、をしみじみと感じる本でした。
    アフガニスタンに、もう一度、このような村の風景がもどってきますように、願わずにはいられません。

    投稿日:2008/07/06

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  • 最後の言葉にショックです。

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子8歳、男の子4歳

    自然の恵みいっぱいの村にくらす家族のようすが描かれ、自分たちの生活とはちがう自給自足の生活に、自分のとはちがう幸せを感じながら読みました。

    お兄ちゃんが戦争に行っていても、希望を失わず、力強く生きていく姿に心をうたれました。

    なのに、最後に書かれた言葉はとても衝撃的で、戦争をひどく憎みました。人々のつつましやかな生活を、小さくてもかけがえのない幸せを、戦争は簡単にくずしてしまいます。

    それでも、戦争に負けない精神をもって、また新たな幸せを見出してくれることを願わずにはいられません。

    戦争のおそろしさを伝えるうえでも、ぜひ、子どもたちに読み聞かせようと思いました。

    投稿日:2007/12/19

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    2
  • 平和の大切さ。

    どんなに美しい所でも、戦争は簡単にそれを破壊していくのです。
    そのやるせなさ・・・苦しいですね。
    平和な環境で生活できることの幸せを、この本を読んだ日本の子供たちは感じるのではないでしょうか。
    そして、せかいいちうつくしいぼくの村にまた蘇ってほしいなぁと切に思いました。

    投稿日:2021/09/06

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    1
  • 唐突に…

    この絵本に描かれた世界が少しむかしだったためか、我が家の子どもにはいまいちピンとこないお話だったようです。
    ただ、このお話の終わりかたは事実だとしても唐突でした。娘が「えっ…」と言って、しばらく固まっていました。そのような娘を見て、「でも、それが戦争なのかもしれないな」と思いました。

    投稿日:2024/03/13

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  • ラスト一文の衝撃

    タイトルに惹かれ、手に取りました。
    作者の小林豊さんがアフガニスタンの村を訪れたときの風景をもとにしたお話だそうです。
    村に住む少年の、ささやかで美しい日常風景が描かれています。長閑で、美しくて、魅力的な風景たちです。その風景に魅了された分、ラストの一文に衝撃を受けました。
    本当に悲しいです。

    投稿日:2022/04/25

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  • 淡々と進む物語の先に

    兄が戦争へ行った・・・ というくだりはあるのに、全体的には父と子が村で沢山収穫出来た果物を売りに行くというお話。
    村が花でいっぱいになる春。
    美味しい果物が沢山収穫出来る夏。
    大きな広場にも戦争の影はなく、どうやったらさくらんぼが売れるかななんて、穏やかな雰囲気に包まれています。
    戦争とはいっても、遠い場所での話で、自分達にはどこか遠い話なのだろうな・・・と感じさせます。

    それが最後の1ページに、戦争が自分の身に降りかかったことを告げる文章がたった三行で表現されています。
    物語のあまりにもあっけない最後は、戦争がすべてを一瞬で奪っていったことを物語っているようにも感じられます。

    ただ、あまりにもあっけない幕切れなので、子供には分かりにくいかな・・・と感じました。

    投稿日:2022/03/21

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