おかえり、フク」 ママの声

おかえり、フク 作:北川チハル
絵:鈴木 びんこ
出版社:佼成出版社 佼成出版社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2023年07月25日
ISBN:9784333029068
評価スコア 4.65
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  • 愛情の深さと絆の強さ

    生まれてすぐに母親と別れた上に怪我を負ったカモシカのフクは、カネオさんレイコさん夫婦に、一年間の期限付きで世話されることになりました。
    一年後山に離されたフクはカネオさん夫婦を忘れず、時々顔を見せに来るようになりました。

    このお話から、種を超えた愛情の深さと絆の強さを感じます。

    それはとても理想的で、
    我が子と私の関係はどうかしら?
    愛情は伝わっているかしら?
    と、自分の子育てを振り返るきっかけになりました。

    投稿日:2023/08/24

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  • 人とカモシカの絆

    「一緒にいたいけど、いられない。」そんな状況を、フクはどれくらい理解出来ていたのでしょう。育ててくれたお父さん、お母さんに会いたい一心で、遠い山からでも家に戻ってくる健気なフクの姿に涙がこぼれました。野生のカモシカとは違う生き方をしたフクですが、最後はきっと安心して、幸せな気持ちで旅立てたのだと信じたいです。

    投稿日:2023/08/23

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  • 涙が止まらなくなる絵本 受賞レビュー

    さすがに実話です。胸にジーンと来るものがすごく違って、涙があふれてしまいました。ニホンカモシカにこういった具合い出会えることもまさにまれだと思います。でもこのご夫婦は本当に優しくて思いやりがあり素敵なご夫婦に巡り合えたニホンカモシカは本当に幸せだったと思います。出会いがあれば別れはつきものですが、お二人の別れの時のつらさが伝わってくるようでした。でも、助けてもらったフクは、絶対お二人のことを忘れないと思います。また、野生動物と人間の距離ということに関しても考えさせられました。本当に胸が熱くなる本でした。少しでも多くのお子さんにぜひ読んでもらいたい1冊です。この1冊が、これからもしもまた誰かが万が一野生動物とこういった出会いをしたときに、この絵本を読んでいればきっと誰かの役に立つのでは、とも思いました。素晴らしい1冊でおすすめです。

    投稿日:2023/08/17

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  • 実際にあったおはなし

    表紙に描かれた見慣れない動物が気になって、手に取りました。
    この動物はニホンカモシカという、国の特別天然記念物に指定されている固有種。このお話は、生まれたばかりのニホンカモシカの赤ちゃんを保護したご夫婦の、実際にあったおはなしだそうです。
    ストーリーもイラストも、とてもやさしくて、温かな気持ちになりました。

    投稿日:2023/08/16

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  • 実話だからこそ伝わって来くるもの

    • レイラさん
    • 50代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子29歳、男の子27歳

    表紙には見慣れない動物の姿。
    岐阜県で、けがをしたニホンカモシカの子どもを保護した実話をもとにしたおはなし。
    こんなこともあるのですね。
    カネオさんレイコさん夫婦が見つけ、役場とも相談しながら育てる様子が
    何とも子育てそのもの。
    自然に返す難しさもありますね。
    何より、フクと名付けられたニホンカモシカと夫婦の間の交流にほっこりです。
    周りの人々もの見守りも嬉しいです。
    結局、看取りまでというのも珍しいケースでしょう。
    それだけに貴重なエピソードですね。

    投稿日:2023/08/12

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  • 人間と野生動物の織りなす物語

    人間と野生動物の関係、共存などについて、さまざまなことを考えさせられるお話でした。
    生まれてすぐに母親を失った動物は死ぬしかないのでしょうか。たまたま通りかかった人間に助けてもらい、命をつなげたとしても、いつか自然に帰らなくてはいけないのだとしたら…。人の手で育てられた動物が改めて自然に戻ったとき、生きていくことができる個体と生きていくことが難しい個体がいるはずです。「そうであるなら…」。けれども、そんな人間の優しさは社会のルールで叶わないこともあります。
    このお話は、優しい人間と野生の動物の理想的な関係を描いたお話だったと思います。読んでいて胸が温かくなりました。

    投稿日:2023/08/07

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  • たいせつな場所

    • もけこさん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子18歳、男の子14歳、男の子4歳

    足をケガしたニホンカモシカの赤ちゃん。国の特別天然記念物のため1年後には山へかえす。と役場と相談しての保護。わがこのようにかわいいという幸せと、同時に別れが迫って来る切なさを感じて読んでいても切なくなりました。
    山へかえされた後はみんなにとっていい距離感で過ごせたのかな。
    危険を感じた時、そして最後のとき、カネオさんとレイコさんのところに戻ってきたのはそこが安心できる
    いちばんたいせつな場所だったんでしょうね。
    カネオさんとレイコさんに出会って、フクと名付けられ、その名の通り周りにもフク自身にも幸福をもたらしたと感じました。

    投稿日:2023/08/29

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  • カネオさんとレイコさんは、ある日生まれたばかりのニホンカモシカを保護します。
    フクと名付け、自分たちの子どものように愛情いっぱい育てます。
    犬や猫ならそのままペットとして飼えばよいですが、ニホンカモシカは国の特別天然記念物のため、家で飼うことは出来ません。

    でもフクにとってそんなことが理解できるはずもなく、遠い山へ放された後も二か月もかけて二人の元へ帰って来ようとする姿に、家族同然に過ごした日々がどんなにフクにとって大切なものだったかが知らされます。

    山で暮らす一方、生まれてからしばらく人間と過ごしてきたフクは、完全な野生動物として生きるのではなく、二人のすぐ近くの山で暮らし、時々顔を見せながら、最期は大好きな二人に抱かれるように命を引き取ったのです。
    名前の通り、きっとフクは幸福だったと思います。
    実話を元にされたお話、透き通った美しい色彩の挿絵も心に沁みて、温かい気持ちになりました。

    投稿日:2023/08/25

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  • 実話ならでは

    親が読み聞かせる前に1人で先に読んでいたので「フクって誰だった?」と聞いてみTたところ、「イノシシだった!」との答え…うん、たしかに子供時代のフクはイノシシに似ていました。笑
    そんなズッコケた感じから読み始めましたが、読んでいるうちに「あれ、これ実話かな?」と感じ、あとがきで実話と知りやはり!と納得。フィクションには出せない、この、心にくる感じ。4歳の子供も読み終わった後じっと絵本を見つめていました。子供なりに感じるものがあったのかなと思いました。

    投稿日:2023/08/31

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  • 実話だそうです

    二ホンカモシカの赤ちゃんを保護したご夫婦のおはなしです。ミルクをやってフクという名前をつけて、一生懸命育てます。でも日本カモシカは、国の天然記念物に指定されているため1年たったら山に返さなければならないのです。人と野生動物とのかかわり方を考えさせられます。

    投稿日:2023/08/09

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