小学校の先生をしている知人が、1年生で好評だったとのことで、
読んでみました。
インド民話だそうです。
民族色溢れる鮮やかな色彩が一気にインドへ旅立たせてくれます。
クロドリの夫婦が住んでいて、ある日間違って、女房クロドリが王様に連れ去られます。
亭主クロドリの救出作戦のお話です。
「ランパンパン」というのは、武装した時の太鼓の音。
いかにも、亭主クロドリの強い気持ちを伝えてくれます。
そして、それが何度も繰り返されて、リズミカルに物語が進みます。
音読するだけで雰囲気が盛り上がってきるのでありがたいです。
途中、ねこやあり、枝や川までもが仲間となり、
その戦いぶりは何とも民話らしい大らかさですね。
クロドリの知恵もさることながら、クロドリ夫婦の愛もしっかり描かれていて、
嬉しくなってしまいました。