落語のこの手の本ってちょっとお勉強にもなったりして
私は読んでいてふむふむと楽しんでいます。
しかし、絶対、本物の上手な落語家が読んでくれた方が
おもしろいのだろうなあとも思ってしまうのです。
飄々としながら笑いをとるテクニックを持っているだろうから。
私もそのテクニックが欲しい。
なんでもかってくれかってくれという金坊に、おとうさんも
手を焼いていましたが、実のところ、一番子どもじみているのは
金坊ではなくおとうさんだったのだなあ。むしろ金坊の方が
天神さまでのおまいりでうまいこと言ったりして、ちょっと大人
な感じがしました。
私の母は江戸っ子。読んでいてこの子どもっぽいおとうさんと母とが
重なりました。娘(私)や孫(私の娘)の物も「見せて見せて」と
言いながら自分が夢中になってしまうことが多々あるのです。
ただ、江戸っ子母は、宵越しの銭は持たないタイプでもあるので
はつてんじんに行ってもかってくれというものを、いや、かってくれと
いっていないものも、片っ端から買ってくれるのでありますが。
まあそんなにいろいろ買ってくれなくていいけど大きな凧が
欲しくなりました(笑)。